18話 長期休みにダンジョンを探索する!
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1日中寝ていて、起きたら夜で、また寝ます。
お休みです。
学園内で私が襲われた話は、王女システィア様と侯爵家ルビ様に話しておいた。今後は、直接苦言を言う事と配下の者を使って相手の動きを監視するといってくれた。後で聞いた話だが、王女システィアが公爵家ザイールに対して苦言を呈しても知らぬ存ぜぬだったらしい。いとこでも色々とあるのだろう。
あの日の帰りに服がビリビリに破れ、血がついていたので、ラムとロックが帰り際にすぐに気付いて慌てて質問してきた。公爵家ザイールとその派閥を敵に回したこと、痛みがあるが怪我は問題ない事を伝えた。ロックにできれば、何でもいいので紅とその下部組織について調べられないかお願いした。ザイールの護衛は、明らかにこの国の者ではない感じがした。しっかりと止めを刺しておけばよかった。
「明日から2ヶ月間の休みに入るが、実家に帰ったり、あるいは学園に残るにせよ、訓練と学習は続けるように!そうだ!学園に残るなら、俺が鍛えてやってもいいぞ。お前達は筋肉が圧倒的に足りない!」
クラスの担任のガーデン先生が筋肉を見せつけて何か言っていたが、もちろん嫌である。何が嬉しくて汗くさい熱血親父と休みの日まで一緒にいなくてはならないのだ。一部の男子は目を輝かせていたが…。せいぜい好きなもの同士で頑張ってくれ。まさか…私もやれば筋肉友達が出来るのかな?心を殺すのか?友達作るための努力?いや、無理。
私は休みの間、王都の子爵邸で過ごすつもりです。というのも両親からお見合いするから戻って来るようにと手紙が届いた事も一因である。いくつか候補があるらしく、大商会の御曹司もいるそうだ。子爵領には特に友達もいないし思い入れもないので、2度と子爵領に戻らなくてもいいかも…。子爵領は兄に任せました。
「ロック、ラム、明日から学園が休みになるけど、ダンジョンの探索を手伝って頂戴。冒険者ギルドで、ルビとバーバラと合流して、31階層に進むわ。」
30層までは3人で何とかなった。とても苦戦したが。経費の方が多くかかり、私のあぶく銭がかなり失われた。出来れば仲間がほしいと思い心当たりを探していたところ、バーバラとルビが護衛1人ずつ連れてパーティーを組んでいたので合流させてもらった。
7人で31層の入口までワープで移動して、ゆっくりと歩いて進んでいる。護衛は各々主人の命令しか聞かないので、チームワークが微妙だが正面を私達3人、左右をルビとバーバラ達に任せている。31層は暗い洞窟内であった。気配察知出来るバーバラの指示のもと天井の低い暗闇をひたすら進んだ。
「魔物が次の角を曲がったところにいるわ。気をつけて!」
バーバラの指示があったので、様子を角から伺うとゴブリン、ホブゴブリンがいたので私のスラッシュで止まらずにひたすら倒して進んだ。さらに洞窟を進むと、進路を阻む様にロックゴーレムが3体いた。
「ホーリーアロー!」
ルビの魔法がロックゴーレムにあたると岩が砕けた。
「アイスランス!」
ラムが放った氷の槍がゴーレムにあたり崩れ落ちた。問題なく倒して、32階層に上がった。翌日もその次の日もひたすらダンジョンに潜り訓練を続けた。素材がとれれば私のアイテムボックスに入れて後で換金した。長期の休みが終わりに近づいてきている。すでに50層まだ進み、大草原を真ん中あたりまで進んだところで、バーバラが背後から急速に近付いてくる4人組がいると言った。
「嫌な予感がするわね。」
「狙いは私達かしら?」
「方向を変えて私達の方にくるか試してみましょう。勘違いの可能性もあるから。」
左に大きくシフトしてダンジョンの出口から離れる方向に向かったが、4人組もこちらにシフトしてきた。相手が誰か知らないが、ダンジョン内では犯罪も多いので警戒することにした。肉眼で認識すると、かなりの手練れで、顔を隠している様に見えた。
「戦闘になった場合、私が1人を担当するわ。ルビとバーバラは護衛とロックとラムはペアで組んだ方がいいわ。」
目の前に現れた4人組の1人が話しかけてきた。
「ルビ様、バーバラ様、それからサラ様で間違いないですか。私は、紅のロー様の命令でお迎えに参りましたガロンと申します。帝国へご案内しますので、私達と一緒に来て頂けないでしょうか?」
「アトラス王国で暗躍する殺し屋集団の紅の下部組織かしら。誰に手引きされてここまで来たの?この国の後ろ楯は公爵家かしら?」
ルビの質問には答えず、ガロンと名乗る男が会話を続けた。
「少し前に私の組織の者が何者かに殺されまして、その報復をしてもいいのですが、ロー様から仲間にしたいとの事で…それで返事を頂いてもいいですか?」
目の前の4人は相当な実力者である。特にガロンは騎士団の団長クラスかもしれない。こいつを従える紅と呼ばれる組織は、今の私の手には負えないだろう。想像出来ない強さだ。
「答えは、NOだ。寝言は休み休み言え。」
身体強化発動、全力の威圧を目の前の4人に向けて放った。ガロンは涼しい顔をして笑みを浮かべているが、後ろの3人には少し脅しが効いたようだ。
私が目の前のガロンに向けてスラッシュを放ったところで別れて戦闘になった。ガロンが抜いた剣は長剣に枝刃がある形状をしていた。振り下ろされた剣を後ろに飛んで避け、その後突きが来たので首を曲げて避けたが、剣の枝刃がかすって頬がきれた。ポーションで治ると思うけど、女性の顔を傷つけるのはよくない行いだ。
「我々の誘いを断った事を後悔するくらい無惨な死を与えてあげます。あなたの苦痛に歪む顔が今から楽しみです。後ろであなたの仲間がやられそうですよ!」
「何!」
視線を後ろに一瞬向けた瞬間にはスキルアクセルで私の目の前にきて剣を振り下ろしてきた。
「ダークブレイク」
闇属性の魔法か何かを纏った剣を受け止めたが、後ろに弾き飛ばされて回転してとまった。やばい。体を強く打って息が苦しい。本当に剣聖とはこんなものか?私は何も守れないのか?今までの訓練はなんだったんだ?敵に謝って許してもらい、また明日からダンジョンに挑戦するのか?こつこつと?今、この瞬間何があっても目の前の敵を倒さなければ、明日はない。私が敗れれば、このガロンと呼ばれる男を倒せるメンバーはいない。何があってもこいつだけは倒す。
私に勝てると判断して、ガロンが同じ技で迫ってきた。しつこい男は嫌われるぞ!
「はぁー」
カウンタースキル発動、相手の動きがよく見える。振り下ろしをぎりぎりでかわして、スキル一刀両断を使った。ガロンの体が斜めに斬れて倒れた。本当に厳しかった。後ろを見ると、2人片づいていたが、ルビとその護衛が手こずっていたので、私の折れた剣を敵に投げつけた。背中に刺さったところで、隙をついて護衛が止めをさした。
7人ともぎりぎりの戦いでボロボロになっていた。しばらく休んでから、私のアイテムボックスに死体をしまいワープに移動することになった。精神的に追い込まれた戦闘であった。
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