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#6 人形転生薬 その2

 友梨奈さん達は僕が開発した人形転生薬を服薬し、可愛らしい縫いぐるみや人形に転生させている。


「こんなに可愛い縫いぐるみや人形になるんですね」

「そうですね。意外と可愛らしくできていたので、僕も驚いています」

「これらの人形はジャスパー先生の趣味ですか?」


 うっ……。

 その質問は答えたくないというか答えられない。


 確かに、彼女らは今回の実験ではクマの縫いぐるみやフィギュアに転生させたことは本当のこと。

 確実に僕の趣味(・・・・)ではないのは事実なのだ。


「いいえ、僕の趣味(・・・・)ではございませんよ。えぇ」

「だったら、次のロリショタ転生薬も……?」

「本当です! 僕は決してロリコンでもショタコンでもございません。黒川先生、本当に信じないでください!」

「ところで、これらはどうするんですか?」

「これらの人形は僕の部屋(診察室)でお預かりします」


 それしか方法がなかった。

このまま理科室に置き去りにしてもあとから授業とかで困るからな……。



 ◇◆◇



 同じ頃、友梨奈さん達は……。

「「(うわぁ!? 視界が変だと思ったら!)」」

「「(しかも、あったかい……。って綿!?)」」


 彼女らは視界に違和感を感じたようだ。

 そして、誰かにギュッと抱き締められるような感覚があった。


「「(つ、潰されるー)」」

「「(痛いよー)」」

「「(もう少し優しく持てよ……)」」



 ◇◆◇



 僕の手には縫いぐるみ3体とフィギュア1体。

 黒川先生は縫いぐるみ2体とフィギュア1体を持っている。


「で、どうやってジャスパー先生の診察室に行けるのさー?」

「これで行きますか……瞬間移動(テレポート)……」


 僕は瞬間移動を発動させた。

 実際に僕がこの学校にくることができたことは様々な意味で魔法のおかげだ。


「オイッ!? ジャスパー先生は魔法が使えるのかっ!?」


 黒川先生は僕の魔法の発動に驚いている。

 実は僕、魔法を使うことができ(・・・・・・・・・・)|る

《・》のですよ。


「えぇ、一応は……黒川先生、しっかり持たないと縫いぐるみとかが落ちますよ」

「……あぃ……」

「それと、もう1種類の薬もあちらで実験を行いたいと考えていますが……」

「なんか、企ててます?」

「えっ!? まぁ、そんなところですかねー」


 彼女は勘が鋭い。

 僕は曖昧な返事をしたが、「えぇ、実際に考えていますよ」なんて言えるわけがない。

 ロリショタ転生薬は普通に服薬するだけでは面白くないので……ね。


 黒川先生とこんなやり取りをしながら、僕達は僕が仕事で使っている診察室へ――――。

本日は寝落ちしてしまった関係上、お約束の更新時間を大幅に過ぎてしまいました。

大変申し訳ありません。


2016/10/29 本投稿

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