カピパラくんが、ひつじさんに出会うまで(告白編)②
ラインを交換して一日目。カピパラくんは、すっかりひつじさんのとりことなっていました。まだ会ったこともないのに、まるで長年の親友のような気持ちを抱いていたのです。とにかく趣味がよく合うのです。二人ともマンガが好きで、アニメが好き。マンガのジャンルも同じで、だけどもちょっと違うから、お互いに新たなマンガを知ることができる。カピパラくんはこのときすでに、会ってみたいと思っていました。
「そしたら、ぼくのおすすめのマンガをお貸ししましょうか?」
「えっ、いいんですか? ぜひぜひ! いつ会いますか? わたしはいつでも会えますけど」
「それじゃあ明日とかどうですか?」
「はい! 喜んで!」
まさか今日ラインを交換した女性と、次の日会うことになるなんて、今までのカピパラくんでは考えもしない急展開です。それでもカピパラくんは、すでにひつじさんに夢中でした。
そうして初めて会ったひつじさんは、写真で(ちなみに写真はぼくも送ってもらっていました)見た姿よりも、とってもかわいらしくって、それなのに凛とした表情でした。すごい強くて優しそうな、だけどもどこかに悲しさが垣間見えるような、そんなひつじさんのすがたに、カピパラくんはこう思いました。
――この人、ぼくに似てるかも――




