第十九話 遥か遠く
そこは王都から遠く離れた、とある洞窟。
周辺は見渡す限りの草原となっているが、洞窟の入口があるためにそこだけは盛り上がって、小高い丘になっている。
丘の下に、岩がパックリと口を開けている。
その洞窟の入口で佇む一つの人影。
「契約が解かれた……?」
死んだか、それとも何か意図があってのことか。
まあどちらでも良い。
あの生きることに対してすら興味がなかった女が、この世で唯一執着した子供。
興味がある。
「楽しみだな……」
******
俺は荒廃した街を抜け、街の南側の噴水広場に来ている。
朝日がすでに昇っている。
仮面の目の穴から覗く日光が眩しい。
俺は思わず目をしかめる。
しかめついでに、また涙腺が緩む。
仮面のしたで、ツウっと雫が流れた。
俺はあの後、近くで燃え盛る火を手頃な長さの木材に移し、その火でルースを荼毘に付した。
朝日が妙に清々しくて、逆に切ない。
「あなた、ウサギか」
呼ばれた。
俺は声を掛けられた方を振り返る。
そこには王都騎士隊の鎧に身を包んだ男が立っていた。
顔を見る限り、かなり若い。
十代後半くらいの少年だ。
だけど騎士隊というだけあって、利発そうなキリッとした顔立ちで、茶髪がよく似合う。
「貴殿に折り入ってお願いがあります」
街の炎は水の魔法によって消し止められている。
鎮火が確認されたのはつい先程のことだ。
焼け落ちた建物群を眺めながら、俺は彼に頷いて答えた。
「あまり公表出来ないが、ネブリーナ姫殿下がまだ会場に捕らわれてる。魔剣武祭上位選手である、貴殿にその救出を手伝って頂きたい」
この空間に男の声が響く。
この噴水広場には俺と男しかいない。
他の王都民はみんな街の外に出ている。
南門の外からは依然収まらない混乱の声が聞こえる。
みんな、大切な人を失っているのだ。
俺だってそうだ。
今まで大した関わりを持たなかった息子が何言ってやがると思うが、最後の最後でルースは母親の顔をした。
だけど俺はそれに答えることが出来なかった。
ルースの気持ちは、その時に初めて知った。
ルースの記憶がなかったのだから、その気持ちを俺に伝える術はないが、俺はそれに気付けなかったことがやるせないのだ。
今まで全部分かった気でいた。
何にも知らないくせに。
騎士隊は確か、単独での行動を許されていないはずだ。
それはきっと、戦略的な理由からだろう。
だけどこの騎士の男は絶賛単独行動中だ。
何か、そうするだけの、たった一人で姫を助けなければならない理由があるはず。
だから。
俺は騎士の男に首を縦に振り、首肯する。
「おおっ、引き受けて頂けますか。自分は王都騎士隊のレイナードと申します。それでは早速、第一会場に向かいましょう」
レイナードは嬉々として名乗った。
俺は彼にどこから来るものなのかは不明な、幾ばくかの不安を感じながら、ついて行った。
******
〈ネブリーナ視点〉
「おい、これで本当に国王は来るんだろうな」
「そういう手はずになっているが、まだ知らせは来ていない」
「なんだよそれ。結局、首を落とすって嘘を付けだなんて命令を何で上の連中はしたんだよ。姫は抵抗しないって事前に分かっていたみたいだしよ」
「そうだな。それに、外がやけに静かだ。火も消火されている」
私を縄で縛っている解放軍の下っ端の男達が事態の進行を気にし始めた。
私は第一会場の王族席の椅子に縛り付けられている。
昨晩、会場の外でいくつも黒煙が上がり、悲鳴が聞こえた。
魔法でたくさんの人の命が失われたのだ。
それは悲しいことだ。
私はそれをただ眺めることしか出来なかったが、今の私は当事者だ。
それを悔やんでいる場合ではない。
ましてや、そんな事をする立場でもないのだ。
だけど、城ではいつも私の居場所は『蚊帳の外』だった。
国王であるお父様は私の意見を聞きはするものの、それを採用したりなどは決してしない。
私はお飾りなんだ。
氏素性も知らない上級貴族かどこかの王族に嫁がされて、外交の道具にでもなる。
それを生きていると言えるのだろうか。
だから、こうするしかなかったのだ。
私は、ちゃんと生きているのだと、お父様に知ってもらうためにも。
今まで生きていると嘘をついていたのだ。
何の変化もない、何も起きない、そして必要とされない人生なんて無意味だ。
全ての人間がお互いを必要とし、必要とされる世界は平等であるはずだ。
その時だった。
「ネブリーナ姫!! ご無事か!?」
王都騎士隊の鎧の男と、あれは……。
解放軍がここを占拠する直前に試合をしていた、ウサギ?
何故ここにいるのだろう。
―――――解放軍連中にちゃんと指示は出したはずなのに……。
*****
〈アスラ視点〉
レイナードは何も考えずに、会場に突っ込んで行き、敵が待ち構えているかも分からないフィールドに躊躇なく立ち入った。
バカヤロウ。
ここで慎重さを欠いてどうする。
ただ突っ込んでいくだけなら誰にでも出来る。
だが幸いにも、観客席にある皇族席には姫を捕らえる男二人と、フィールドに出てきた解放軍の連中が三人と、かなり手薄だった。
捨て駒か。
姫が殺されないワケだ……。
これは解放軍の力を世に知らしめるための、言わばデビュー戦に過ぎないのだ。
今になって、やっとゼフツ達があっさり引き上げた理由がわかった。
納得し、得心がいった。
腑に落ちた。
レイナードの話だと、国王のいる城は一切攻め入られていないし、街の沈静化も進んでいるようだ。
街には解放軍と思われる人間は既に居らず、あとは人命検索を残すのみだと言う。
そんな宣伝をするためにこの事件を起こしたというのか?
ではルースの死には何の意味がある?
そう思うと、俺の体は勝手に動いていた。
「あ、ウサギっ 作戦通りに……」
俺はレイナードの制止を振り切り、フィールドに現れた三人の男に放電をお見舞いする。
三回の放電。
残りの魔力が一気に減る。
だけど今の俺にはそんなことは、どうでも良かった。
ゼフツだけならまだ良い。
でもレオナルドとジュリアにまで裏切られていたなんて。
ただこのやるせない気持ちを、歯痒さを、この苛立ちを、人にぶつけたかっただけなのかも知れない。
バリッ!! バリッ!! バリッ!!
プスプスと体を焦がしながら、その場に倒れる二人。
試合の時のような手加減はせずに、なんの魔力の調整もしていない雷を放った。
でもここは戦闘フィールド上だ。
攻撃は全て精神ダメージに変換される。
死にはしない。
「き、貴様っ、まさか……ウサっ――――――」
姫を捕らえている男が俺の存在を認識する前に、俺は身体に仕込んである金属に磁場を発生させ、フィールドから観客席まで飛び上がる。
六メートル程の高低差を一瞬で縮める。
体をひねりながら、回転を加え、その周りを鎖鎌が這う。
磁場で放った両刃の鎌が片方の男の腸をくり抜く。
ここはもうフィールドじゃない。
ダメージはそのまま身体へと直接蓄積される。
吹き出す鮮血。
男の断末魔。
その様子に愕然としているもう一人の男には分銅を放つ。
それは頭に直撃し、骨が砕ける音がする。
頭蓋が異様なへこみ方をして、白目を向いた男はそのまま地面に倒れた。
初めて俺は殺人をした。
その事に一抹の後悔と高揚感が沸き起こる。
もしルースが死んでなかったら、躊躇ったかも知れない。
でも、もう後戻りは出来ないのだ。
今の俺は何かに必死で、何かに我武者羅だった。
人の死が、俺の中で何かを変えた。
でも罪悪感もある。
おそらく、こいつらは何も知らされていないのだ。
そして息を切らしながら、遅れて観客席に駆けて現れたレイナード。
「全く、君。はあ、はあ……。作戦では君が観客席の敵、僕がフィールドの敵だと言ったじゃないか」
俺はそれには返事をせず、ネブリーナ姫の様子を流し見る。
「あ、ありがとうございます。騎士隊の方、ウサギ、感謝します」
「い、いいえっ とう、当然の事をしたまででしゅっ あ、あの、ですっ」
レイナードはかなりどもりながら、しどろもどろに話す。
何だか様子がおかしい。
顔が赤くて、凄い汗を掻いている。
ここまで走ってきたという原因もあるだろうが、その他にも理由が……。
ああ……。
だからレイナードは自分の隊を抜けてまでして、単独で姫を助けようとしたのか。
俺は救出の手助けじゃなくて、白い着ぐるみで白馬役をした方が良かったか騎士様?
「あ、あの、お名前を教えて頂けませんか? 何かお礼がしたいのです」
「自分は、騎士隊の、れ、レイナードといいます。し、しかし、礼には及びませんっ」
「そういうわけにはいきません。私の気が済まないではありませんか」
「そっ、それでは、お言葉に甘えて……」
レイナードめ。
なんていじらしいヤツなんだ。
俺は空気の読める人間だから、ここでお暇するよ。
「ちょっと待ってください。あなた、ウサギですよね。もしよろしければお顔をお見せ願えませんか?」
あのブルー綺麗なの瞳に見つめられては、否応無しに従いそうになる。
幼いながらも将来有望そうな可愛い顔立ち。
あと五年もすれば男がホイホイ釣れるだろう。
白いドレスが、白い肌によく似合う。
洗練された美しさ。
陶芸品のように精巧に磨かれた少女。
レイナードの気持ちが分かる気がする。
俺は敢えて、声を出すことにした。
もう俺を叱るレオナルドもジュリアもいない。
こうなったのはお前たちのせいだからな。
なんて、八つ当たりか。
まあ、声を出す理由はそれだけではないのだが……。
「それは出来ない。お姫様」
一瞬俺の声に驚いたような表情を見せるも、すぐに言葉を返してくる。
「何故ですか? できればお話頂けませんか?」
「では逆に尋ねる。何故あなたは無事なんだ?」
「!?」
姫、もといネブリーナに戦慄の表情が浮かぶ。
やはり、俺の見立ては正しかったのか?
でも決定的な証拠がない。
今は保留か。
「どういうことだい? ウサギ」
俺の言葉に怯えを禁じえないネブリーナ。
その理由も、俺の言葉が指し示す内容も理解出来ていないレイナード。
埒があかない。
もうここに用はないんだ。
目的も達した。
俺は二人に頭を下げて、その場を去る。
「また会おう、レイナード」
「あ、ああ。ありがとう」
レイナードはワケが分からないと言いたげな顔で、気のない返事をする。
状況をイマイチ掴めていない様子。
一方、ネブリーナは依然険しい表情だ。
レイナードに付いて来て正解だった。
感謝しないとな。
ここに来て、ようやくわかった。
「この国は、腐っている……」
*******
〈ジュリア視点〉
時は遡り、二十四時間前。
精霊祭初日、私はアスラに仮面を渡し、その場で別行動を取った。
噴水広場で試合の時間をギルドカードに記録してもらう前に、私は兄さんと街の北に位置する王城を訪れた。
「レオナルドとジュリアだ。フォンタリウス公爵に用件がある」
兄さんは門兵にそれだけ言うと、門兵は理解したようで、道を開けてくれた。
さすがだ。
手を回すのが早い。
城の中に入ると、そこは巨大な空間だった。
遥か上の天井には、どうやって掃除するんだ、という疑問を抱きかねない大きなシャンデリア。
床や壁は全て大理石で造られており、私達の足音がカツンカツンと、そのあまりにも広い空間にこだまする。
そしてその中にポツンと佇む一人の男の影。
ゼフツ公爵だ。
「よく来てくれた同志よ」
「これも仕事なんでね。それより今日は精霊祭ですよ。ご家族の方はよろしいので?」
兄さんが私達の上司と話をする。
この作戦は私たちが主体だ。
どれだけ街に事件の記憶を刻むかが重要だ。
「ああ、娘の試合まではもう少し時間がある。さあ、手短に話を進めよう」
「「はい」」
私達はゼフツ公爵の執務室に案内された。
身が引き締まるのを感じる。
これから、この街を、国を私たちが脅かすのだ。
それが世のためとわかっていても、必ずこの作戦には犠牲が出てしまう。
「レオナルド、君はあいつに仮面を付けるよう指示はしたね?」
「はい、しました。ですが良いのですか? あれはあなたの息子じゃ―――――」
「良いのだ。アレとはもう縁は切った」
このやり取りだけで、このゼフツ公爵という男がどれだけ非情なのかがわかる。
息子の話で、ここまで無関心な顔ができるものか。
その表情には恐ろしい程、何も映っていなかった。
「仮面をつけて常に顔を隠していれば、死体の素顔を見ても、ウサギの正体が浮かび上がることはない。そして国民にはこう言うんだ。ウサギは我が身可愛さに逃げ出した、とな」
ゼフツ公爵の表情にも納得だ。
この男は今、息子を殺そうと企んでいるのだ。
「我々の計画にあの子供は非常に大きな障害だ。なんせルースの息子なのだ。ルースが何をするかわからない」
「ルースって奥さんですよね。アスラの話を聞く限りでは奥さんはあまりアスラを気にかけていなかったようですが」
「ルースという人間と、彼女の事情を知ればそうは言えなくなるさ」
どういう意味だろう。
兄さんと私は揃って首を傾げる。
私たちはそのルースという女のことを詳しく知ろうともしなかった。
あまつさえ、その存在が及ぼす危険すら感知していなかった。
「絶対領域の魔女だよ」
「!?」
私は絶句した。
絶対領域の魔女。
まだ幼い時に契約不可能と言われた精霊との契約を果たし、特殊な魔法を独自に開発した魔女と呼ばれた女。
彼女と戦った魔法使いはみんな、魔法を使うことすら許されなかったと聞いたことがある。
その力を以てして、国王の近衛魔術師に選ばれた麒麟児。
だけどその正体は不明で、オドオドした優しい女という噂もあれば、全てを見下した孤高の冷たい女という噂もある。
どんな人間なのかはあまり知られていない。
ただ、その特殊な魔法を使うにはそれ相応の対価も必要で、その影響で頭がおかしくなって蒸発してしまったという話も聞いたことがある。
まさか結婚していたとは。
それに子供まで。
「アスラ程度ならガノシュタインが居るからまだしも、ルースにはガノシュタインは疎か私も敵わない。もちろんシェフォードも同じだ。今のルースは何故か記憶がないのだ。何かを隠している。アスラを屋敷から追い出した時もルースは何かをあいつに託していた」
ゼフツ公爵は思い出すように話す。
「今回の目的は国王に我らの脅威を認知させることだ。ルースが出てきて再び王都の王族付き魔法使いに抜擢されないとも限らん。もしそうなればその脅威に我々の打つ手がなくなる。その前に、アスラと接触する前に、アスラを消せ。それもネブリーナ様を捕らえて、アスラが逃げ切るまでの一瞬の間にだ。念のためガノシュタインも使うが、もしもの時は例の場所で落ち合う。いいな?」
「「はっ!」」
兄さんと私は今回の作戦内容を了解する。
ルースはアスラと接触すると、必ずこの作戦に障害を起こす。
私達には組織のトップがいる。
資金を集め、人材を増やし、私達に仕事を与え、その結果に応じてお金が支払われる。
私達解放軍のトップ、そして雇主だ。
それが誰なのかはここで知る者はいないが、トップが集める資金は膨大だ。
まるで大金持ちの貴族か、王族のような金の振る舞い。
でも今回は最悪の場合はトップの命に危険が及ぶ。
それだけは避けなくてはならない。
もし何かあれば、この作戦、退いては解放軍まで水の泡だ。
でも兄さんの意見としてはアスラを仲間に引き入れたいようだ。
私もそれには賛成。
アスラが仲間になってくれれば心強い。
あの魔法があれば戦力増強に繋がる。
だが今回の作戦では、その力が私達に牙を剥くかも知れない。
もしそうなった時は作戦通りにするしかない。
悲しいことだけど。
次の日、アスラがルースと接触したと知ったのは、ルースと対峙してからのことだった。
結果的にルースは幹部の一人、シェフォードによって倒された。
私達はルースという危機から身を遠ざけたため、後で知ったことだが、アスラをかばって死んだなんて……。
私達のやっている事は本当に正しいんだろうか……。
いいや、正しいに決まっている。
私は昔に家族を殺された。
ずっと思っていた。
この国はそんな連中を野放しにしたままのクセに、戦争や権力の争い、もっと言えば金のことや他国から見た評価ばかり気にしている。
そんな国は栄えても民を食い潰す。
変えてみせる、そう思った。
…………。
でも親が殺されてなかったらいいのか?
その親が子を捨てるなどということがあっていいのか?
ゼフツ公爵とアスラのように。
そして親にも、私達にも裏切られたアスラのたった一つの世界を壊してもいいのか?
いいや、迷ってはならない。
もっと良い、アスラにだって苦しみのない世界にするんだ。
そんな風に息を巻きながらも、やはり私はその迷いを断ち切れずにいた。
何で、こんなにも。
昨日のアスラの悲しそうな顔が頭に浮かぶんだ……。
******
〈アスラ視点〉
俺のズボンポケットに入れているガラス球が光り始めたのは、レイナード達と別れて会場を出たときの事だった。
その時間はいつもなら朝食を食べている時間だ。
本来なら精霊祭三日目が始まる時間。
朝日がさっきまで輝いていたのに、今は厚い雲に空が覆われている。
この街が壊され、燃やされたこともあり、辺りが心なしか薄暗く感じられる。
ポケットからガラス球を取り出す。
ルースから貰った木箱の中身だ。
昨日見た時は無色透明のただのガラスの塊だったのに、今は眩しいほどに光っている。
その光が弾けたかと思うと、糸を引くように細い光線が遠くの空を一点に指した。
「この光の差す方向にラ○ュタが……んなわけないか」
昨日の事件で気分が落ち込んでいるせいで、暗い声になってしまう。
寝不足もあるだろう。
でもそんなことはお構いなしに、光は迷うことなく王都の外を指す。
いや、その逆か。
こんな絶望の中だからこそ、光があるのか。
情けなくて、金も何もなくて、今あるのは遠く、遥か遠くを指す光だけ。
その遠い道のりは困難で、辛くて、しんどいだろう。
前世の俺ならそこで諦めて、めでたくヒキコモリデビューだ。
でもここには引きこも?家すらない。そして引きこもる気もさらさらない。
これまでの生活は失われたが、掛け替えのないものだった。
馬車で励まされ、膝枕で寝て、王都では家に迎え入れてくれた。
子供には無理があるだろうに剣術を教えてくれて、そして俺の方は子供のくせに教えられたことをやってのけてしまう。
そんな生活に驚きや笑いが絶えなかった。
二人との存在は俺が勘当されて途方に暮れていた時に、道を照らした光だ。
その光は失われてしまったが、この今俺の手の中にある光も、次なる光だと信じたい。
俺は遥か遠くを目指すことを決めた。
今日(2014.07.01)の昼頃、日間ランキングで1位になっていました。
たくさんの感想を頂きました。
嬉しかったです。
これからも頑張りますので、よろしくお願い致します。
※加筆・修正しました。(2025.03.18)




