第9話 世界300万人配信バトル
第9話です。
読んでいただきありがとうございます!
前回、ユウトは
世界ランキング1位のダンジョン配信者
レオン・クロウから挑戦を受けました。
そして今回――
ついに
世界同時配信のダンジョン対決がスタートします。
視聴者数はなんと
300万人以上。
世界中が見守る中、
ユウトの「ドロップ率∞」スキルは本物なのか、
それともただの偶然なのか――。
そして今回も少しだけ
ユウトとアリアの距離が近すぎる(?)場面があるかもしれません。
楽しんでいただけたら嬉しいです!
翌日。
巨大なダンジョン入口の前。
人。
人。
人。
そして――
ドローンカメラ。
世界同時配信の準備が進んでいた。
コメント欄。
「世界配信」
「300万人待機」
「歴史イベント」
俺は少し緊張していた。
「なんか凄い規模だな」
隣でアリアが腕を組む。
「当然でしょ」
「世界ランキング1位との配信よ」
コメント
「女王」
そのとき。
金髪の男が近づいてきた。
レオン・クロウ。
世界トップ配信者。
登録者900万人。
レオンは笑う。
「Ready?」
俺はうなずく。
「いつでも」
レオンはカメラを見る。
そして言った。
「World」
「Today」
「We test the bug」
コメント欄。
「挑発」
「煽り」
アリアが一歩前に出る。
「安心して」
「あなた負けないから」
そして。
俺の肩を軽く叩く。
距離近い。
コメント
「甘サド」
俺は苦笑する。
「プレッシャーかけますね」
アリアは小さく笑う。
「違う」
そして。
耳元で囁く。
「期待してる」
コメント
「距離」
そのとき。
配信カウントダウンが始まる。
⸻
5
4
3
2
1
⸻
配信開始。
瞬間。
コメント欄が爆発する。
「300万人」
「世界」
「始まった」
レオンが言う。
「ルールは簡単」
「同じダンジョン」
「ドロップ勝負」
コメント
「いい企画」
俺はうなずく。
「了解」
そのとき。
アリアが背中を押した。
ぐいっ。
「行きなさい」
俺は前につんのめる。
そして。
ドン。
柔らかい感触。
「……」
「……」
振り向くと。
アリア。
距離。
近い。
かなり近い。
俺の顔の前。
アリアの胸元。
コメント欄。
「」
「」
「」
数秒。
沈黙。
そして。
アリアが言う。
「……」
「ねえ」
低い声。
「世界配信で」
「何してるの?」
コメント
「4回目」
俺は慌てる。
「押されたんです!」
アリアは頬を赤くしている。
だが。
口元は笑っている。
「ほんとに?」
コメント
「甘サド」
アリアは指で俺の頬をつつく。
「まあいいわ」
「あとで覚えてなさい」
コメント
「怖い」
レオンが笑う。
「You」
「Very lucky」
コメント
「ラッキースケベ」
レオンは剣を抜く。
「Let’s go」
「Show me」
「Your bug」
俺も剣を握る。
ダンジョンの奥。
モンスターの群れ。
そして。
最初の敵。
オーク軍団。
コメント欄。
「来た」
「群れ」
レオンが飛び込む。
ザン!
ザン!
ザン!
オークが倒れる。
ドロップ。
2個。
コメント
「普通」
次は俺。
オークを倒す。
ザン!
そして。
⸻
ポン
ポン
ポン
ポン
ポン
ポン
⸻
コメント欄。
「6個」
「差」
レオンが目を細める。
「Interesting」
次々モンスターを倒す。
そして。
ドロップ。
毎回。
爆発。
コメント欄。
「バグ」
「世界配信で証明」
視聴者数。
⸻
300万
↓
450万
⸻
そのとき。
奥から。
巨大な影。
コメント
「ボス」
「ドラゴン」
ダンジョンドラゴン。
Bランクボス。
レオンが笑う。
「Perfect」
「Final test」
アリアが俺を見る。
そして。
微笑む。
「見せなさい」
「世界に」
コメント欄。
「主人公タイム」
俺は剣を握った。
世界が見ている。
そして。
ドラゴン戦が――
始まる。
⸻
第9話 完
第9話を読んでいただきありがとうございました!
ついに始まった
世界配信ダンジョンバトル。
世界ランキング1位の配信者レオンと
新人ながら世界中から注目されるユウト。
さらにSランク探索者アリアも加わり、
配信は一気に世界規模のイベントになりました。
そして配信中に現れたのは――
ダンジョンドラゴン。
通常なら大規模パーティが挑むレベルのボスですが、
世界中の視聴者が見守る中、戦いは次回へ。
果たしてユウトのドロップ率∞は
このボス戦でどんな結果を見せるのか――。
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それでは次回もよろしくお願いします!




