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亡霊だけど女の子だよ

物凄くワイルドだの!いくら亡霊だからってワイルドすぎるだろ!

いきなり飛ばしすぎかな…

「ま、立ち話は何だし、適当に座ってよ」

「ありがとうございます。じゃあ、遠慮なく」

貞子さんは地面に座り、正座した。

「カーペットがフカフカ~」ゴロン

いきなり寝転んだ!?

「キモチぃ~…久しぶりだな~…」

「貞子さんって、元は人間だよね?」

「はい、そうです。私は女子学生でした。でも、病気で…」

「そうなんですか」

そこまで聞いてないよ…空気が重くなったし…

「そういえば、僕の名前言ってなかったね」

「あ、知ってますよ~月島 優斗さん♪」

「何で知ってる!」

「それはですね~。このテレビの中にいたからですよ~」

「何で僕の家のテレビに?」

「それは…き…禁則事項です!」

ま、いっか…

「それでさー貞子さん。アニオタなんでしょ?」

「もちのろんです!なんせ日本の技術は凄いですからね」

「じゃあさ、テレビの中にいてどうやってテレビを見てたんだ?」

まさか俺が見てたやつを画面の向こうで見てたとかないだろうな…

「ちゃんとテレビで見てますよー」

「このテレビでか?」

「はい!あ、でも最近見てません…だって、優斗さんが付けてくれなかったから…」

ちょまてよ…

「じゃあ、後ろから見てたってことは映像は全て反転してたんじゃ?」

「はい。そうですよ」

「見にくくなかったのか?」

テレビを鏡で見るのと同じだよな…絶対見にくいと思うけど…

「はじめは見にくかったですね。でもそのうちに慣れてきましたよ。ほらユーツベだってたまにアニメの映像を反転させてるやつがあるじゃないですか。それと同じ感覚ですよ」

なるほど。例が分かりやすい。

「一方的に質問して悪かったな。もっと聞きたいが迷惑だろ」

「いえいえ!そんな事は無いですよ!私はずっと1人でいたから、暇で暇で…」

なるほどね~…

「あ、最後に一つイイか?」

「はい!もちイイですよ」

「貞子さんって、他の人には見えるの?」

「それは…どうでしょうか…私にも分かりません…ずっとテレビの中でしたから、人に合ってません」

「そっか」俺は言った。

コレ親に見つかるとヤバくね?

俺は思い時計を見た。

「…げ…もう親帰ってくるじゃん…」

「じゃあ、またテレビに戻りましょうか?」

それはそれで有難いが…少し悲しそうにも聞こえた。

「待って。取り敢えず僕の部屋に」

「え?優斗さんの部屋に…良いんですか?」

「まぁ、散らかってるけどな…」

「全然気にしないですよ!」

本当はゴミ屋敷何だよな~僕の部屋…

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