13話 学園に入学することになりました
投稿します。よろしくです。
眠すぎて昼寝してしまった。
王都の冒険者ギルドにて、誘拐された男爵令嬢アンを探す依頼を受けた私達は、おそらくアスラーン帝国に誘拐されているとふんでいるが、危険なので行く事は出来ないので依頼は中断せざるをえなかった。将来的に行く機会があれば、その時は探すつもりではあるが…。
その後、あれよあれよというまに日が過ぎてしまい、とうとう学園の入学式になってしまった。前日から忙しく私のまわりが動いており、私は次席入学なので代表声明などないが、成績を維持して学費をうかせるつもりである。そして浮かせたお金で美味しいものを食べる。ダンジョンの素材を売って稼いではいたけど、武器や防具、備品など買ってあまり残っていない。冒険者活動もなかなか稼げるようになるまで大変だと思う。
入学式当日の朝、馬車に乗り護衛の2人と御者を入れた4人で学園の近くまで到着した。
「はぁ〜学園に通うのが何か嫌になってきたわ。冒険者の方がわかりやすくていいわ。今から引き返さない?」
「何をおっしゃるのですか?これから勉強で6年間通い、学んでお友達を作るのではなかったのですか?」
「あっ、そうだったわね。ルビは元気にしているかしら?クラスは違うけど、たまには会いに行かないと。」
「サラ様、他にも王女システィア様、公爵家ザイール様、その他有力貴族も複数いますのでお気をつけ下さい。成績優秀者は、飛び級もありますので、最短で3年で単位を取得出来て卒業できますが、それ以外にも勉強したければ残り、施設を利用して好きな事を研究する者、在学中に騎士団の試験を受けている者もいるそうですよ。サラ様も色々と考える事となるでしょう。」
学園の入口に到着して、ラムに手をひかれて馬車から降りると前にも見たが、荘厳な建物が私をむかえた。3人と別れてから、学園の門をくぐり、私が学ぶ事になる教室に嫌々向かった。前世の立派な大学に近いイメージだが、地価の高い王都で無駄に広い敷地を使って、建物がいくつもある。兄のラウは単位を取り終わり、私と入れ違いで卒業になった。今頃は、子爵領に戻っているだろう。目の上のたんこぶがなくなって良かった?
教室に入り、見回すと既に多くの人が席についており、私の方を見た途端にすぐに目をそらした?ま、まさか、気のせいだよね?私はまだ何もしていないし…、プ、プラス思考よ。適当に席について、しばらく黙って待っていた。このクラスでは私が子爵令嬢なので身分が一番高い。見たことのある男爵令嬢や準男爵、騎士爵もいるようだ。私は身分にこだわらず信用できれば仲良くしたい。
「ガタガタ」
音がした方を見ると、大柄な男が教室に入ってきた。学生には見えないので、教師だろうが、軍人の様にも見える。本当に学生だったら面白いが、こんなおっさんが学生だったら嫌だな。
「全員、席についているようだな。おれが6年間お前らの担任になるガーデンだ。よろしくな。少し前までは、王国第三騎士団団長だったんだが、退役して後進の育成に力を注ぐ事になった。この中にも騎士団を目指している者もいるだろうから色々と教えてやれるぞ。」
一瞬、私と目があった気がしたが特に何も言わなかった。そういえば父親が第三騎士団副団長だったので、もしかして同僚か知り合いかな?それから、細かい説明を色々と聞いて、午前で終わりになった。明日から授業の選択をして学んでいく事になる。騎士団の団長と聞いた時に目の色をかえている生徒がいたので、騎士団の志望なのだろうな。説明の終わった後で何か質問していた。
全員が受ける基礎教育が1年あり、残りは深めたい技能を中心に学んでいく。騎士を目指すか、内政なのか、商業や冒険者など多岐にわたるが、ここに来る連中は金もあるので優秀なのだろう。中には外国に使者としていく書記官になるものや王国の重要な役職に就くものまでいる。私は騎士か冒険者だと考えているが、誠実な人がいれば嫁に行くこともあるかも…。う~ん、やっぱりないわ。
教室を出て帰るつもりで歩いていると、人だかりがいくつか出来ており、その内の1つにルビを見つける事が出来た。せっかくだから声をかける事にした。
「ルビ様お久しぶりです。お会いしたかったです。子爵家令嬢サラです。ご入学おめでとうございます。」
「サラ、私も会いたかったわ。今度、学園で食事に誘うわね。」
「ありがとうございます。」
ルビ様の取り巻きに怪訝な目で見られつつ、品定めされている感じが不快だが、伯爵家の令嬢か何かだろうな。後程、仲良くなる子もこの中にいるが、この時はまだ知らない。馬車の迎えが来たので失礼して屋敷に戻る事になった。本気で勉強して、友達を作って、短期で卒業あるいは学園に残りつつダンジョン攻略を進めてもいいかも。でもその際に護衛を連れていくのは間違っているかも。いずれにせよ選択肢は色々とほしい。
学園に入学してから初めての授業をむかえる。必修科目は絶対に受ける必要があり、それ以外の選択科目はある程度とれば役に立つ程度である。自分の資質を見極めて、いるいらないの判断をする。すべての科目にいえるが、初回の授業は説明だけで終わった。90分の授業時間に対して遅れてきた教師が30分授業したら終わりと言って帰ってしまった。
「えっ?」
「こんなに楽なの?」
「90分の授業時間なのだから、しっかりとやってくれないと損だ。」
同じ授業を受けている生徒が口々に文句を言っていたが、私には前世の記憶があるので、これが当たり前です。そして、私は次席合格で授業料を免除なので、まったく心が痛まない。ちなみにクラスでいくつか仲の良いグループができ始めているが、私には友達と呼べる人はいない。まぁ、ただいればいいというわけではないし…。嫉妬ではない…もん。
選択科目のアスラーン帝国の言語を学ぶ授業を受けている際におしゃべりをしているグループがいた。このグループは教師が注意したにも関わらず、すぐにおしゃべりを始めて授業を妨害していた。男爵家の嫡男程度で調子にのっているなと思っていたところで教師がきれた。
「おい、お前ら!でていけ!テメーらには単位はやらん。消えろ。」
「はぁ~、俺様を誰だと思っている?お前こそでていけ!」
教師が出ていったら誰が授業するんだ?ねぇ、あなた馬鹿なのか?
「凡庸な男爵家の嫡男だろ。俺は伯爵家の3男だ。少なくともお前より今の時点では階級は上だし、学園にいる間は学歴による差別はない。全員同じ扱いをする。たとえ王女様でもな。さぁ、出ていけ。お前は既に俺の授業を学ぶ機会を失ったんだ。」
「てめえ、後悔すんなよ。行くぞ、お前ら!」
私は何を見せられているんだ?全員が呆気にとられている。何なんだ?これは?落ち着きを取り戻した教室は、淡々と授業が続いて90分を超えていた。そろそろ終わりにしないと次の授業が始まってしまう。授業の後に休みなく、別の授業が始まったが、こちらには馬鹿どもが戻ってきていた。退学になれば廃嫡される可能性もあるから我慢するだろう。あいつらとは友達はごめんだ。下らない奴らだと思った。ゴミはゴミ箱に捨てないとだめだ。
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