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Extra Episode 3 真琴

「真琴とのデートなんだけど何処行きたい?」

彼女はだいぶ逡巡していた。きっと俺の受験の邪魔をしたくないのだろう。

「気にしなくていいぞ。俺は天才だから受かる、そう決まってるんだ」

(正直に言うと危ないが真琴に気を遣わせたくない)

初冬だが魔界は寒くない。せっかくだから人間界にしないかと提案した。

「いいわよ、最近はこの家と学校の往復みたくなっちゃったし」

彼女の許可を得て都内を散策することにした。


「真琴って隠れオタク(腐)だよな。乙女ロード行ったこと無いし行こう」

女子の秋葉というだけあって店の中に入るのは気が引けた。

「店の周りでうろついてるから、真琴は自由に楽しんできて」

そういうと手を振ってあっという間に店内に消えて行った。

「いっぱいグッズや同人誌買ってきたわ。後で見せてあげる」

その時真琴は荷物を落し一冊の同人誌が見つかった。表紙には俺と俊に酷似したキャラクターが描かれていた。

「べ、別に深い意味なんてないわよ?絵柄が好みだったの」


その後はサンシャインシティに行って食事をしたが、あの同人誌が頭から離れない。

「何あんたが気にしてるのよ。好み、ただそれだけだからね」

真琴に気を遣わせてしまった。あれを俺と俊に見立ててたとしてももう彼女だ。

「最初ちょっと驚いただけだ。それよりここのたらこパスタ美味しいね」

他愛のない会話でやり過ごそうとしたが真琴はじっとこちらを見ている。

「表紙の二人が俺と俊に似てるって思っただけ。たとえ意図的にそういうの選んで真琴がその本を買ったとしても気にしない。真琴は俺の彼女だから」

そう言って席を立ち会計に向かった。


サンシャイン水族館で手を繋ぎながらペンギンを二人で眺めた。真琴は無邪気に眺めて、後悔の色は感じられなかった。俺も罪悪感に打ち勝たないといけないと思った。

「マンタ見に行こう、ゆったりと泳いでいてかわいい」

真琴ともゆっくりと進んで行こう。今は二人とも俊を忘れるのは無理なのだから。

その後二人で館内のカフェで休み、時間を潰してから水族館を後にした。短い時間を無駄にしたくないから山手線に乗って原宿に向かった。


「あんたなんで遙には病み系や地雷系を着せて置いて私には子供服なのよ」

実際には子供服ではない。ゴスロリに近い服なんだが幼く真琴には感じられたようだ。

「人それぞれ似合う服があるの。家に帰ったらそれがおかしいかみんなに聞いていいよ」

その後も小物、アクセサリーを見て回って代々木公園に行った。


「ここたまに野生のリスが見れるぞ、簡単には見つからないが」

そういうと彼女はきょろきょろ探し回ったが、残念ながら見つけることはできなかった。

「いいよ、また来れば。受験が終われば少しだけ楽になるから」

そう言いながら公園の入り口で買ったハンバーガーを食べながらお喋りを楽しんだ。

本当なら遙一人を選んで他の女の子たちとはただの友達でいるはずだった。それが遙の考えでみんなの好きを受け入れることになった。全員が自分の元に集まったのは驚きだったが、最初から俺狙いの女の子たちが多いとは聞いていた。


「もう午後五時近いわね、帰りましょう」

そう言って真琴はポルックス・イエローに変身して乗せてくれた。

「時間は十時まであるぞ?そう急がなくてもいいんじゃないか」

そう言っても一直線にイエローは魔界にある家路を急いだ。


一階で飲み物を作ったあと俺は二人分のそれを持ちながら真琴の部屋に向かった。二人で部屋に入ると真琴は鍵をしっかりと掛けた、チェーンも付けて。

「ちょっとそこの椅子に腰を掛けてなさい。私もすぐ行くから」

すると彼女は買ってあげたゴスロリ子供服を脱いでネグリジェ姿なり横に座った。

普段の彼女とのギャップに興奮を抑えられなかった。下着がもろに透けて見える真琴に、俺は虜にされていき、まだ飲み終わっていないのにディープなキスを要求した。


手を引かれて真琴のベッドに向かった。この子はリードしたいタイプで、自分から進んで行動する。そんなところもギャップで惹かれた。

ベッドに座ると彼女は目をつむってキスを待っていたので、しっかりと期待に応えた。

自らベッドに横たわるといつもとはまるで違う優しい目でこっちを見た、「かわいいよ真琴、今から気持ち良くしてあげるからいい子にしててね」

そう言ってネグリジェを脱がせ下着姿にさせた。


「もう慣れてるからね、明義の好きにしていいよ」

慣れるほどは経験はないはずだが彼女がそう言ったので、荒々しくブラを剥ぎ取って剥き出しの乳房に触れた。とても小さいが形のよいそれに欲情した。

数分乳房を責めると全身に手を這わせた。とても気持ち良さそうに身体を捩るので、キスをいろいろな場所にしながら彼女の反応を楽しんだ。

パンツの中に手を入れてクリトリスと膣口を軽く触れただけで彼女の吐息が大きくなっていった。愛おし過ぎてとても優しく触れていたら真琴は首を振った。もっと激しいのを要求しているようだったので指を深く膣に差し込んだ。


「もう欲しいよね?じゃあ挿れてあげるね」

そういうと目を瞑って彼女は大きく何度も頷いた。

「ん、おっきい。早く深くいれて」

言われるまでもなく膣の一番奥までアレを差し込んだ。真琴は自分の親指を噛んで快感に耐えていた。だからその程度では耐えきれないくらい腰を突きあげた。

「ん、あぁ、気持ちいいからもっと早く!」

もう指を齧るのを止めた真琴は完全に身体を委ねてくれた。

「両手を頭の上にあげて、そしたらもっと凄いのあげるよ」

そう言うと素直に従い、無防備になった身体を俺は弄んだ。

まず腰をゆっくり、しかし深く突くと彼女はもう我慢できないくらい喘ぎ声が大きくなっていった。少し休憩して乳房を撫で、小さなお尻をガシッと掴んだ。


「もぅ、十分気持ちいいんだから最後まで...」

そう言い掛けた真琴の言葉を遮るように腰を速く動かして身体を丸めてキスをした。予想以上に舌を絡ませディープキスを望んだので息が出来ないくらい深く舌を差し込んだ。

「う、ん。とっても気持ちいいから最後までお願い!」

もう俺も彼女も我慢の限界が近かったので、腰を速く深く動かし突き上げると果ててくれた。


動けないで横たわってる真琴のお腹あたりに飛んだ自分の精子を拭き取った。

「ありがとう明義、愛してる」

「俺も愛してるよ、真琴」

しばらく裸で二人で抱き合いキスをした。

遙がいながら真琴と付き合った俊に嫉妬していた。男としては最低なのだろうが仕方がない。最初から小さな可愛い美少女だと思っていたんだから。

その後服を着始めた真琴をもう一度押し倒して脱がし、二回目を行った。


バスローブを羽織った彼女を後ろから抱きしめた。真琴はのけぞるように身体を委ねてくれた。

「俺を選んでくれてありがとう。だからもう泣き止んでいい」

俊を裏切った自己嫌悪がとても強かったと彼女は語った。それ以上は言わせちゃいけないので、俊から奪い取ったのは俺だと言うことを強調すると彼女は胸に寄りかかりすすり泣いた。

「じゃぁ共犯にしましょ、明義と私の」

真琴の提案に乗り、この罪を二人で乗り越えることを誓った。


「みんないる?真琴のこの赤いゴスロリどうかな」

キッチンにみんなを集めて彼女に買ってあげた服をお披露目したところ絶賛された。

時刻は間もなく午後十時、愛おしさの欠片をたくさん集めたデートの時間が終わる。だからみんなの前で真琴と抱き合いながら長いキスを皆の前で見せた。


「お夜食ですよ、明義さ、明義」

有希が俺の呼び方を変えたようだ。もうさんは必要ない。

「遙もお腹空いた、一個ちょうだい」

突然乱入してきた彼女に二つあるおにぎりの一つを奪われてしまった。

「仕方ないですね。、また握り直すので二人はそこで待っていてください」

有希はたたたという音を立ててキッチンまで降りて行った。


「真琴ちゃんとは楽しめたようだね。良かった良かった」

遙に変化があるのが見て取れた。

以前の彼女はその言葉を嫉妬を抑え込んで無理矢理言っていた。だがもう安心しているのだろう、今の関係性に。嫉妬がなくなった遙が可愛いので抱きしめた。

「できました、ってお邪魔でしたかね」

有希が帰りかけたので慌てて二人で引き留めた。

「もっといちゃいちゃしたくないんですか?お二人は。でないなら私がいただきます」

肉食系になった有希が面白かったので二人で笑うと彼女は頬を膨らませた。


「とにかく順調みたいですね。この調子でみんなとデートしてください」

気を取り直した有希はそう言った。

その後遙の提案で屋上に行くことにした。ちゃんと寒くないよう着込んで。

空を見ると冬の星座が良く見えた。遙がオリオン座が、有希はシリウスが俺はM42が好きだという話をしながら空を見上げていた。

「受験が終わったらみんなでここに来たい。星座はだいぶ変わっているだろうけど、同じ方向を見てみんなで歩んで行きたいんだ」

この提案に二人は好意的に受け止めてくれた。


二人と別れたあとあと一時間だけ勉強をしようと思ったが、真琴が忘れられず彼女の部屋を訪ねることにした。

軽くノックをすると彼女はすぐに出て来た。

「明義、きてくれたのね。嬉しい」

いつもと口調が違っていた。

ツンデレ語は演技だと前に啓子が教えてくれたがその通りだった。どっちが本当の真琴とかそういうのはもう考えない。喜ばせようと使っている普段のツンデレも、ごく普通のか弱い喋り方の真琴もどちらも同じだからだ。

「いつもの喋り方がいい?」

心配して真琴が聞いて来たので、首を横に振って否定した。

「どっちも真琴、自由にしていいんだよもう。気持ちは変わらないから」

そういうと儚く大人しそうな真琴が寄りかかってきた。


啓子以上にここまで来るのに障害があった真琴、でも乗り越えることができた。だからより一層愛おしかった。彼女に誘われるまま今夜はこの部屋で寝ることにした。もう性欲は二人とも満ち足りている。真琴は華奢な身体で寄りかかってきた。


いつも強がりで勇敢で引くことを知らない魔法少女ポルックス・イエロー。いつか自然体になれるまでゆっくり待ってあげるつもりだ。

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