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目つきの鋭い子爵家令嬢サラ~生まれ変わった人生も鋭く生きていきます!!  作者: 社畜チョコ


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25話 北の蛮族と王国第三騎士団の死闘

投稿します。よろしくです。

病院に行ってきたわ!

眠い~。薬のせいだ~。ヘルプ~

※王国第三騎士団団長ガードナーの目線です。


普段から北の未開の地に住む蛮族との小競り合いは頻繁に起こっていた。その度に部下の兵士が、毎回数人はやられており頭を悩ませた。そして、今回は敵も本気なのか1万の兵を率いて国境をまたいできた。いつもの数百の規模とは異なり、本当に不味いかもしれない。


敵の蛮族は言葉が通じず、意味不明なことを叫んでおり、剣というか鉈の様な物を振り回している。奴らの特徴を一言で言うなら、とにかくしぶとい。剣で切りつけて倒したと思っても、立ち上がってくる強靭な精神力は異常だ。


中には内臓が飛び出ていても平気な顔をして戦う者もいた。確実に殺すなら首を落とすしかない。現在は、国境付近で遠くに見える蛮族が攻めてくるのを5千の兵で待ち構えている。砦や要塞などあり、こちらの方が有利ではあるが厳しい戦いになりそうだ。


いくつかある砦や城に200〜700配置しており、

今いる高台には私が率いる3千の兵士を残している。ここまでたどり着くまでに人数を減らしてもらいたいものだ。王国には援軍を既に要請しているが、あまり期待は出来ない。教会騎士団はおそらく動かないだろう。


「ガードナー団長、兵の配置完了しました。」


「わかった。今から号令をかける。」


「全軍につぐ!これより我らは蛮族を討伐せし修羅と化す。死にたくなければ、敵を倒せ!」


「おぉー!」


大きな声に混じる様に蛮族の足音と馬の蹄の音が聞こえた。当然、高台にいる兵士は騎乗しており、待機して機会をうかがう。遠くに見えていた敵がすぐ近くまでせまっている。娘のバーバラがいれば心強いが、初陣がこれでは可哀想だ。およそ1時間後に戦闘が開始された。


「団長、現在のところ敵兵は砦や要塞にとりつき互角の状態です。」


「わかった。簡単には落とせまい。迂闊に近づけば味方の矢にあたりかねないので、敵の背後を3千の兵で突き破る。相手を動揺させられればいいだろう。」


高台から私を先頭に左回りに軍を動かして、2時間以内に元の所に戻る予定だ。結果的には上手くいき、敵の背後を突き破り、千の兵を蹴散らす事が出来た。こちらも数百の兵を失ったが。元の高台に戻り、暗くなったところで敵兵が退いたので休む事にした。


戦場にいれば味方や敵も死ぬ事が当たり前になり、何か行動をすれば人が必ず死ぬ。今日の作戦にしても高台から動かなければ、味方は1人も死ななかったし、敵だってそうだ。指揮官の判断1つで若者は死ぬ。全員で生きて王国に帰りたいが、それは現実的に無理だ。眠れなくなってきたので、テントから出て外の空気を吸うことにした。


「ガードナー様、お見せしたいものがありまして。蛮族の討伐に役立つかもしれません。こちらに来て頂けませんか?」


王国の鎧を着た見知らぬ若者に声をかけられた。この時点で怪しむべきだった。気になるので後に続くと、不意に背中に激痛が走った。鎧も着けずに剣1本で出歩いて油断した。


「何だ?」


振り向き様にさらに一閃をくらってしまった。かなり不味い状況だ。この2人は記憶にないので、最近入隊してきたばかりのはずだ。身体強化発動、仮にも団長を拝命している身だ。簡単にはやられない。まさか味方に裏切られるとはな。


「誰の差し金だ。貴様ら何者だ?」


「くっくっく、これから死ぬ人に教える事はありませんよ。あなたが死ねば、北の蛮族が王国の北部を蹂躙するでしょう。今から楽しみです。」


「言わないなら、貴様らの体に聞くとするか!ダブルスラッシュ!」


鋭い斬撃が2人に迫るが、剣で受け止めて空へ弾き返した。その間に間合いをつめて、シールドバッシュを1人に使った。ちょうど岩場があったので、1人が挟まりつぶれた蛙の様になった。しかし、もう一人に背後から心臓を刺されてしまった。致命傷だ。俺はもう助からないだろう。何とかこいつを道連れにしてやる。


「王国流剣術最終奥義流星群!」


全方向に無数の斬撃が放たれ後ろにいた兵士をとらえた。体中に無数の穴を開けて後ろに吹き飛んだ。すでに遅いが、私の部下達が音に気付いて集まり出した。こんな事になるならバーバラに何か渡しておけばよかった。早くに妻を亡くして、剣術のみ厳しく叩き込んでしまった。娘のバーバラに会いたい。


「ガードナー団長、何があったのですか?お前ら、至急、ポーションを持ってこい。そこのお前、団長を運ぶから手伝え。」


「静かにしろ。俺はもう駄目だ。それより、後ろに転がっている2人にやられた。おそらく紅の下部組織か何かだろう。調べてくれ。」


テントに運ばれて、ポーションで傷口をふさいでもらったが、もう駄目そうだ。死期が近い。


「副団長を呼んでくれ。」


テントに慌ててやって来たのは、古い付き合いのひげ面のおっさんである。


「ガードナー、誰にやられた?」


「俺の代わりに明日から指揮してくれ。部下を頼む。王都に援軍を呼んだが、期待出来ない。」


「…わかった。もうしゃべるな。辛いだろう。後の事は俺に任せろ。」


その後は、たわいのない話を続けた。騎士団に入った頃は、悪さをして副団長のルドルフに2人して怒られたことや休みの日にダンジョンに潜った話だ。思えば楽しい事も多かった気がする。


「バーバラにもし会えたら強く生きろと伝えてほしい。後の事はまかせた……。」


副団長の名前はガイと言う。ガードナーの右腕として長く働いてきたので何をすべきか理解している。友人のガードナーの死体を魔法袋(微)にしまい、別の調査をしている部下の所に向かった。ガードナーを襲った2人の死体から紅のマークが確認出来る物が出てきた。


「明日から私が指揮する。お前達は早く休め。」


テントに戻り、数時間の仮眠をとった後、日の出と共に現れた蛮族の対応をすることになった。高い丘から副団長ガイは敵軍を眺めており、チャンスをうかがっている。一度誘い込まれて500の兵を失ってしまい、現在は2千に兵を減らしている。敵は5千からおり、まだこちらの倍近くいる。


「副団長、砦の1つが破られました。援軍を送らないと敵に奪われます。」


ここで判断が別れる。冷徹な判断を下せば、砦を見捨ててよい。しかし、私は砦を助ける為に2千の兵を動かした。背後から攻め立てて、砦の中に入り、中にいる敵をひたすら倒した。その後、砦を守りきり安心していたが、味方からの凶報に焦った。


「敵軍が高台に登り、複数に分けて進軍を始めました。王国の国境内に入り込まれてしまいました。」


兵を砦に一部残して、蛮族を追いかける事になったが、30から散り散りに別れた敵を追いかけるのは困難だ。出来ることをしているが、かなり不味い状況において、希望の光となる一軍が遠くに見えた。


国王からの命令で、北の前線に王女直属騎士団の全軍500を率いて向かっているが、近くまで来てわかったが、どうやら非常に不味い状況のようだ。蛮族と思われる兵士が分散して高台からこちらに向かって下りてきている。すぐに判断して兵を3つに分けて、王国内に侵入されるのを防ぐ方法をとった。


「シア、ラルフ、ミレイ、兵を分ける。シアは150率いて左方向の賊をラルフ、ミレイは同じく150率いて右方向、残りは私と共に中央を突破する。一人も逃すなよ!いけ!」


シア達と分かれてから、敵を倒しつつ私が高台に登ったところ我々の国の兵士を目視で確認できた。どうやらまだ戦闘が続いており、苦戦しているようだ。ここで一発かましてやろう。身体強化発動、全力の威圧を放った。この技は敵味方ないので、覚悟のない奴から先に泡をふいて倒れ出した。


「進め!敵を皆殺しにしろ!気絶している敵も容赦するな!生かせば必ず我々をまた殺しにやってくるぞ!」


殺さなければ自国の民が殺されてしまう。ましてや相手が勝手に攻めてきているので、倒すしかない。それとも蛮族に言葉が通じるのか?鉈の様な物を私に振り下ろしてきたので、かわしてからスラッシュで切り殺した。遠距離攻撃はとても便利である。敵と思えば馬の上からひたすらスラッシュを放った。


全体的に私の部下は苦戦しているようで、鉈で斬られて手首を落としていたり、背後から頭をかち割られていた。すぐにポーションを使えば手首ならくっつくだろうが、即死は助からない。手の届く範囲しか助けられないが、近くにいる敵を後頭部から剣で突き刺して部下を助けた。しっかりしてくれ。しばらくすると戦闘が落ち着いてきた。敵をあらかた殲滅出来たようだ。


「サラ殿でよろしいでしょうか?私は、王国第三騎士団副団長ガイと申します。ご助力に感謝します。団長のガードナーが殉職し、代わりに私が指揮しています。あちらの砦にご案内しますので、お越し下さい。」


「お誘い感謝するが、部下がまだ戻って来ていないので、合流後に向かわせて頂きます。後程、よろしくお願いします。負傷者と後片付けに兵を一部おいていきます。」


正直、あのガードナーが死んだ事にとても驚いている。私が取り乱せば部下に影響が出るので我慢したが…バーバラが悲しむな。


我が軍の5席に100の兵を、私が30の兵を率いてシア達の方へ私が、5席率いる隊はラルフとミレイ達の方へ向かわせた。敵の取りこぼしがないか、よく見ながら後を追いかけている。

先ほど少し戦ってみたが、蛮族は高い身体能力を生まれつき持っているのだろう。一人一人が訓練を受けた状態の私の部下と同レベルだから恐ろしい。


しばらく馬を走らせているとシアの姿が確認できたが、一人の蛮族の剣士に苦戦しているようだ。副団長のシアと互角に渡り合うとは殺すのが惜しいか?おそらく蛮族の隊長クラスか?


「シア!私が代わろう。他の蛮族を殲滅せよ。」


シアの隣まで来て、目の前の髭をとても長く伸ばした頭も洗ってなさそうな汚い男が目の前にいる。鉈をさらに大きくした得物を両手に持っており、雰囲気からして蛮族の中でもトップクラスかもしれんな。身体強化は既に発動しているが、私は相当強いよ!相手が悪かったね。


「楽に死なせてやる!かかってこい!」


手でこっちだと挑発すると突進してきた。馬から飛び降りてわたしも前に出た。カウンタースキルを発動すると相手の動きがよく見える。右手の鉈で私の頭を、左手に持つ鉈で首を狙っている。状態を低くして、鉈を躱してから、すれ違い様に一刀両断した。大量の血を吹き出して倒れた。念の為、心臓にもう一度刺しておいた。


「サラ様、蛮族の討伐がすべて完了しました。」


シアから報告を受けてから、砦に戻るとラルフ達も多少の犠牲を出したが、討伐を終わらせていた。今回の遠征だけで、約100名の部下を死なせてしまった。敵を1000以上葬ったが、やはり納得は出来なかった。砦で眠れない夜を過ごした翌日、王国騎士団のガイ達は引き続き国境を守るとの事で別れる事になった。


蛮族の討伐はひとまず完了したと国王に報告しよう。それから、ガイより預かったガードナーの死体は私がアイテムボックスにて保管している。もちろん他にも色々と保管している。しかるべき相手に引き渡す予定だ。


現在、軍は王都を目指して進んでおり、遠くに城壁が見えた時は安心したが、中からたくさんの煙が上がっており、城門が閉ざされていた。明らかに異常なので、何か起きたのだろう。今までこんな事はなかったと思う…。

読んで頂きありがとうございます。

ストックがなくなりました~よろしくです。


ブックマーク、評価、リアクション、感想、レビューなどお願いします。応援よろしくです。頑張って続きを書きますが、そろそろ終わりが近いかもです。無駄に引き伸ばしません。そもそもが、なろうの毎週投稿して、リワードをもらうイベントに参加したのがきっかけですからね。本当に気軽にコメント、作品の悪口もこの際、許可しますので何か下さいな(笑)

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