添い寝をしてくれるような妹がほしい!
俺はクリスマスにサンタに願った…
「俺に添い寝してくれるような妹をくれ」と
俺は桜ヶ丘高校2年3組三軍山本輝樹。陰キャ生活を全うしている。
早速だが、諸君はこう思ったことはないだろうか?
かわいい妹がほしい
俺もその一人だ。小学2年生のクリスマスからずっと願ってきた。「可愛い妹が欲しい」と。
しかし毎年家に届くのは本や、ゲーム機。俺も心のなかでは理解しているサンタクロースなんていないと。現実は親なんだと
俺は小6のときピュアな心で、親に聞いてみた。
少し考えれば、どんな答えが返ってくるかわかるだろうに、何故聞いたか今ではもう覚えていない。
「なんでサンタさんに妹を頼んでも来ないの?」
と親の反応はこうだ困ったような顔で、
「それはちょっと難しいんじゃないか」
ふたりとも少し気まずそうに、頬を赤らめていた。
俺は一人っ子だ。そして、経済的にも余裕があるとは、言えない。多分親は、もう作るつもりがないんだろう。最近は諦めかけている。
そんな事を考えていると誰かから話しかけられた
「よっ。何を考えてるのかな?
「妹のこと」
と言うと面白そうに答える。
「また妹のこと考えてるのか?お前w妹いないのにシスコンとかやばいやつじゃん」
うざい。いや訂正する。とてもうざい。
こいつは村上、下の名前は律。2年間クラスが同じだけのただのオタ友だ。しかしこいつは俺に比べて顔がいい、それは3股しても許されるくらい…これが本当に起こったということはお前らには、内緒だ。
「わかってるよ」
とそっけなく返す
「つめたくね?俺とお前の中だろ」
とダル絡みをしてくる。俺はこいつのことは嫌いじゃない。
何故なら、この学校にいる3人の俺が認めた親友の内のひとりだからだ。
信頼もしている。
その後、律のうざい話をうまく避けて、俺は急ぐ様に、帰路に着いた。
今日は12月24日誰もが好きな日だ。それは俺も例外ではない。今日という日を一年間待ち望んだ。意味がわからないと思うが、ていうかわからなくて良いが、毎年おれは恒例行事としてサンタに妹を頼んでいる。来ないとわかっていても七年間も頼んでいて、あとには引けない。
今年もサンタクロースにお願いして、眠りにつこうと思う。その日は、親と一緒にディナーに行って、律と少し通話した後、眠りについた。
次回は早速お待ちかねの妹が登場します。1〜2週間に一回更新したいと思います。今読んでくれてる人。ありがとう‼︎マジ好き。こんな下手な文章呼んでくれる人優しすぎ。これが面白いと思ったら次回も読んでね。
次回予告『サンタクロースに感謝!!』