カピパラくんが、ひつじさんに出会うまで(告白編)④
最初にちょっとしたアクシデント(でもないですが…)はありましたが、カピパラくんは無事にひつじさんと出会うことができました。二人で喫茶店に入ります。夕方の喫茶店は、そこまで混んでいませんでした。
「さっきはごめんなさい、初めまして、カピパラです」
「いいえ、気にしないでね。初めまして、ひつじです」
お互い自己紹介してから、軽食を頼みます。といっても、この喫茶店はけっこうボリュームが多い料理がほとんどだったので、カピパラくんもひつじさんも目をぱちくりさせています。
「食べきれそうですか?」
「平気です、いつもご飯はいっぱい食べていますから♪」
ひつじさん、おいしそうにたまごサンドにぱくつきます。本当においしそうで、食べるのがすごく好きな方なんだなぁと、カピパラくんは微笑ましそうにひつじさんを観察します。
――きれいな目をした人だなぁ――
写真よりももっと素敵な、ぱっちりくっきりお目めに、カピパラくんはもうメロメロになっていました。正直なところ、この日話した内容などは、「マンガや趣味、仕事のことだったかなぁ」くらいしか記憶がないのですが、そのときのひつじさんのしぐさや目の動きは、よく覚えています。きょろきょろとよく動くかわいいお目めに、カピパラくんは夢中になっていたのです。




