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5話 兄のラウに不釣り合いな婚約者が出来る!

投稿します。よろしくです。

週2投稿を目指します。

鑑定の儀式から約1年が過ぎようとしている。その間、特に変わった事と言えば私の剣術の技術が父上のルドルフと並んだ位だろう。もちろん私は身体強化を使っており、足りないフィジカルを補っている。父上は、通常の状態での話だ。現役を退いたが、それでも私よりは本気なら上である。既に子爵軍にいる兵士の大半と模擬戦もこなしており、私は充実した1年間を過ごす事が出来た。


実力で数百人いる子爵領の兵士の中のベスト5に私は入っている。私より強い兵士は、4人で父親を除いた3人を以下に並べてみる。その内の若い2人が私の護衛として選ばれた。兄は学園に通っているので護衛はついていない様に見えるが、私が知らないだけでおそらくいるだろう。鑑定スキルがあるので、ステータスを確認した。



<ステータス>

名前 ザノ

年齢 39歳

立場 子爵軍団長

強さ 上級剣士 レベル22(LvMax)

HP 580

MP 220

スキル 無属性(60)

※無属性魔法の身体強化のみ使える。そろそろ引退を考える歳である。



名前 ロック

年齢 15歳

立場 子爵軍小隊長 軍団長ザノの息子

強さ 盾士&中級剣士 レベル15

HP 400

MP 180

スキル 無属性(50)

※無属性魔法の身体強化、身代わり、シールドバッシュを使いこなす秀才



名前 ラム

年齢 14歳

立場 中級魔術師 孤児院の出身 

強さ 魔術師(基礎属性 水、応用属性 氷)

 レベル14

HP 140

MP 320

スキル 水属性(30) 氷属性(70)

※水属性のウォーターボール、氷属性のアイスボール、アイスシールド、アイスランスを使用可能で将来を期待される魔術師



ちなみに私のステータスはこんな感じである。実践経験無しの訓練のみで強くなりました。新しく覚えたスキルスラッシュは、死人が出そうな威力のため使っていない。魔物で試してみたいと思う。遠距離攻撃は体が汚れなくていい。


<ステータス>

名前 サラ

年齢 8歳

立場 子爵家令嬢 友達なし

強さ 剣聖 レベル7

HP 110

MP 999

スキル 鑑定(20)、威圧(50)、無属性(120)

※無属性魔法の身体強化、アイテムボックス、スラッシュ(斬撃を飛ばす事が出来る)



ちなみに模擬戦の際にスキル威圧を使ってみたところ倒れる兵士が続出して父親から使用禁止にされてしまった。鋭い目つきから放たれる威圧は普通ではないらしく、並みの人間では泡をふいて倒れる。まったくもって汚い。使う際に気を付けないといけない。威圧に耐えるためには強い精神力や高いレベルが必要なようだ。


それからしばらくして、家をあけていた両親と共に兄のラウが王都の学園から護衛を連れて戻ってきた。だいぶゆっくりとしてきた様だ。距離が馬車で2週間以上あるので、簡単には戻れないが、年に1回は最低でも兄は戻ってきている。これでも子爵家の嫡男なので、何かあっては困るため、子爵軍から選ばれた兵士が迎えにいく。身代金目的の誘拐がないわけではないし、魔物が道中にいる場合もある。


今回は両親も兵士と一緒に迎えに行き、王都の子爵邸でラウが冬休みの間、社交界で他貴族との交流をしてきた様だ。要するに兄のラウの婚約者探しを必死にしてきたという事だ。自分の事は棚に上げて言うが、本人に特別な魅力やコミュ力はないが、貴族の嫡男だから何とかなりそうな気がする。さて、今回はどうだったんだろう。あまり兄の事を心の中とはいえ中傷するのはやめよう。


現在は、家族4人で食卓を囲んでいる。食事はメイドが運んでくれるので、私達は会話に集中出来る。大変だと思うが、貴族と平民には明確な越えられない差がある。私の護衛にしても同様である。父親のルドルフは執事に伝えて、執事からメイド達に指示がいく。軍でも同様である。母親のカテリーナでさえメイド長と補佐としか口をきかない。私には同じ人間にしか見えないが、貴族と平民の価値の差が明確に存在している様だ。


軍団長1人の命は、残りの兵士300人に匹敵すると言われている。完全な縦社会であり、階級がものをいう。私の護衛であるロックやラムは、軍の中ではエリートにあたる。何年もかけて実力をつけてきて私の側にいる権利を得た。色々と言ったが、賃金が出る仕事である。金払いが悪ければ、誰も言うことを聞かないだろう。例え貴族が相手でもだ。


中にはひどい貴族もいるらしく、使用人が辞めるにあたり、兵士を刺客として送り込み殺させる貴族もいるらしい。情報が漏れる事を防ぐという表向きの発想だが、裏切りを許さない貴族のプライドだろう。貴族は利益にめざといので注意がいる。平民であればなるべく関わらないのが、懸命である。


また、平民のメイド達も生きるために必死である。金がなければ死ぬからだ。兵士のロックは私に対して軽口をたたくが、やることはやる。ラムは大人しく親もいないので、私がいらないと言えば子爵軍にはいられない天涯孤独の身である。才能があるので、冒険者として活躍する可能性もあるが…。


長い期間の馬車での移動だったため、両親たちは疲れているだろうが、それを感じさせない位何だか興奮している。えーと、何かいい事でもあったのかな?食事の途中で話を切り出したのは父親のルドルフだった。


「サラ、聞いて驚くなよ。ラウの婚約者が決まった。なんと…宰相をしている侯爵家の次女ルビ様だ。こんな事は普通ではあり得ない。侯爵家の長女が王子の婚約者だからな。それにしても相手側からの申し入れだから、断る事が出来ないあり得ない話だった。私と違って、中央に強いパイプがあるので、サラもこれで将来が安泰だ。なんてめでたい日だ。」


母親のカテリーナもラウも舞い上がっていたが、私だけは何か裏があると考えていた。仮にも大貴族が娘を差し出してまで欲しいものは何か?子爵領で価値のあるものは?特別他の領地より優れているものはなく、王都からも遠く不便だ。割と広い土地なのか?ルビ様も不憫だろうが、親の決定には逆らえない。


「まさか…私?剣聖という適性がバレて狙われたのか?いや、それはないか。そもそも知っている人が限られているから。私には理解できない兄の魅力にルビ様が気づいたとか?それは、絶対にないな。2回言うがない。」


いずれにせよ婚約者が出来た事はめでたい話なので素直に祝う事にした。兄のラウは、ルビ様と少し話したらしいが、大変な美少女であったらしい。完全なほのじであり、兄のIQが下がり話にならなかった。そして私と同い年なので王都の学園に行けば会う事もあるかもしれない。


少し後に気づく事になるが、侯爵が狙っていたのは剣聖の私であり、娘を差し出して、吹けば飛ぶような子爵家と関係を作った様だ。100年に1人と呼ばれる才能を捕まえるために。ひいては国王陛下のため。そして、もう一人の自分の娘を王子の婚約者にしている自分のために。


侯爵家の娘であるルビは一人部屋で何の魅力も感じない子爵家の嫡男と婚約することになり、涙で枕を濡らしていた。侯爵の父親に逆らう事は死を意味する事であり、家を追放されれば私の生きる道はないだろう。私は回復魔法の使い手なので冒険者という生き方や教会で働けるかもしれないが…。父に邪魔されれば、この国で本当に生きられるのか?


父上の事だから格下の貴族に私を嫁にいかせる事に何か理由があるのだろう。理由は伝えられていないが、そこから調べれば何か今後の対策もわかるだろう。好きでもない男性と結婚したくない。婚約破棄出来るかもしれないので、まだ諦めるには早い。これから6年間の学園生活もあるので、下ばかり見ずにしていこう。運命はある程度決まっているが、選択次第で少しずつ方向性を変える事は可能だ。私は私を諦めるつもりはない。


読んで頂きありがとうございました。

寒いので体調には気をつけて下さい。

はやく野球が見たいな~

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