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原天零帰(仮)  作者: 天帝
一章 崩壊
3/3

二話 迫り来る終わり

 『エクセリオン学園』。

その学園の中では授業を受けている中、零真はつまらなそうな顔をして授業を受けていた。

 その授業を受けながら、零真は別のことを考えていた。


「(今まであんな夢見たことがなかった……気にする必要なことはないはずなのに、なんで俺はこんなに気にする必要ないってのに……貴方から離れねえ……)」


 そう心の中で呟く零真。

すると


「おい、神天(アマツ)!!


よそ見をするな!!


罰としてこれを問け!」


「ん?」


 意識が逸れてしまい、完全に無視してしまった零真に声をかける教師。

 零真はそのまま黒板まで移動すると、零真はそのまま問題を問いていく。

 スラスラと問いていく零真に教師は何も言えなくなる。


「せ、正解だ………」


「どうも」


 そう言って机に戻っていく零真に、他の生徒たちは忌々しげにみていた。


「クソッ。これだから天才は……」


「天才ムーブってやつ?」


「嫌だ嫌だ……これだから、人のことを理解できない奴は……」


 そう好き勝手に話す生徒たちを無視する零真は心の中で興味なさげに言う。


「(嫉妬するぐらいなら、自分たちで問いてみろってんだ……


チッ、どうでもいいか……どうせ俺を理解できる奴なんて……)」


 そう呟いた時にミリシアと夢にできてきたものたちを思い出す。

しかし、すぐに零真は外を見ていた。


「(嫌な予感がするな……)」


 そう呟き、零真はずっと外を見ていたのだった。

そして、それをじっと見ているミリシアがいたことは誰も知らなかったのだった。


 昼時、零真の所にミリシアがやってきた。

ミリシアはぶっきらぼうの零真を見て苦笑いをする。


「何見てるのよ。零真」


「別に……何か嫌な予感がしているだけだ。


俺たちが知らない………『ナニカ(・・・)』が……」


「杞憂じゃない?こんなに平和なんだから」


「いや……そうかもしれないな……」


 そう言って零真はどこかモヤモヤを抱えながら、そう呟き弁当を食べる。

しかし、零真の中には何かひっかかる部分があるのか、またボーッとしていた。

 ミリシアはそれを珍しそうな顔をしてみていた。

零真は何かに没頭したり、ボーッとしていること自体が稀な存在であり、今日だけでもかなりの回数ボーッとしているのだ。


「(何かが気になるんだ……この記憶……俺の知らない何かの記憶……


『約束』……いや、何の約束なんだ……?


ミリシアとは違う……もっと、もっと古い約束があった気がする……


………やっぱり今日の俺は変だな……


こんなこと、なかったっていうのに……


あの夢のせいかもな……)」


 そう言って零真は外を見ていたのだった。



 その頃、ビル街の屋上で一人の美少女たちと青年がいた。


「ねえ、この世界に本当に来るの?」


「わからないが、確実に『敵』は復活する。


予言が正しければの話だがな……」


 そう意味深なことを話す一人の青年。

そして、謎の美少女は真剣な顔をしていった。


「まずは、敵を見つけることから始めましょう。」


「そうね……予言通りなら、『原点回帰』が始まるわ。


そうなる前に……」


「ええ、速攻で探すわよ。散開!!」


 そういうとリーダー格の謎の美少女は全員に指示を出し、散り散りに散開させ、何かを見つけるために行動をし始める。


 そして、その少女は街中を見て呟く。


「そう、なんとしても見つけないと、何のために、『あの人』が犠牲になったのかわからない……


この平和だけは絶対に守ってみせる………


そうでしょ?『ゼロ』……」


 そう言ってその少女は何か後悔するかのように街を見ると、そのまま仲間たちと同様に何かを探し出すために動き出したのだった。


いよいよ来る終わりの時なんとか早く投稿できるようにします!

面白ければ感想などお願いします。

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― 新着の感想 ―
おおおおおお!!! これから起こることに緊張して心臓バクバクしてきます(; ・`д・´)
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