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僕の好きな女性が、僕の目の前で他の男とキスをする。

作者: 七瀬
掲載日:2022/06/08







“僕の好きな女性が、僕の目の前で他の男とキスをする。”




僕が彼女を好きになって3年! 彼女は僕の目の前で他の男とキスをした。

あまりにもショックで、僕はその日どうやって家に帰ったのか全く憶えて

いない。

勿論! 彼女とその男は僕の存在に気づいていなかっただろう。

僕からは、はっきりと二人がキスをしているのが見えたのだけど...。

二人からは、建物が邪魔をして僕は見えていなかったはずだから。





・・・僕はいつか? 彼女と勝手に付き合えるものだと想っていた。

僕の被害妄想だったのだけど。

それでも、僕と彼女は普通に会話ができる関係でもあった。

彼女は僕と同じ職場の女の子だ。

彼女とキスをしていた男は、営業先の男だと僕は見て直ぐに分かった。

いかにも、“軽そうな男”が彼女はタイプなのか?

コイツぐらいカッコよければ? 別に彼女じゃなくてもいいじゃないか!

他にも女はいるのに、何故? 彼女なんだと僕は腹が立った。

いつだって! カッコイイ男がモテる時代!

僕だってモテたいよ!

いや? “彼女だけに僕はモテたいだ!”





まあ、僕のそんな気持ちは彼女には届いても届かなくても一緒なのだけど。

それでも僕は、彼女を諦めきれないでいる!

僕の目の前で他の男と彼女がキスをしたというのに、まだ信じられないでいた。

ひょっとしたら? 男が彼女の弱みを握っていて無理矢理彼女にキスしたとか?

不意打ちにキスされたとか?

彼女の意志とは関係なく、キスしてしまったみたいなことを考えてしまう。

彼女はあの男の事なんか、本当は好きじゃないんじゃないか。

それなのに、あの男が彼女の唇を奪うなんて許せない!










 *






・・・でも? 彼女とあの男がキスをしているところを僕が見て数日後。

彼女があの男を連れて職場に来てこう言った。



『私達、“結婚する事になりました!”』

『えぇ!?』

『おめでとう~』

『良かったね!』

『お似合いじゃん!』

『幸せになってね!』

『うん! ありがとう。』

『必ず、彼女を幸せにします!』

『本当におめでとう~』

『・・・仕事はどうするの?』

『辞めませんよ! お互い仕事しながら二人で頑張っていきます!』

『うん、そうだな!』

『そうなんだ、これからもよろしくね。』

『はい!』










・・・なんだよなんだよ! いきなり“結婚しますって”何なんだよ!

僕の想ってる通りじゃないじゃないか!

ふざけんな! 僕の3年間を返せ!

結婚するなら、もう仕事も辞めてくれないかな?

僕の気持ちはどうしたらいいんだよ。

ずっと隠し通せる自信もないんだ! 一層の事、辞めてくれよ。

その間に、他に好きな女性ひとでも見つけて君の事なんか忘れてやる!





でも? 君が辞めないんだったら、僕の気持ちを隠し通すしかないじゃないか!

僕は“君が好きなんだよ。”

本当に君は、ヒドイ女性ひとだよね。

僕の心を弄ぶヒドイ女だ!





















・・・数ヶ月後、彼女とあの男が結婚式を挙げた。

彼女は幸せそうな笑顔をずっとしていたな。

その後、彼女は何事もなかったように会社にくる。

僕もいつも通り彼女との関係を保つことにした。




でもね? 僕の部屋の中は“彼女でいっぱいになった。”

僕の部屋には、僕が隠し撮りした“君の写真が部屋を埋め尽くすほど

部屋中に貼られているだ。”

君が使ったモノも、こっそり僕は家に持って帰ってきて保管してるんだよ。

君で僕の心を満たしたいんだ!!

僕がこうなったのは? “全部、君が悪いんだからね。”

僕は完全に、君のストーカになってしまったんだからさ!



最後までお読みいただきありがとうございます。

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