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混沌世界の空の下  作者: yukestar
第1章
6/6

4話

投稿が遅くてすみません。

木曜日に小説だけはできたんですけど、投稿わ売れてました(テヘ★)


どーもどーも、カオスです。

今年でやっと12歳。時間がたつのは早い。

12歳になると、この世界のルール上では冒険者になっていいらしい。と、俺は鬼畜に聞いた。

暗殺者として生きる前は冒険者だったらしく、色々と冒険者組合について詳しいらしい。


俺の今の能力だと冒険者ランクでいうランクB−かランクBあたりらしい。

この辺りの冒険者たちのほとんどは人外と呼ばれているらしく、その上のランクAは化け物と戦うべき魔物以上に恐れられるらしい。

元冒険者ランクAの鬼畜が言うのだから確かだろう。

だって、こいつも化け物だし。暗殺でいいならドラゴンでも単独で倒せるとか言ってたし。


でも、俺の父親、今世の、も化け物だったらしく、冒険者ランクA+を持っていたそうだ。

それも、魔法や魔道具を一切使わずただの品質の良い鉄の剣一本でそこまでたどり着いたのだから化け物を通り越しているだろう。

だけど、そんな父親を殺した悪魔とやらはどんだけ強いんだろうか。いや、マジで。俺、自分のことチートチートとか言ってたけど未だに鬼畜を倒せてないし、そんな鬼畜よりも強いであろう父親を殺した悪魔って、やばくないか?

よく俺は生き残ったわ。


それはともかく、冒険者だ。

冒険者になるには、まずは冒険者組合の支部に行って冒険者登録をしなければいけない。

冒険者登録をすると、その時点で冒険者ランクF−の冒険者として組合から認められ、自分のランクの一つ上(ランクF−ならランクFの依頼)までしか受けられないらしい。そして、自分よりも下のランクの依頼は受けちゃいけないのが暗黙の了解だそうだ。

まあ、俺はそんなこと知るかってことで安全第一、毎日下働きばっかしときますか。


「鬼畜。冒険者組合ってどこにあんの?」


「その鬼畜って止めてくれないっすか?」


「無理」


「そっすか……あ、あれが冒険者組合っす」


見えてきたのは木造の二階建ての建物。横幅は家二個分ほどで、中は結構広そうだ。

ただ、外側が傷だらけでちょっと怖い。あれ、絶対に剣とかでできた傷だよな。


中に入ると、一瞬で注目を浴びた。

じろじろと品定めするかのような目が多かったが、それ以外にも鬼畜の隣に立っていたフォリュタイの胸をなめるように見る男、俺にを嘲笑の目で見てくる男とかもいた。


「あそこの受付嬢のところで新規登録してくるっス」


鬼畜が指さした受付嬢を見ると、そこにはこの世界ではあまり見かけない茶髪の美女がいた。

推定年齢は十五歳かな?前世で言う中学生ぐらいの少女がそこにはいたのだ。


「えっと、新規登録お願いします!」


子供らしくそう言ってみたが……うん、やめとこう。


「新規登録お願いできるか?」


「え、あ、はい。こちらに名前と得意な戦い方を書いてください。代筆は必要……ではないですよね」


「ああ、大丈夫だ」


羊皮紙を渡されたのでそこに羽ペンで自分の名前を書く。

貴族名、前世で言う姓を書くのは長ったらしくて面倒くさいので隣に貴族とだけ書いておく。


得意な戦い方は……接近戦か?それとも魔法?

どちらも今では得意だからな、何とも言えない。

鬼畜には接近戦のみじゃあ勝てなくとも魔法を使えば勝てる。フォリュタイは、今じゃあ魔法のみでも勝てそうだ。まあ、勝ったためしがないが。だって、女性を気づつけるのはちょっと。


ーーーーーーーーーー

カオス・フォン・ベンテスティ 人族 公爵家次期当主(長男)・トレーニングマシーン・◆◆◆

レベル1 12歳

Hp : 2853

Mp : 3956

Str : 132

Int : 198

Agi : 157

Dex : 189

Vit : 67

Min : 128


Ex 説明眼、詳細表示


神話級

創造 Lv4


伝説級

スキル進化 Lv1


固有級

武芸百般 Lv3

(短剣術 Lv9

 長剣術 Lv7

 大剣術 Lv1

 弓術 Lv1

 槍術 Lv1

 流水剣術 Lv2

 大剣盾術 Lv1

 流水体術 Lv8

 体術 LvMax

 柔術 Lv5

 暗器術 Lv8)

氷属性魔術 Lv3

土属性魔術 Lv5

雷属性魔術 Lv4

ステータス上がり度 LvMAX

熟練度アップ LvMAX


普通級

洞察力 Lv9

魔力操作 Lv6

火属性魔法 Lv4

水属性魔法 Lv8

風属性魔法 Lv3

暗殺術 Lv9

礼儀作法 Lv1

速読 LvMax

料理 Lv4

体感支配 LvMax

柔軟体 LvMax


称号

転生者 トレーニング大好きっ子 努力の申し子 曲芸師 武王 

ーーーーーーーーーー


相変わらずレベルは1だがステータスはそこら辺の大人の冒険者を優に超えている。

ただ、Minが六歳のころからほとんど変わっていないのと、Vitが上がりにくいのが悩みどころだ。

Minはもうほとんど成長しない。六歳のころと比べて1増えただけだ。

一応ステータス上がり度アップを習得したのだが、それでもMinはあがらない。


それ以外に変わったところはスキルのレベルだな。

いろんなものが急成長した。普通なら1レベルあげるのに10年はくだらないと言われているらしいが、俺には関係ない。俺には、熟練度アップがあるからな。

そのおかげで、≪創造≫を使わなくてもスキルを簡単に会得することが可能になった。

例えば、○○属性魔法などのスキルだ。これらは魔法を使っていると自然と習得した。

他にも、槍術、大剣術などの≪武芸百般≫に入ってるスキルも会得した。

ちなみに、≪武芸百般≫は≪創造≫ですべての武術系のスキルをまとめるために創った。そのおかげで、今は創る前ほどステータスが汚くはないきちんと整理されている。


それだけでなく、俺は伝説レジェンダリ級のスキルを一個創造した。

それは、スキル進化だ。

スキルレベルがMAXになったものを三か月に一度だけ一つ、進化することが可能なのだ。

○○属性魔術は○○属性魔法のスキルがLvMAXになった時にこれで進化させた魔法である。

といっても、ほとんど変わったことはない。使える魔法/魔術は確かに増えたのだが、○○属性魔法の方の魔

法を全部習得していないため使えないのだ。

まあ、熟練度が上がってるから前よりももっと簡単に魔法を使うことが可能になったんだけど。



特に、固形の魔法、土と氷は使い勝手がいい。

椅子とかない時に持ってくるのが面倒臭くても作れるし、夏になれば土の傘と氷の椅子で涼むこともできる。

それだけでなく、氷魔法で氷像などを作ると結構幻想的なものができる。


おっと、話が逸れた。

えっと、俺の戦闘方法は……一対一専門って書いておこう。

今まで一対一でしか訓練したことないし、これでいいよな。


書いた羊皮紙を渡そうとしたら、隣から一人の大柄な男がやって来た。


「おいおい、ガキがこんなところで何しに来たんだ?」


ニヤニヤと笑いながらそいつは俺のところにやって来た。

おお、テンプレだ。


「今日から冒険者になるんだよ、先輩」


「冒険者?おいおい、聞いたかお前ら!冒険者だってよ!」


ガッハッは、と笑う男に続いて何人かの酒場に屯っていた冒険者たちが笑い声をあげた。

だが、他の冒険者たちはなぜか顔を真っ青にしていた。

え?なんで?ここは一斉で俺に襲ってきて俺が全員ぶっ倒すっていうテンプレじゃないの?


「お前みたいな餓鬼に冒険者なんて百年早いわ!」


背中に背負っていた体験を俺に向かって振るう。

縦に半分にするつもりかよ、こいつ。躊躇なさすぎんだろ。

いや、一応考えて大剣の腹を使って……それでもだめだわ!死ぬぞ、普通の子・・・・だったら!


「おいおい!それはやりすぎだろうが」


大剣の軌道を素早く読み取り瞬時に避ける。

そのまま受け止めてもよかったんだが、そうしたら後々目をつけられて面倒くさそうだからやめておいた。


「くそ!」


今度は……本気で大剣を振るのかよ!もう大剣の腹でも何でもないじゃん!


「だから、それはやりすぎだって」


横に一閃する簡単な軌道だったのでジャンプして避けさせていただきました。

そして、そのまま大剣の腹の上に身を置く。


これ、漫画であったよな。主人公が最強で相手の剣の上に乗るシーン。むっちゃあこがれたわ~。


「な、なんなんだよ、お前!」


「え?次期ベンスティ公爵家当主ですが?」


「き、貴族様!」


男は手に持っていた大剣を手放し、俺を見ながらわなわなと震える。


「お前の身の危険はそれだけではないぞい、グラン」


そして、その背後に唐突に一人のじーさんが現れた。

身長が低いので、小人族だろうか?所謂、ホビットと前世では言われる種族だ。

身長が低く平均して140cmほど。力が弱いので接近戦はあまり得意ではない種族と一般的には思われている。

だが、ふたを開けてみれば答えは違う。

彼らは力こそ弱いが、体力、隠密能力、俊敏さ、賢さではほかの種族を優に超え、最強の暗殺者種族といってもいい。と、家の鬼畜が言っていた。


確かに、この唐突さは危険だ。俺も、たぶんだが後ろにいる鬼畜も気づいてはいないのではないだろうか?


「お久しぶりです、師匠」


「久しぶりじゃの、カカリ」


「え、師匠!?」


このおっさん、鬼畜の師匠なのか!?

マジか~、鬼畜の師匠ってことはレベルが全然違うんだろうな。


「グラン。こいつはカカリ、元ランクA冒険者じゃ。そして、その隣にいるのがフォリュタイという同じく元ランクA冒険者であり、現ランクA+魔導士じゃ」


「フォリュタイも冒険者だったのか!」


「言ってありませんでしたっけ?私、こう見えても元冒険者ランクAの魔導士ですよって」


「言ってない。今初めて聞いた」


「そうでしたか。それはすみません」


「いや、いいけど」


てことはフォリュタイって、俺よりも全然強いってことか。

マジか~。勝てると思ってたのに。


「よかったな、グラン。相手がそこの小童こわっぱでの。もし後ろの二人邪ったら、この冒険者ギルドごと吹っ飛んでいたかもしれん」


「!!すみませんでした!!」


グラン(大剣男)は地面に頭をこすりつける勢いで土下座をしてきた。

土下座上級者なのか、こいつは?前世でもここまでの土下座は見たことがないぞ。


「すまんな、許してやっておくれ。こんな奴だが、一応腕は確かなのでな」


「いや、別に俺は気にしてないからいいぞ」


「そうか、安心したわい。普通の貴族じゃったら打ち首の刑になっとったからの」


ほっと安堵のため息をつくじーさん。

こんなことで打ち首の刑になるのかよ。怖すぎだろ、この世界。


「して、今日はここで何をしとったのじゃ?」


「冒険者の新規登録をお願いしに来た」


「そうじゃったか。なら、わしが試験官になろう。わしを納得することができたなら、最初からBランクでもいいぞ?」


最初からBランクだと!Bランクになるには最低でも十年はかかるらしい。なら、これに乗らない意味はない。


「おし、じーさん。その言葉に二言はないな?」


「そりゃ、ギルマスじゃからの。こっちにこい、小童。わしが相手してやる」


「小童じゃなくて、カオスって名前があるんだよ、じーさん」


「こちとら、じーさんじゃなくてフリオお兄さんという名前があるわい」


「さすがにお兄さんは無理が……」


「お・に・い・さ・ん じゃ。わかったか、小童?」


「……はいはい、フリオお兄さん」


俺はフリオじーさんの後ろをついていき、ギルド内にあるという訓練場へと向かった。

いつも通り、投稿は不定期です

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