第九十七章 トンの町 9.微睡みの欠片亭(その2)
「【日用大工】のスキルで、武器とか作れるもんなのかな?」
どう考えても武器や防具というのは、「日用品」の範疇には入らない気がする。
「鎌くらいなら生活雑貨で通るのかな? ……だとしたら、金槌とか鉈・斧なんかも大丈夫なのかも……だけどなぁ……」
鉈や斧を造るのには【鍛冶】のスキルが要るのではないか? 確かに【日用大工】には金工のスキルも含まれているようだが、鍛冶作業は金工とはまた別だろう。
他にはと言えば……あるとすれば買い物カートとか荷だろうか。
「……とりあえず、明日にでも鎌を試作してみるか。他には……あれ? 【古道具屋】がLv3に上がってる。……何かしたかな? 僕」
シュウイは不思議がっているが、これは教会の椅子などが〝骨董品の補修〟であると見做されたためであった。暫し首を捻っていたシュウイであるが、まぁ上がるんなら文句は無いとばかりにスルーを決め込む。
「他は……あぁ、運営からスキルを貰ったんだっけ」
スキルの欄には新たに【採集の心得】【採掘の心得】【野営の心得】が並んでいる。
「確か……【採集の心得】って、発見と採取に補正が付くんだよね。序盤では使い易いスキルだって、カナちゃん言ってたっけ。後の二つも似たようなもんだろ。キャンプ前に手に入ったのは僥倖だったなぁ」
ウキウキとした様子で、今度は称号欄に目を移すシュウイ。新たに取得した称号は、『綺麗好きの信徒』と『伝道者の祝福』である。
「『綺麗好きの信徒』の効果は宗教関係者からの好感度上昇、『伝道者の祝福』は教会から便宜を図ってもらえる確率が少し上がるのかぁ……。先の事を考えたら、これもありがたい称号だよね、うん」
お化けが苦手なシュウイとしては、除霊浄霊に長けるであろう宗教者とは関係を密にしておきたいところである。聖女や神官などのプレイヤーに知り合いがいない現状では、住人の宗教関係者が生命線ではないか。是非とも好い関係を築きたいと切望するシュウイであった。
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《シュウイのスキル/アーツ一覧》
レベル:種族レベル10
職業:冒険者(メイン)/遊び人(サブ)
スキル:【しゃっくり Lv3】【地味 Lv7】【迷子 Lv3】【腹話術 Lv2+】【解体 Lv9+】【落とし物 Lv10+】【べとべとさん Lv3】【虫の知らせ Lv9】【嗅覚強化 Lv8】【気配察知 Lv8】【土転び Lv3+】【お座り Lv3+】【掏摸 Lv3】【イカサマ破り Lv5】【反復横跳び Lv4】(【日曜大工 Lv5 日用大工に進化】)【通臂 Lv1+】【腋臭 Lv1】【デュエット Lv5】【般若心経 LvMax】【弓術(基礎) Lv5】【狙撃(基礎) Lv7】【投擲 Lv6】【器用貧乏 Lv7】【飛礫 Lv6】【擬態 Lv3】【ウェイトコントロール Lv4+】【隠蔽 Lv3】【疾駆 Lv3+】(【給水 Lv3 霊水に統合】)【古道具屋 Lv3】【聴耳頭巾 Lv5+】【大食い Lv1】【闇魔法の素地(オーク) Lv2】【木登り Lv3】【霊水 Lv4】【福笑い Lv3】【掘り出し物 Lv3】【堆肥作り Lv3】【ろくろ首 Lv1】【メビウスの壁 Lv0】【整理整頓 Lv3】【捕り手術 Lv3】【奪刀術EX Lv2】【鑑定EX Lv2】【化石 Lv1】【掃除 Lv1】【伐採 Lv0】【暴走 Lv1】【左右 Lv3】【着痩せ Lv3】【優柔不断 Lv0】【平衡感覚 Lv1】【モグラ叩き Lv0】【歌舞の心得 Lv0】【男の手料理 Lv3】【遊興術 初級 Lv0】【暴発】【ファンブル】【採集の心得 Lv0】【採掘の心得 Lv0】【野営の心得 Lv0】【日用大工 Lv1】
アーツ:(【従魔術 使役術に統合】)(【召喚術(仮免許) 使役術に統合】)【杖術(物理) 皆伝】【調薬(邪道) 初級】【錬金術(邪道) 初級】【火魔法(オーク) Lv3】【土魔法(ホビン) Lv3】【水魔法(ホビン) Lv3】【暗器術 初級 Lv2】【聖魔法 初級 Lv1】(【死霊術(聖) Lv1 使役術に統合】)【使役術 Lv2】
ユニークスキル:【スキルコレクター Lv7】
称号:『神に見込まれし者』『ホビンの友』『ツリーフェットの友』『霊魂の友』
『泉の精霊に祝福されし者』『泉の精霊の謝罪を受けし者』『豪気な使役主』
『ズートの友』『深淵の胃袋』『ヤマタノヲロチ』『綺麗好きの信徒』
『伝道者の祝福』
従魔:シル(従魔術) マハラ(召喚術)
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《シュウイの従魔一覧》
個体名:シル
種族:ウォーキングフォートレス(幼体)
レベル:種族レベル6
固有スキル:【力場障壁 Lv7】
個体名:マハラ
種族:エルダーデスヘッド(幼体)
レベル:種族レベル3
スキル:【狙撃 Lv3】
ユニークスキル:【紡糸EX Lv3】
称号:『先駆けの進化種』『パイオニア』
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