第2部マラナ唄エピローグ~あとがき
エピローグ
青年は剣にためらいを覚えた。
娘は魔法に疑問を抱いた。
だが。
青年は剣の可能性を感じた。
娘は魔法に希望を持った。
彼らの知る神々の歌には続きがあって、
そして完結せずに途切れている。
その歌を胸に、人は、
懸命に生きていく──
~第2部「マラナ唄」完~
◇
~あとがき~
こんにちは、鈴子です。
ここまでずっと読んで下さった方に、まずはお礼を申しあげます。長い物語におつき合い下さいまして、どうも有難うございました!
前回の「ダナ降臨」を反省した箇所が一点。
それは「完!」という気持ち良さを味わってもらうことでした。
もしかして事情ができて続きがもう読めないかも知れない、もう読む気力が持てなくなったとしても、ここまでは「読んでスッキリしたーっ」と思って頂けるような終わり方にしようと思いまして。ものすごいベタながら書いてて自分が楽しかったです。わはは。
もちろん3部への伏線も入ってるし、不穏な連中が片付いていませんし、気持ちよく読みおえて頂けたかどうかも、私には分からないわけですが。
内容やテーマについては申しません。お読み下さった方に何かを感じて頂けましたなら、幸いです。
次回の最終部、ここからは2部までよりも厳しい展開があります。なるだけ読みやすく推敲しながら更新して行きたく存じますが、もし相性の悪い物語になってしまっていたら、すみません。すべての流れが一つに集結するように、ストーリーもテーマもキャラも昇華させるべく、書ききっているつもりです。
もし、お付き合い下さり、かつ、面白いと感じて頂けましたら嬉しく思います。
3部開始の前に、しばらくは幕間として外伝と、2年前のクリフたち、7年前のクリフたちを挟みます。お楽しみ頂けましたら幸甚です。
-2010年5月5日 鈴子拝-