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俺と、怪化と、アルタズム  作者: 藤山福徳
4/7

最強を目指して

『最強になれ』


俺は教官の言葉を思い出していた。

そんなの無理に決まっているだろ・・・・・。

と、考えていたが、安直に出た言葉ではないらしくしっかりと考えがあってのことらしい。

教官は続けた。


『無理だとでも思ったか?』

『そりゃ当然でしょ。』

『まぁその考えも間違えでもないな。』

(間違えじゃねーのかよ)

『だが、なぜ”謎系”は「無能」といいきれる?』

『だって説明されたじゃないですか、”謎系”は謎すぎるし、そのほとんどが使えないって・・・・。』

『ほとんどが、だろう。いいか、お前は周りの言葉に流されすぎなんだよ。だからそんなに鼻から諦めるような考えが生まれるんだ。固定概念は今すぐにでも捨てろ、ネガティブに物事を捉えるな、つまらない考え方はもつな。』


俺はその言葉に何も言い返せなかった。

当然だ。全てあっていたんだから。


『とりあえずお前は、一年全体の中で最強を目指すんだ。”異能”の内容をしっかり読み取ってみろ。』

『そんな、簡単に決めつけないでくださいよ・・・・ッ!』

『・・・・。ま、弱い奴は弱いままだからな。決めるのはお前だ』

『・・・。失礼します』


と、言い残して俺はソッコーで家に帰った。

言い返してしまったのは俺が自分にはできない、と決めつけていたからかもしれない。

弱い奴は弱いまま、か。

だったら、やるしかねえよな。

這い上がってみよう、一番下から。

報われなくてもやってみよう。

逃げたら本当に終わりだ。



☆★☆★☆★☆★☆★



とりあえず、強くなるために冒険者になろう、と思った。

冒険者とはクエスト、簡単に説明すると怪物を倒したり、素材を集めたりして生計を立てている人のことだ。

怪物は『ダンジョン』と呼ばれる、洞窟のようになっているものから出てくる。

ダンジョンは地下に続く形で階段式になっており、下に行くごとに怪物は強くなっていくとされている。

ひとつの階層ごとに『ボス』と呼ばれる存在がいてそいつを攻略しないと次の階層には行けないとされている。

とりあえず俺は冒険者になるため『ギルド』に行って『ステータスカード』を作らなきゃいけない。

話はそこからだ。














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