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詩、No.0003
カステラカステラ
アハハハハ
電気だ電気だ
アハハハハ
笑いだ笑いだ
アハハハハ
狂気だ狂気だ
アハハハハ
絶望絶望
アハハハハ
苦しみ苦しみ
アハハハハ
地獄だ地獄だ
アハハハハ
タバスコ タバスコ
ゴクゴクゴク
あれ、なんだか憂鬱が
晴れるようだよ
アハハハハ
痛いよ痛いよ
アハハハハ
かきむしる
頭を抱えて
案の定
油と血の塊が
爪に食い込む
アハハハハ
あれ今度は何か、甘いも
タベタクナッタよ
アハハハハ
カステラカステラ
アハハハハ
彼は、異常な性癖があったんだよ。
彼は、人形の服を脱がして、
アスファルトに叩きつけて、
ナイフで、シリコンの胸をぐさりさ。
それから、屠畜場で手に入れた豚の小腸をポリ袋に入れて運び出して、
それでね
アハハアハハ
胸の切れ目に突っ込んで、
クチャクチャにしたのさ
アハハアハハ
無論、人形は表情ひとつ変えないのさ。
それがたまらなく快感なんだろうね。
アスファルトにぶちまけられた内蔵は、
さぞ美しいのだろう