始
これは、僕の、僕と彼女の不思議なお話
確かにそこにあった本当のことだ
僕は夏休みに両親に連れられ祖父母の家に遊びに来ていた、周りには畑や田んぼに山と川しかしかない普通の田舎だ、夜にはカエルが沢山鳴いて、山は木と土で溢れそうだ、川には魚やカニが居る、僕が外に出るのが好きだったらさぞ楽しめただろうというとても普通な田舎だ。
さて、なぜ外に出るのが好きじゃない僕がこんなに外の事に詳しいのか、それは簡単だ。おばあちゃん家に来てまで家の中で携帯ゲームをしていたら母親にたまには外に出てこいと怒られてしまって散歩をしていたからだ、幸い小さな頃はよくこの辺りで遊んでたから道に迷ったりすることは無い、だが年々上がっていく気温と身体に粘り着くような高湿度が相まって僕の体力を削っていく、涼しい場所に行こうと思い川に向かってきた所までは良かった、調子に乗って行けるところまで川を登ろうとしたのが行けなかった、大体1時間程川を登っただろうか、少し開けた川辺に出てそこで疲れ果てて休憩中なのだ、山の麓にあるようで生い茂った木々達が影になってかなり涼しい。
もう少し休憩したら帰ろう。そう思った時だった、視界の端に何かが写った。ふと気になってそれを見に行くとどうやら鳥居のようだった、お世辞にも立派とは言えないほど苔むしており大きさも2.5m程だろうか、少し奥には小さいがお社のような物も見える、お社に近づこうとしたその時だった
「珍しい、私以外に子供を見かけるなんて」
背後から僕と同い年位の女の子の声がした、驚きながら振り返るとそこには白い肌とそれを際立てる様に黒い髪を肩まで伸ばし麦わら帽子を被った白いワンピースの女の子が立っていた
初めて書く小説なのでだいぶ文が拙いと思いますがご容赦ください。
投稿頻度はだいぶ長く空くと思うのであまり期待しないでください