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一話 暇すぎる!!

 

  「あぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!」


  天界と呼ばれる場所にある広い部屋で叫ぶ一人の男がいた


  二十歳前後と思われるその男はこの世界を造った創造主。

 簡単に言えば人々に神様と呼ばれている存在だ


  そんな創造神にも悩みがあった。とてつもなく暇なのだ


  それもそうだ創造神は世界を造ってからおよそ

 50億年も造り続けたのだ


  そんな叫んでいるカノンの元に一匹の真っ黒な犬が駆けてきた


  「あぁ,遊んでほしいのか」


  犬の名前はアビといった。四十億年前,創造神が暇のあまり造りだしたのだ


  アビをひたすらなでくりまわしていると部屋の扉が開いた音がして振り返ると,一人の男が入ってきた


  「カノン様」

 

  その男は落ち着いた口調で創造神の名前を呼んだ


  「現在,宗教の活動は~~~ということになっています」


  男はこの世界を代表する宗教。セビック教の神,テト神だ

 

  「テト報告ご苦労さま。それはそうと相談があるんだ」

 

  「何ですか?」

 

  「俺,地上に行こうと思っているんだ」


  テトはものすごく驚いた顔をしてカノンを見ている


  「それは,,,」


  テトが口ごもっていると扉が勢いよく開いた


  「カノン様それはいけません!!」


  「ネオ!?来るなと言っただろ」


  ネオと呼ばれた女性はセビック教と並ぶ二大宗教の一つテテップ教の神,ネオ神


  実はこの二人結婚して夫婦となっている


  「カノン様がいなくなったらこの世界はどうなるんですか」


  ネオは心配そうに顔を困らせながらカノンに聞いた


  「大丈夫だ。天界には定期的に帰ってくるし,何かあってもすぐに帰れる。それに天界にはお前達がいるだろ?」


  「そういう問題じゃ,,,」


  「仕方ないカノン様が自分の意見を変えること無いのをお前も知ってるだろ?」


  地上へ行くのを止めるネオをテトがなだめている


  「それじゃあ明日から出発ということで!!」


  なかば強引につきとおした言葉の返事を聞かずに,俺は出発の準備を始めた


  俺はとても明日が待ちきれず今日は寝れそうにない


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