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現代に帰還した"元"邪悪な魔女は平穏に暮らしたいけど、駄目そうなので周到に準備して立ち回りながら無双します  作者: 忘八


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非情な決定に魔女は納得し、静かに淡々と従う

お久しぶりー、それから、すまない


執筆を休む筈が、

ヤク中やニコチン中毒的な堪え性の無さから書いてしまった


書けてしまった以上は更新する

でも、この後は絶対に書くのを休むのでよろしく



 宮廷魔導師と言う政府高官として仕える国の危機を回避する目処が立って安堵する愛娘であるマナと、久し振りに戦争を愉しめる事にワクワクする腐れ縁のエレオノーレ。

 そんな2人と一旦別れて帰宅した涼子はスマートフォンを取り出すと、画面を手早くタップしてニュースを検索し始める。

 欲していたニュースが直ぐに出て来ると、涼子はボヤいてしまう。


 「マジか……」


 スマートフォンの画面に教師も含めた37名の生徒達が突如として姿を消した。

 そんなニュース記事が映し出されれば、誰だってゲンナリとしてしまう。

 無論、それは涼子も例外ではなかった。


 「ホント最悪」


 ゲンナリとしながらボヤきを漏らす涼子はニュース記事を消すと、指をパチンと鳴らす。

 指が鳴ったと同時に部屋に仕込んだ防音の結界が発動すれば、涼子はある場所へと電話した。

 相手は直ぐに出てくれた。


 「どうした?」


 相手……タケさんが出ると、涼子は単刀直入に用件を切り出す様に尋ねる。


 「3日前に起きた都内の高校で起きた神隠しの件は知ってますか?」


 涼子の問いにタケさんは興味無さそうに返す。


 「あぁ、此方でも確認している。だが、俺達(日本の神々)にはどうでも良い話だ」


 日本の神々にすれば、日本と言う島国に居る人間がどうなろうが知った事では無い。

 そんな態度を有り有りと見せるタケさんに対し、涼子は要求を告げる。


 「タケさんから件のビジネスマンに手を貸して貰えるよう話を回して戴けませんか?可能ならば、彼等を保護して帰還させたいので」


 涼子の要求を聞くと、タケさんは興味無さそうに承諾した。


 「別に構わんぞ。だが、俺としては面倒の種を大量に抱えるくらいなら根切りにしてくれる方がありがたい」


 根切り。

 即ち、1人残らず皆殺しにする。

 その方がありがたい。

 そう告げるタケさんに対し、涼子は淡々と承諾した。


 「降伏勧告も兼ねて説得は試みます。しかし、ソレに応じなければタケさんの望み通りに皆殺しにします」


 涼子が淡々と承諾した事が予想外だったのか?

 タケさんは好奇心から尋ねる。


 「今のお前さんは助けられる生命なら最後まで手を尽くして助け出したい。って、優しい性格じゃなかったか?」


 タケさんから見た涼子は、自らが口にした通り。

 助けられる生命ならば、最後まで全力を尽くして助けようとする。

 そんな善良で優しい性格に思えた。

 だが、今の涼子は己の見立てを否定している。

 だからこそ、好奇心が沸いた。

 そんなタケさんに対し、涼子は淡々と答える。


 「助かりたい。そう願う相手には可能な限り全力を尽くします。しかし、ソレを自ら否定する愚か者には優しくなれません。それに……」


 「それに?」


 「彼等は一線を越えてしまった。それが生き延びる為なのだとしても、越えてしまった以上は例外はありません」


 その答えが意味するのは、慈悲を無碍に扱った瞬間。

 即座に被害者とも言える彼、彼女等を容赦無く皆殺しにする。

 それに他ならなかった。

 そんな答えが気に入ったのだろう。

 タケさんは愉快そうに笑った。

 一頻り盛大に愉快そうに笑ったタケさんは告げる。


 「(ビジネスマン)には俺がキッチリ話を通して、お前さんが望むように動く様にしておく。だから、お前さんは言葉を違えるな」


 その言葉に対し、涼子は尋ねる。


 「コレって報酬出ますか?」


 「出る訳ねーだろバカ野郎。と、言いたい所だが……俺が個人的に褒美をくれてやる。どんな結末であれ、お前さんが言葉を違えなければな」


 報酬を支払う事を確約。

 同時に、キチンと釘を刺して来たタケさんに涼子は感謝する。


 「ありがとう御座います」


 「まぁ、頑張れや……おっと忘れる所だった」


 そう言われると、涼子は切ろうとしていた指を止め、再びタケさんの言葉に耳を傾ける。


 「兄弟の件はどうなってる?何か、派手にやってるみてぇだけどよ?」


 進捗報告を求められると、涼子は答える。


 「キマイラ派と繋がりがあるのはベルゼバブです。恐らく、其処から私の事が漏れたんだと思われます」


 虐殺の後。

 涼子はルーと白人の大女の脳内に残る記憶をサイコメトリーで読み取り、キマイラ派と繋がりのある悪魔の名と顔と言う情報を確保していた。

 ソレを報告すれば、タケさんは尋ねる。


 「仕事が早くて助かる。俺の方から伝えた方が良いか?」


 「報告は保留でお願いします」


 涼子がルシファーへ報告する事を止める事を要求すると、タケさんは疑問を覚えた。


 「何を企んでる?」


 「企んでませんよ。ただ、確実に成功させたいからですよ。その為に裏取りをして、確証を完全に得たいんです」


 理路整然と理由を述べれば、タケさんは納得してくれた。


 「良いだろう。先方には伏せておく。だが、姉貴には報告するぞ」


 「それで構いません。それから、そちらでベルゼバブが日本に現れた際に監視が出来る体制を整えてくれると助かります」


 涼子が次の要求をすれば、タケさんは「解った。奴が日本に現れたら見張らせる」と、承諾した。


 「ありがとう御座います。監視の際、接触した者達の顔を全て記録してくれると助かります」


 「注文が多い小娘だな。まぁ、良い。姉貴は兄弟に貸しを作りてぇみてぇだからよ」


 「では、失礼します」


 慇懃無礼に別れの挨拶をして電話を切った涼子は舞い込んで来たクソトラブルをどんな形であれ、解決する為に支度を始める。

 手始めに同僚である正樹に一報入れる為、電話を掛けた。


 「どした?」


 「御免。下手すると何日か、そっちの仕事出来ない可能性が出た」


 直ぐに出てくれた正樹に告げると、正樹は真剣な声色で問い返す。


 「トラブルか?」


 「えぇ、別件でね。3日前に起きた集団行方不明事件は知ってる?」


 発生したクソトラブルが関係するニュースを口にすれば、異世界経験者の正樹は即座に理解してくれた。


 「被害者達の救助。または、始末せざる得なくなった訳か?」


 「そう言う事。で、歴史好きの貴方に聞きたいんだけど……アルサレアで起きた勇者召喚に関して心当たり無い?」


 涼子は正樹の問いを肯定すると共に、歴史好きで当時の歴史的文献を読み漁って来た正樹に心当たりが無いか?

 確認する。

 問われた正樹は「アルサレアで勇者……文献で読んだ事は無いな」と、返した。


 「心当たりが無いなら良いわ」


 そう言って次の話題を切り出そうとすると、正樹は「関係が有るか?は、解らないが……」と、話を続けようとして来た。

 涼子は一瞬だけ、聴くのを辞めようと思った。

 しかし、何かしらの手掛かりが獲られるかもしれない。

 そう考えたのだろう。

 涼子は無言で正樹に続きを促した。


 「1432年にアルサレア王国が崩壊した。隣接する周辺国から一斉に軍事侵攻されてな……」


 「最初に侵攻したのはガレス帝国かしら?」


 涼子の確認に正樹は肯定すると、話を続ける。


 「そうだ。文献によると、当時の帝国を治める皇帝には大陸を統一すると言う野望があったそうでな、帝国との領土問題を抱えてるアルサレアに対して領土奪還の名目で軍事侵攻をしたんだが……」


 「したんだが?」


 「その後のラインメタルやトゥレスと言った周辺国が何故か帝国と組んでアルサレアに侵攻したのか?具体的な理由に関する文献が残ってないんだ」


 何故か当時の記録が残ってなかった。

 そう語る正樹に涼子は質問する。


 「聖王教会側に文献は?」


 その問いに正樹はぶっきらぼうに返した。


 「俺が歴史好きなのは認めるが、全ての文献を読破してる訳じゃねぇぞ」


 御尤もな返答に涼子は謝罪すると共に感謝する。


 「御免。悪かった……でも、御蔭で助かったわ。ありがとう」


 「別に良いさ。俺の趣味が君のトラブルの処理に役立てたんなら儲けもんだ」


 「なら、悪いついでに狩りも任せても良いかしら?」


 申し訳なさそうに言うと、正樹は快諾した。


 「別に良いぜ。今の所は大した障害はねーしよ」


 「ありがとう。後で埋め合わせするわ」


 涼子が改めて感謝すると、正樹は「気にしなくて良い。ただ……」と、前置きしてから抜け目無く対価を要求して来た。


 「片付いたらよ……トレジャラー・ブラックって煙草をカートンで頼むわ。後、土産話も楽しみにしてるぜ」


 正樹の対価の要求に対し、涼子は快諾する。


 「えぇ、終わったら喜んで支払うわ」


 そうして正樹への連絡と依頼が済めば、涼子は電話を切った。

 電話を切ると、軽快な電子音と共に今度はメッセージが送られて来た。

 涼子はスマートフォンの画面をタップしてメッセージを確認する。


 『37名の件で必要な物は?』


 簡潔明瞭。

 何なら、簡素とも言える内容に涼子は要望を返信した。

 要望を送ってから、3分ほど経っただろうか?

 返信が来た。


 『要望は叶える。願わくば、用意が無駄にならない事と哀しい結果を迎えない事を切に望む』


 ビジネスマンは成功を祈ってくれた。

 それに少しだけ感謝すると、再びメッセージが来た。


 『追伸。哀しい結果になった際、死体は全て向こうで処理。遺品等も含めて持ち帰る事を厳禁とする』


 哀しい結果になった場合。

 37名の被害者達が故郷へ帰る事は絶対に赦さない。

 そんな断固たる意志に満ちた追伸がビジネスマンから送られれば、涼子は理由を問う為に返信する。

 少しして理由が告げられた。


 『一切の手掛かりが無い行方不明者という扱いの方が色々と都合が良い。本音を言うならば、核弾頭レベルの力を有する不届きな考えを持った若者と言う大き過ぎる不安材料を抱えたくない。コレは私と私のパートナーの意思でもある』


 冷酷非常。

 そう言っても良かった。

 だが、実際問題として……

 厄介極まりない問題を兼ね備えた獅子身中の虫の群れを呑み込んで、後で面倒を起こされるくらいならば、人知れずに全員が死んでくれる方が都合が良い。

 非道と身勝手極まりない理由を知っても涼子は顔色一つ変える事無く、納得と呆れを込めた呟きを漏らした。


 「当然よね。誰だって厄介な面倒を抱えたくない……だったら、努力が実らず申し訳無いって平謝りしてる方が楽だもん」


 その呟きには侮蔑も混じっていた。

 涼子はメッセージでの遣り取りを全てスクリーンショットで保存すると、良い結果になる事を願い、祈りながら支度していく。

 支度を済ませ、自室から"犬小屋"へ転移した涼子は向こうへ行く間際。

 ポツりと呟いた。


 「どうか、最悪の選択がされませんように」


 涼子は祈る様に呟くと、向こう(異世界)へた降り立つのであった。




面倒かつ厄介極まりない厄ネタを抱えるくらいなら人知れずに全員死んでくれた方が実害は無い…行方不明って形なら尚更都合が良いのも事実(鬼畜外道な発言


被害者遺族も含めた37名以上の人間を不幸極まりない惨状にするのと、

日本に住まう一億人以上の人間の平和と安全


この2つを天秤に掛けて優先されるべきは?っていうクソみたいなトロッコ問題でビジネスマンとパートナーは後者を選んだ…そっちの方が都合が良いからってだけの話なんだよね


だって、チートパワーで面倒起こされて死者がアホみてぇに出たら洒落にならんし、

魔法とか言う何か得体の知れない厄介で面倒なトラブルを引き寄せる争いの種になるコレを求めて面倒臭い事にもなりかねない…


だったら、極めて遺憾だけど死んでくれる方が都合が良い


しかし、同時に指示に従って元の世界に戻る意思を見せるなら全力を尽くして保護に当たるし、最終的には両親の待つ家に帰して元の生活を送れる様にも鋭意努力する


そして、ビジネスマンとビジネスマンのパートナーは哀しい結果にならない事を本心から願っている


矛盾はしてないぞ?

誰だってグッドエンドを求めるし、グッドエンドの方が好きなんだからグッドエンドになる様に努力するのは当たり前の事なんだからさ?

そして、バッドエンドになるにしても、

最悪な被害が起きない様に非情な決断を下すのも必要不可欠なのも事実である


正義の味方なら両方を救うんだろうけど、涼子も正樹もビジネスマンも正義の味方じゃないからね…

アイツ等はロクデナシのクズだからな?

読者諸兄は理解してると思うけど一応は明言しておく


あ、前回の後書きで言わなかったけど…

人間♂×魔女だけでなく、

魔女×魔女の交配も可能だったりする。

魔女×魔女の交配すると、競馬のサラブレッド創り( みたいにサラブレッドな魔女が産まれる。

で、戦績がクッソヤベェ伝説クラスのG1馬が産まれるみたいに何かヤベェのが爆誕する事もある

え?女同士なのに子を成せるのかって?

タマとサオのセットを生やして精子を中に出して受精させる事が出来れば解決するから仔細問題無し←


あーそうなると…

自分で言ってアレだけど、魔女×魔女で産まれた子供が男の子でも魔女になるのかな?

魔女同士の交配で産まれたのが男でも魔女の力が継がれてる事はあるんだけどね…


長々としたけど読んでくれてありがとう



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