Extra Episode 1 有希
平和が訪れて2か月、人間界では秋はとっくに訪れていたが気温の高い魔界ではみんな夏のいでたちのままだった。白いTシャツとデニムスカートで有希はペットと戯れていた。ゆっくりと木陰から彼女に近づいて横に座った。
「明義さん?なんでそんなにこそこそと近づいたのです?」
ちょっと脅かそうという気持ちがあったと正直に有希に伝えた。
有希の肩を抱いて魔界の秋風に二人で吹かれていた。しばらくそうした後で、雑草に近い芝生に有希を押し倒した。
「たまにはこっちから攻めさせてくれ。有希に動かないように命令し、胸を触りながら何度もキスをした。有希の吐息は激しくなっていきそのまま全部やれそうだった」
「あ、明義さんやめないでください。本当にお願いします」
有希には申し訳ないが青姦をするつもりはなかったので、そのまま彼女の部屋に運んだ。
有希は本当にあのまま続けたかったのか胸をドンドンと叩いてきた。
「ごめんな有希、ここなら好きなこといっぱい出来るから」
そういいつつも服を脱がせたあとで、どこを触って欲しいかという鬼畜質問をした。
「ぉっぱぃ…」
聞こえない言い直しを何度も命じ、有希は泣いてしまった。
「ごめん泣くとは思わなかったんだ。じゃあリクエストの胸を攻めるね」
遙よりほんの少し大きい胸を触りながら舌で舐めた。
有希の身体はそれだけで硬直し、乳首もパンパンに立っていた。
硬くなった有希の乳頭を舐めながら、下半身もしっかり攻めた。本当はこの今触ってる場所の名前を有希に言わせたかったのだが意地悪し過ぎで叶わなかった。
指で触れながら舌でも大事な部分を舐めた。もう有希はイッてしまいそうだったので、指や手で全身を触れ一度イッテもらった。
「気持ち良かったです。今度はちゃんと明義さんを使ってイカせてください」
俺のアソコを名前に変換するのはなかなか良かった。あれが本体って言えるもんな。
有希の身体と俺の身体を密着させ、二人で欲望を溜め込みながらゆっくりと一つになった。
「あああ、もう始めてください。我慢の限界です」
有希に言われるまでもなくすぐに有希の秘部を触り準備ができたので動かし始めた。
喘ぎ声を口で塞ぐ意地悪を少ししたが、下半身の動きを激しくして頂点に達した頃はもう自然のなりゆきに任せた。有希は大きな声を上げて絶頂に達し。その瞬間たくさん出した。
「やる前もお風呂入ってないね。今から二人でいこう」
腰ががくがくな有希を支え一階の風呂場についた。
ここでもけっこうエロいことしてたなと感慨にふけったが、この後もきっとやるんだよ。
有希がまだダメなので、湯船の中で片手で背を支えながらキスをして胸を弄った。
「有希起きたか?彼女の股間を弄りながら聞いてみた」
「はい、もう大丈夫です2回目お願いします」
そう言って彼女はディープなキスをして身体をぴったりとくっつけて来た。
「これエッチなローションね。全身塗ってあげるから」
そう言って本当に有希の全身に塗りたくった。声にならない声を彼女は上げた。
これを塗ると男のアレももの凄く気持ちがいい。勢いに任せて有希をまた犯した。
全てが終わり我々二人は燃え尽きていた。
「今日の夕飯はカップ麺だな。有希も相当疲れたろう」
そういうと有希もこくりと頷いた。かなり疲れたようだ。
ベッドに潜り込むと二人で軽く抱き合ってキスをした。前に二人で何週間か二人で過ごしたことがあったが、そのままだったらこういう性生活を送っていたのだろう。
「これ着てみて、有希にあうと思って買ってきた」
ストリートファッションのTシャツとスカートだった。
「自然体の有希に合うと思って買ってきた。秋になったらジャンパーもあるから着て欲しい」
いたく気にいったようで有希は大事そうにそれを着てくれた。
「それ着てデートに行こうな。俺もかっこいいの探すから」
嬉しそうに有希は頷いた。
屋上に二人で出ると風が強くやや寒かった。戻ろうと言ったが有希は帰らなかった。
半袖の有希が寒そうだったので後ろから抱きしめて温めてあげた。こんな時間がいつまでも続けと神に祈った。悪魔でも構わない。
「流石に寒すぎますね。屋内に戻りましょう」
有希のその一言で引き返すことにした。
有希は力を振り絞りみんなの夕飯の支度をした。
俺も微力ながら手伝いをした。トマト缶を開けるくらいだが。今日は丸一日有希に使うと決まった日、とにかく隣にいたかった。
「今日は牛肉たっぷりのミートソースです。お代わりはいくらでもありますから」
この日が有希と俺だけで過ごす日とみんなわかっていたので何も言われなかった。
「ちゃかされたりそういうのも少しは欲しかったな」
「そうですね。ここまで気を遣われるとちょっと緊張しますね」
有希はこれまで構わず性的に暴走してきた。でもあれが演技だったとよく分かった。
「最近できた魔界喫茶店に行きませんか?評判はいいようです」
有希の提案に乗ることにし、二人で手を繋いで店まで歩いた。
「木造りの瀟洒な店じゃないか。これだけでも来た甲斐があった」
「メニューを見てください。スイーツがたくさんありますよ」
有希の言葉どおりケーキ類が多かったがタルトを頼んだ。
美味しそうにチーズケーキを食べる有希を見るのが幸せだった。
この子は三番目に来たことに対する引け目を常に持っていた。でも愛情は他の子と同じように掛けてあげたい。だから二人きりデーを作ったんだ。
「そろそろ行こう有希、もう時間が少ないんだ」
二人だけの時間は午後十時まで、まだ時間はあったが部屋に戻りたかった。
「しっ、あれは魔の木ですよ。弱いとは言え明義さんには危険です」
後ろポケットに入っている銃を取り出した。
「このくらいなら朝飯前だよ。そう言ってリアルラヴの銃を魔の木に向け焼き尽くした」
有希には言ってなかった簡易銃を見せると驚いていた。
自分の身体は自分で守る。限界はあるけど魔の木くらいなら俺のが上だ。
また有希の部屋に二人で入った。
まだ愛し足りないので抱き合ってキスをした。二人の時間、期限はあるけど素敵な時を一緒に過ごせた。またこういう日を作ろうと思いながら二人は離れた。
「また子作りしような。仮に早過ぎても俺が全責任を取る」
その言葉を聞いて有希は優しく抱きしめてくれた。
有希と別れ自室に戻った俺には勉強がある。異常な体力でなんとかして見せる。落ちたのをみんなのせいにしたくない。
「夜食だよん」
今夜は啓子が飯を持って来てくれた。
部屋に入るとベッドの上で大の字になっていた。気が散るからやめるように言うと、ベッドの中に潜ってしまった。
「有希っちとは楽しかったみたいね。すごくいい顔してるよ」
「丸一日近く一緒ってのはほとんどないからね。良い想い出になったよ」
「あたしともあるの?明義さん独占デー」
「あるに決まってるだろ、みんなに言ってないけど次は啓子の予定」
啓子はガッツポーズを作って喜んでいた。
ここは一応五人平等だ。だから有希にしたのならあと四人にも同じことをする。
「そのままベッドで寝るなよ。危険な気持ちになるから」
「私でぇ?まあお世辞もこの際受け入れよう。お楽しみの日のために」
啓子はまだ劣等感が消えない。なんどか振ったから仕方がないんだが。
「好きじゃなけりゃ彼女にはしない。これは間違いないから」
啓子は少し天井を見上げると親指を立ててこちらに向けた。
啓子が帰ってからも二時間半勉強を続けた。
起きるのは六時半、四時間では明らかに睡眠不足だが今は頑張り時だ。五人みんなの信頼を勝ち得るための努力は惜しまない。
朝食はサンドウィッチだった。軽く食べるならこれは非常にいい。
「有希、学校まで飛んでくれるか?これからは時短が勝負になる」
昨日濃厚な時間を過ごしただけに彼女を見ただけで照れくさかった。
彼女と会った墨田川、いきなりキスされて逃げてしまった有希。だがそれも愛しい想い出だ。叶わない恋のため暴走してしまったのを俺が助けた。ここから本格的なハーレム家庭が出来上がってしまったんだが今は仕方のないことだったと割り切ってる。
静学館では俺が複数の魔法少女をたぶらかしていると噂されている。本当のことだからこの辺りの質問を直接されたら困る。
「五人とは上手くやってるかね、明義」
しばらく話もしていなかった俊が尋ねてきた。
「いたって順調だ。一時は危機的になりそうだったがその度彼女たちで解決してしまう」
「そうか、良かったな」
少ない言葉で俊は激励してくれた。
真琴を寝取ったことは許されないだろう。それが彼女の意思だとしても断るのが正解だった。でももう家族の一員だから絶対に離さない。
「ん?俊はこんなとこで何してんだ?」
俺と真琴の家から荷物を運び出そうとしたがダメだった。
「そうか、じゃあ頑張れよ」
そっけない言葉で言ったが胸は張り裂けそうだった。
真琴の所有権は間違いなく俊にあった。二人の関係を壊したのは俺だ。
帰りは徒歩で有希が来てくれた。
噂はこの子にもあったがブルー・オリオンと同じだとは誰も気が付かない。
「飛びますか?時短ですよね」
「それはいいや。また嫉妬されても困るしな」
手を繋いでゆっくり歩く二人。恋人にしか見えないだろうな、実際そうだし。これからの送り迎えは有希にしよう。もうバレてるから都合がいい。
「墨田川見たいところなんだが時間がないな」
そういうと有希はブルー・オリオンになり隅田川を上から見せてくれた。
「もういいよ。有希との想い出の場所も見れた。充分すぎる」
強気で冷静な殻を被っているが、誰よりも弱く陰で苦しむのが有希だ。彼女の不安を取り除いてあげたい。だからまたデートしてベッドでいちゃつこうな、有希。
まだ安定した家庭が築けたわけではない。だが有希だけは裏切らない。だから俺も君を裏切らない。二人ともお互いを必要としている。だからずっと一緒にいて、挫けそうな時は励ましてくれ。酷なことを言っているが頼れるのはお前だけなんだよ。ブルー・オリオン、逃げずに立ち向かう勇敢な戦士だ。




