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ハジメテとそんなものについての考察

作者: 水卜

中一の時に"ハジメテ"の彼氏ができた。

顔はまあまあかっこいいぐらいだったか。

彼から告白されたから、特別好きという訳では無かったけど付き合うことにした。


彼氏ができたらリア充という言葉もあるように充実感が得られるのだと思っていた。

しかし、付き合ってみてわかったことは彼氏という存在は男友達と何ら変わらないということだ。


デートはするものの友達と遊ぶのと変わらないし、まあ楽しいけどそんなに特別に彼氏だからということはなかった。


"ハジメテ"彼氏と手を繋いだ。女友達と

ことだ。


その彼氏とは別れて、他の人と付き合っていくことになるのだが、その話は置いておこう。


"ハジメテ"のキスは高1の冬だった。

キスは好きな人とする特別のもので気持ちの良いものだと思っていた。


私のファーストキスは男友達だった。実に私らしいと思った。

彼と私はお互い友達としての好意はあったが、恋愛的には全く好意を持ち合わせていなかった。


彼との話の流れでなんとなくキスをされた。

嫌悪感は無かったが、気持ちよくも無かった。実際に真っ先に思ったのは、指を2本唇に触れさせるのとほとんど変わらないということだ。


その後、洋画でよく見るような唇で唇を啄むようなキスをされた。こんなものかという感想しか出てこなかった。


舌で私が閉じていた唇の隙間を舐められた。ああ、このままディープキスをするんだ。と思った。ただ、なんとなく嫌悪感があったので止めさせた。


もし、彼とそのまま続けていても、そんなものなのかという感想しか出てこなかっただろう。


ちなみにその後の彼との関係性はキスの前と同じようにただの友達である。


これは予測でしかないが、行為がエスカレートして性行為に及んでいたとしても彼とは友達だっただろう。きっと性行為の感想もそんなものかと言ったところだろう。


高2の夏。"ハジメテ"ピアスを開けた。ピアスを開ける前はとても緊張していた。


ピアッサーを押したら一瞬だった。

血は出てこなかったし、開けても痛みはほとんど無かった。そんなものなのかと思った。


その夜の夢。

私はまた別の男友達と"ハジメテ"性行為をする夢を見た。

彼は中学校の頃に仲の良かった友達だ。


私は実際性行為をしたことがないし、夢の中ですらしたことがなかった。


夢の中の処女喪失は一瞬だった。

こんなものかと思った。


ピアスを開けたからこんな夢を見たのだろう。


そして高2の冬。

相手は当時付き合っていた彼氏だった。

彼から告白されてなんとなく付き合っていたのだ。

そして私は実際に処女を失った。

それはあの夢のように一瞬で無感動なものだった。



私達は未知のものに幻想を抱きすぎている。

もっと現実を見るべきだ。

世界のすべては科学で証明可能だ。

だから世の中は"そんなもの"ばかりなのだ。

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