第6話 Sランク美女と休憩(距離バグ)
第6話です。
読んでいただきありがとうございます!
前回、ユウトとアリアは
ダンジョン最奥ボス「オーガキング」を討伐し、
とんでもないドロップを手に入れました。
その配信は大きく拡散され、
ついに世界レベルの注目配信になりつつあります。
今回は少し落ち着いた場面……と思いきや、
・アリアとの距離がさらに近くなったり
・新たなモンスターとの戦闘
・そしてまたしても規格外のドロップ
と、配信はまだまだ大盛り上がりです。
楽しんでいただけたら嬉しいです!
オーガキング討伐から数分後。
ダンジョンは静かだった。
俺は地面に座り込む。
「はぁ……」
コメント欄はまだ大騒ぎだ。
コメント
「神回」
「15ドロップ」
「SSSスキル」
「世界配信」
視聴者数。
320,000
俺は苦笑する。
「なんか凄いことになってるな」
隣でアリアが伸びをした。
「まあね」
銀髪が揺れる。
コメント
「美人」
「ヒロイン確定」
アリアは剣をしまうと
俺の横に座った。
距離。
近い。
かなり近い。
コメント欄。
「距離」
「近い」
アリアは俺の顔を覗き込む。
「疲れた?」
俺は笑う。
「まあちょっと」
アリアはニヤッとする。
「じゃあ」
「ご褒美」
そう言って――
俺の肩に寄りかかった。
「え?」
コメント欄。
「!?」
「肩」
「神回」
俺は固まる。
アリアの髪が肩に触れる。
いい匂い。
コメント
「ラブコメ」
「これは狙ってる」
俺は言う。
「配信してますよ?」
アリアは笑う。
「知ってる」
「だからよ」
コメント
「強い」
「女王」
そのときだった。
ダンジョン奥から音。
ゴゴゴ……
コメント
「なんか来る」
地面が揺れる。
俺たちは立ち上がる。
そして。
洞窟の奥から現れた。
巨大なスライム。
コメント
「でかい」
「スライムキング」
Cランクモンスター。
俺は剣を握る。
アリアが言う。
「今回はあなた」
「一人でやってみなさい」
コメント
「試験」
俺は苦笑する。
「厳しいですね」
アリアは腕を組む。
「大丈夫」
「死にそうになったら助ける」
そして。
小声で。
「配信的にも」
「その方が面白いでしょ?」
コメント
「分かってる」
俺は前に出た。
スライムキングが突進。
ドォン!!
床が揺れる。
俺は回避。
剣を振る。
ザシュッ!!
ダメージ。
だが硬い。
コメント
「タンク」
「長期戦」
俺は一度距離を取る。
そして。
新しいスキルを思い出す。
幸運支配
試すか。
俺はスライムキングに突っ込む。
「はああ!」
ザンッ!!
スライムキングが崩れる。
討伐。
その瞬間。
⸻
ポン
ポン
ポン
ポン
ポン
ポン
ポン
ポン
⸻
コメント欄。
「8個」
「やば」
その中。
虹色。
コメント
「また虹」
俺は拾う。
鑑定。
⸻
ユニーク装備
「幸運の指輪」
効果
ドロップ品質上昇
レア度
SS
⸻
コメント欄。
「装備きた」
「完全チート」
視聴者数。
450,000
そのときだった。
俺が振り向く。
そして。
足を滑らせた。
「うわっ」
ドン。
倒れる。
そして。
俺の顔の前。
アリアの太もも。
コメント欄。
「」
「」
「」
さらに。
柔らかい感触。
アリアの膝枕。
俺は固まる。
「……」
アリアも固まる。
数秒。
そして。
彼女が言った。
「……」
「ねえ」
低い声。
コメント
「怒る」
アリアが俺の頬をつつく。
「さっき胸」
「今度は膝」
「わざと?」
コメント欄。
「ラッキースケベ2回目」
俺は慌てる。
「違います!」
アリアはしばらく俺を見て。
そして。
笑った。
「まあいいわ」
「今回は許す」
そして。
耳元で囁く。
「次やったら」
「配信でいじり倒す」
コメント欄。
「甘サド」
「最高」
視聴者数。
500,000
そして。
この配信は。
この日。
世界ダンジョン配信ランキング
1位になった。
⸻
第6話 完
第6話を読んでいただきありがとうございました!
今回の配信では
・スライムキング討伐
・新たなユニーク装備
・そしてアリアとの距離がさらに近くなる(?)
という展開でした。
視聴者数もついに
同接50万人
という、とんでもない数字に。
これだけの規模になると
当然、世界中の配信者や企業、そして探索者協会も
黙ってはいません。
そして次回は――
・ダンジョン攻略後の休息
・配信外でのユウトとアリア
・そして新たな出会い
といった展開になります。
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それでは次回もよろしくお願いします!




