SS お姉ちゃんと弟
ニオ「ステラちゃんって皆のお姉ちゃんみたいだよね!」
ツェルト「ああ、それは何となく分かる」
ライド「進んで苦労を背負いに行くとことか、まず年長者って感じな。あれは」
ニオ「ステラちゃんにごろにゃーんってして、思う存分甘やかして貰いたくなっちゃう」
ツェルト「ご、ごろにゃん!? ごくり……」
ライド「何、想像してんだか」
ニオ「反対にツェルト君とライド君は弟みたい」
ツェルト「俺が? へー」
ライド「俺が相手されてないの、男扱いされてなかったところに原因在りか! マジで? どんなとこ?」
ニオ「うーん、全体的に子供っぽい性格してる所とかかなぁ。あと、いつも手間がかかるところとか」
ツェルト「うっ、子供っぽい……か。ステラに意識してもらう為には、やっぱり先生みたいに、大人の余裕みたいなのを、見せないといけないのかなぁ……」
ライド「いやぁ、あれはないね。駄目な方の大人って気がするから、真似しない方がいいんじゃないの?」
ニオ「あ、先生は特別枠で駄目な人枠ね。何かもう、全体的に意気地なしで優柔不断でどっちつかずで、全部やろうとして結局全部できないみたいな、そんな駄目な人そう」
ツェルト「そうか? 俺は別のそこまでは見えないけど、。なんかやけに具体的な例え話だな……」
ライド「まるで見てたみたいに言うのな、ニオちゃん」
ニオ「もちろん、たまに見てたからねー」
ライド「何……だと」
ニオ「エル様に気安く近づくな、そこはニオの位置だ……って」
ライド「あ、甘酸っぱい方じゃなくて、ホラーな方」