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境界の探偵たち   作者:


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違和感-2

「何はともあれ、一度春日井さんのご友人たちにお話しをききたいところですね。」


玲の言葉に朱音は気まずそうな、形容しがたい顔をする。

朱音の現状を思えば、形代や三澄に会うのは確かに気まずいだろう。玲もそう思う。

だが、朱音がいることで彼らがどんな反応を見せるのか――それも確かめたいのが、正直なところだった。

職員室での反応から、恐らく警察が他の職員に話をきいた際にでも言ってしまったのか、朱音が『鬼』であるということは、すでに広まってしまっているのだろう。

それがどこまで広がっているのかは定かではないが、少なくともここに向かうまでの間にすれ違った学生たちからは犯人と目されている朱音への好奇の視線は感じても恐れや畏怖の視線は感じなかった。


「先生、念のための確認ですが、周防さんが『鬼』であるということは、どこまで広まっていますか。」

「はっきりとはわかりませんが、職員には周知されてしまっていますね。警察が他の先生にも話を聞いた際に言ってしまったようで......。その件については僕から厳重に抗議しておきましたが、周防君には嫌な思いをさせてしまって申し訳ない。」


朱音に向かって頭を下げると、朱音は慌てふためく。


「そんな!紫藤先生が謝ることじゃねぇっす。それに、先生は俺が鬼だとわかっても態度変えなかったっすよね。俺は、それだけで......大丈夫です。」


ニッと笑って告げる朱音に紫藤も顔に笑みが浮かぶ。

紫藤以外の先生たちの態度に思うことがないと言えば嘘になるが、それよりも目の前の紫藤が態度を変えないでいてくれたこと、自分が犯人じゃないと思ってくれていることが何よりも朱音には嬉しかった。


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