㋛白いれんげの花はお金になる
今は昔。
女の子がいました。女の子はお父さんによくれんげ畑に連れて行ってもらいました。赤いれんげの花の中に白いれんげの花がわずかにありました。
れんげの花を摘んで、腕輪などを作っていましたが、白いれんげの花をみつけました。
「お父さん、白いれんげの花があるよ」
「白いれんげの花は珍しいから、ポケットに入れておくとお金になるよ」
「ほんとう」
女の子はポケットに白いれんげの花を入れました。
その日はお父さんと手を繋いで家に帰りました。
あくる朝、ポケットをみると、白いれんげの花はなくなってお金が入っていました。
ほんとうだ。すごい。女の子はお金を貯金箱に入れました。
それからも、白いれんげを見つけるたび、女の子はポケットに入れました。そのたび、女の子はお金を手に入れました。それはお小遣いよりも少ないお金でしたが、女の子はうれしくて仕方がありませんでした。
でも、なぜか、お父さんに白いれんげの花を見つけたって報告しなかった時は、お金にはならず、れんげの花が枯れているのでした。
となむ語り伝へたるとや
ここまでお読みいただきありがとうございました!入りきらなかったお話は、別作品の『(奇想短編箱:へのへのもへじの枠に収まらなかった物語たち』に投稿しています。よろしければお読みください。こちらも300文字〜の短篇です。お時間はとらせません(^_^;)
https://ncode.syosetu.com/n1413mc/




