8話 王都に行き兄上の様子を見てくる!
投稿します。よろしくです。
文章を書く事がとても難しいと感じています。
雪積もるのかな?
盗賊団討伐後、私は屋敷で学園入学の為の勉強をしている。なぜなら試験が近いからだ。たぶん試験さえ無事に受ければ合格する自信はある。ここから王都まで試験日から逆算して、そろそろ余裕をもって出発したい頃だ。
「父上、王都の子爵邸に向かいたいとおもいます。学園入学の試験の為です。よろしいでしょうか?」
「少し早くないか?まぁ、いいだろう。準備をしっかりと行い、必ず護衛と行動するように。それから、…もし可能ならラウと婚約者のルビ様の様子も見てきてくれ。会えたらでいいが。」
「え?…」
「え?…」
「しょ…承知しました。」
翌日、護衛と共に王都に向けて出発した。3人とも馬に乗れるので早い。浮いた時間で王都を観光するつもりだ!なぜ私が兄上の様子を見ないといけないんだと思う。そして、哀れな婚約者の様子まで見ないといけない。
ひたすら北西に向かって進んでいる。子爵領から出るだけで3日はかかる。本気で走れば2日だが、馬がかわいそうだ。急ぎでないので、町や村にも立ち寄り宿を借りて過ごしている。現在は、ぎりぎり子爵領内の町の食事処で3人でいる。
「ロックとラムも私が学園に入れば、護衛の任をとかれるかもね。その後はどうするの?兄上には護衛がついてないと聞いたけど。」
「サラ様、護衛はラウ様にもついております。敷地内に入らないだけで、手紙のやりとりや王都内を移動する時は必ず護衛と動いています。」
「そっかぁ、ならロックとラムも変わらず護衛かもね。どうせなら空き時間に何かすれば?平日、私は学園があるし。」
「私共の事をサラ様はお気になさらずに。子爵様から護衛費を頂いていますが、王都は物価が高いのでラムと冒険者でもやりながらお金を稼ぐつもりですから。予定では子爵邸で空いている部屋を借りて、休ませて頂くつもりです。」
「なにそれ!私が学園で勉強している時に随分と楽しそうね。まぁ、いいわ、好きにすれば。」
宿で1泊してから翌日も馬での移動である。知らない景色が流れていくのでとても楽しい。こんなに美しい景色が見られるだけで幸せだ。子爵領をぬけて伯爵領に入った。王都に近づくにつれて貴族の階級が高くなる傾向がある。伯爵領はとても広く、通り抜けるまでに5日はかかる見込みだ。
「たしか伯爵の子供も今年学園に入学だよね。以前、忘れたけどパーティーで会った気がする。」
「その通りです。サラ様が通われる学園は、主に学年ごとに3つのクラスに分けられているらしいです。王族や伯爵以上の上位貴族、子爵から騎士爵の下級貴族、平民の商人の子供であり、格上に間違えて話しかけないようにお気をつけ下さい。」
「わかっているわ。家庭教師に嫌というほど聞かされたから。はぁ~友達できるかな?」
顔の表情から呆れている護衛の2人だ。まぁ、いいけどね。私、試験が終わっても王都から子爵領へ帰らないから。だって、10年近くいても友達1人も出来なかったし。ぼっちの剣聖なんて誰得だよ。
伯爵領の領都に到着した。ロックが宿に入り、借りられるか確認している間、ラムと私は店の外で待機している。領都とはいえ平民がほとんどであり、みすぼらしい格好をしている者が多かった。私の姿は、どう見ても貴族のお忍びに見えただろう。この伯爵領は税が他より高い事でも有名だ。
「おい、お前。お前だ!貴様、今私の事を睨み付けていただろう。不敬だ。こいつらを捕らえろ。」
馬車で急に現れた貴族?から言いがかりをつけられてしまった。ロックを待っていただけなのに。私とラムに数人の兵隊が近づいてきた。関わると面倒なので、「あぁ?」とちょっと威圧したら貴族?含めて全員が泡ふいて倒れてしまった。ちょうどロックが戻ってきて、状況をすぐに察した。
「すぐに、ここから出ましょう。宿はまた別のところで探します。」
ロックや宿主に申し訳ない事をしたと思う。ただ待っていただけなのに…。追手がくることも想定して、なるべく急いで伯爵領をぬけた。ロックの話だとおそらく伯爵家の次男か三男ではないかと言っていた。あの兄弟は、権力を笠に着て、悪い噂を聞くと言っていた。
伯爵領をぬけて、侯爵領に入ればあと2日くらいである。ここの次女と兄上が婚約したらしいので奇跡である。いまだに信じていない自分がいる。侯爵領は広くないが、王都に近く、ウェイン公国、アスラーン帝国、北の蛮族が住む山地にもわりと近い気がする。他国と戦争になれば間違いなく戦場と化すだろう。王都も近いから同じだと思うが…。
侯爵領に入り、一番近い町で宿をとり休んでいる。3人とも疲れがたまってきている。特にラムの消耗が激しく数日間ここで休むことにした。その間に町を見てまわったり、色々とする予定だ。
「申し訳ございません。」
「仕方ないわ。睡眠が途切れ途切れになるから。24時間私の事を気にしていれば調子が悪くなる。それよりロック、町を見てまわりたいんだけど。」
「承知しました。ラムは宿で休んでいなさい。私が護衛につくから。」
ロックと共に商業区を見てまわっている。肉の串焼きが売っていたので、購入して噴水の前で食べている。
「これ美味しいわ!帰りにラムの分も多めに買っておこう。アイテムボックスにいれておけば時間停止だし。」
「サラ様、アイテムボックスの事は小さい声でお願いします。そろそろ宿に…」
「ロック、あそこに誰かいませんか?盗みか?大きな屋敷の窓から出てきた2人組が包みをもっていますね。大事そうに抱えて、あやしいですね。」
「サラ様はこちらでお待ち下さい。私が見てきます。おそらく盗みですね。」
走って2人組の後を追いかけているロックを私もこっそりと追いかける事にした。身体強化をかけて、人混みをかき分けて、裏通りに出た。馬車に大きな包みをのせているところで、ロックが話しかけていた。
「包みの中身を見せなさい!先程の建物から盗んできたな?」
「てめーには、関係ねぇだろう。痛い目みたくなかったら失せろや!」
2人組がロックに襲いかかり、その間に馬車が動き始めた。ロックに目配せして、私が馬車を追いかける事にした。通りすがりに目で2人組を威圧しておいた。1人が倒れていたが、もう一人は耐えた様だ。一人ならロックでも大丈夫だろう。
身体強化を使い、猛スピードで走る馬車に追いつき、御者の横を走っている。
「ねぇ、さっき盗んだ物を返してくれない?」
「なっなんだ…誰だ~貴様は!」
言うことを聞かないので、蹴りとばして私が馬車を何とか止めることが出来た。先程の男を縄で縛り、さっそく大きな包みを確認することにした。金目の物でも入っているのかな?焦って逃げる位だから相当何かあるだろう。
包みを開けると意識のない可愛らしい私と年の変わらない美少女が横たわっていた。かなりやっかいな事かもしれない。軽く肩を叩いて声を何度かかける事にした。
「ねぇ、大丈夫ですか?」
少しすると一度目を開けたが、状況を理解出来ておらず、再び目を閉じてしまった。その間にロックが私のところまでやってきた。先程の建物まで馬車で移動する事になり、その建物の執事風の男性に話を聞くことになった。
「この度は、ルビ様を救ってくださりありがとうございました。必ず主にお伝えしますので、お名前をお伺いしてもよろしいですか?」
「私は、ここから南にある子爵家のサラといいます。たまたまだからお礼は不要よ。それにルビ様は兄上の婚約者ではなくて?何でこんな所にいて、襲われたのか知らないけど。」
「捕らえた者達はおそらく侯爵様の敵対派閥の者です。我々の隙を狙ってきた様です。あなた様がおられなければお嬢様がどうなっていたか。」
一度、宿に戻りラムに串焼きの肉を渡しながら今日の話をした。翌日に3人で侯爵家の別邸に伺う事にした。
「サラ様、ようこそおいで下さいました。目を覚ましたルビ様がお待ちしております。」
執事に案内された部屋で、顔立ちのはっきりとした美少女がこちらに笑顔を向けた。
「あなたがサラね。私を助けてくれてありがとう。あなたの兄の婚約者で間違いないわ。」
「いえ、偶然気づいただけです。お初にお目にかかります。ふつつかな兄がお世話になっております。実はこれから王都に向かい学園入学の試験を受けに行く予定になっております。ルビ様は、試験を受けられるのですか?」
「私は試験免除で入学します。それより、私はあなたに会いたかったわ。こちらで2人で話しましょう。」
護衛は離れた所で待機しており、広いガーデンで紅茶を飲みながら、お菓子を頂きルビ様と向き合っている。お互いに人となりを確認して、2人でいる時はお互いにルビ、サラと呼び合う約束をした。
ルビは、回復士として頂点に位置する位の実力が既にあるらしい。これから学園で会える事を楽しみにした。翌日、身分を越えた友情が出来たことに喜びを感じながら、王都子爵邸を目指した。子爵邸について兄上が元気そうでよかった。ルビ様がさらわれそうになった話をしたらひっくり返っていたが…。
期待通りの動きをする兄である。
<ステータス>
名前 サラ
年齢 10歳
立場 子爵家令嬢 友達1人
強さ 剣聖 レベル14
HP 270
MP 999
スキル 鑑定(40)、威圧(100)、無属性(170)
※無属性魔法の身体強化、アイテムボックス、スラッシュ、神速(短い距離を瞬間移動する)
名前 ルビ
年齢 10歳
立場 侯爵家令嬢
強さ 回復士 レベル16
HP 220
MP 600
スキル 鑑定(20)、聖属性(40)
※聖属性魔法のヒール、エリアヒール、マジックアロー
名前 ロック
年齢 17歳
立場 子爵軍小隊長 軍団長ザノの息子
強さ 盾士&中級剣士 レベル18
HP 450
MP 210
スキル 無属性(80)
※無属性魔法の身体強化、身代わり、シールドバッシュは盾士最高の技
名前 ラム
年齢 16歳
立場 中級魔術師 元孤児院の出身
強さ 魔術師(基礎属性 水、応用属性 氷)
レベル17
HP 180
MP 400
スキル 水属性(60) 氷属性(120)
※水属性のウォーターボール、氷属性のアイスボール、アイスシールド、アイスランスを使用可能で将来を期待される魔術師
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