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【45】女王の帰還

遙は重症の精神的病に侵されていた。それを治せるのは真琴だと有希が進言し、真琴はヒールの特訓を始めた。遙は元の状態に戻り我が家に帰還した。

真琴とは結ばれたが、遙を去った喪失感は消すことができなかった。間違いを重ねてゆく自分に歯止めが掛からない。罪悪感で俺の心は深刻に病んで行った。そんな時に真琴からある知らせが入って来た。


「これは遙が入院してる病院よ。連れて行った時に重症だって診断されたわ」

俺への記憶が曖昧になっていた遙。重症なのは想像の範囲だった。

「真琴、一緒にお見舞いに来てくれないか。お前と一緒に行きたい」

彼女はすぐに支度を済ませてくれ、二人で遙が入院する都内の病院に向かった。


遙は長い時間を掛けて精神を病んだ訳ではない。ならば回復も早いかも知れない。自分勝手な期待を込めて病室に入った。

「遙、入るわよ。あなたが好きだった人よ。ちゃんと覚えているわね?」

真琴の言葉に小さく頷くだけで、返事はなかった。


「覚えてるとかそういうのはどうでもいい。早く良くなれよ」

そう言って買って来たリンゴを見せ、それを真琴が剥いた。

遙は相当強い薬を飲んでいる。ぼんやりして周りのことがよく見えていないようだった。予想に反して治らない程のPTSDを患ってしまっている様子だった。帰り際小さな会釈をすると、微笑んで彼女は手を振ってくれた。


PTSDは本来治らない。だが彼女は魔法少女だ。自分でヒールも出来るし、有希や啓子から施してもらうことも出来る。治して連れ帰って休んで欲しいと切に願った。


「真琴だけヒールできないな。無理なのか?」

「え?みんなが出来るんだからたぶん出来るようになるわよ」

真琴も膨大な魔力がありそうだ。期待してみることにした。


「遙はここで特訓してあのトンデモシールドが出来るようになったのね」

魔界樹に真琴を連れて行き、特訓してくれと頼み込んだ。

「いくわよ、『レールガン!』」

まずは樹に傷を付け、それを治す練習だった。


なかなか治せない自分に真琴は焦っていた。助っ人に春香を呼ぼうとしたが、よく考えたら彼女もまたヒールが出来なかった。


「気合が足りないからですよ」

有希が一刀両断で決めつけたので真琴は落ち込んだ。

「そうだ有希。俺の脳を治してくれないか?どうもうつっぽいんだ」

有希はすぐに頭に手を当てたが、とんでもない痺れを感じ中断した。


「真琴帰りますよ。緊急事態です」

すぐにベッドに寝る様に言われ、啓子も駆け付けた。

「普通のうつなら治せます。ですが状態が酷く手の付けようがありません」

「なんなのそれって?それじゃ遙も治せないじゃない」

そう言われても驚かなかった。五股、寝取りと散々悪事を働き、最愛の遙も手元から去ってしまった。最近までなんとか耐えていたがもう無理だ。


「遙のヒールは別格です。統合失調症でも治してしまうでしょう」

「入院してるのよ?今の遙に魔法なんて無理だわ」

真琴は混乱した。ここまで俺が悪いとは思っていなかったようだ。


「真琴は電撃が武器です。脳、特に前頭葉に電流を流せるなら最強の精神科的ヒールが使えるようになるはずです」

そう有希に言われレールガンを打ちこもうとした。

「死にますそれは。ヒールとしての電流が欲しいのです」

有希に止められ死は免れた。


それでも症状は遙と同じ程度に酷いので、癒し効果のある魔界樹でしばらく寝泊まりすることになった。

「アニマルセラピーも精神的に有効です」

たぶん有希自身の趣味も兼ねてペットたちを連れて来た。


「お兄ちゃん、一緒にお風呂入ってあげる」

精神がヤられた原因の一つが春香との関係だった。でも見たいから一緒に入った。

「明義ちゃん、おっぱいあげますねえ」

妹がとんでもない上級テクを使って来た。当然何も出ないがしゃぶり付いた。


このままでは悪化してしまうという焦りがあった。自業自得だが。

「兄妹ではダメです。私が一緒に入ります」

「有希のじゃ触っても感触ないだろ。だから私ね」

有希が本気で啓子の頭を噛んだので、啓子は自分にヒールを掛けていた。


「エロ、下着、おっぱい、ゼンブダメデス」

とうとう片言しか喋れなくなった。


我々が馬鹿をしている間に、真琴は必死でヒールを習得しようと特訓していた。ついでに出来ないもう一人、春香も特訓に加わった。


三日後眠りから覚めると、すっきりした気持ちで起きることができた。隣で真琴が寝ていたので、彼女のヒールが完成したのだろう。

「ありがとう真琴、脳内のもやもやが消えた。成功だ」

成功だが想い出から色やその時の感情が消え、随分昔のことの様に感じた。


想い出はまた作り直せばいい。だから真琴に遙のヒールを頼んだ。似非医療行為なので病院では出来ない。なので遙をこの魔界樹まで連れてくることになった。


「治ったらどうするの?また取り戻すつもりなの?」

「取り戻す。といっても遙次第だ」

遙を取り戻すという当たり前のことをやっと口に出来た。

遙は記憶の異変で俺を好きだったという感情まで抜け落ち、絶望した彼女は俺の元を去った。だがそれがただの病気に依るものならノーカンだ。やり直せる。


真琴が目に大粒の涙を讃えていた。遙が戻れば追い出されると思っているらしかった。なので遙の件と真琴のことは結び付かないと説明した。


「遙っち久しぶり。真琴が治してくれるって、良かったね」

運ばれた遙に啓子が声を掛けた。

「遙、ちょっとピりっとするけど耐えなさい。明義さんのためよ」

真琴が前頭葉に電流を流すと遙はすぐに眠りに落ちた。戦前の優生保護法的なやり方だがこれでいいのだ。痛みを伴う記憶は過去になるのだ。


目覚めるまでずっとベッドの横で待ち続けた。痛い記憶ばかりが残り、どうしようもなく辛かった。それは人が社会的な生き物だから仕方がない。社会規範を破り続けた俺たちは、脳がおかしくなってしまったんだよ遙。


「おはよう明義。あれ、明義さん?」

「どっちでもいい。お帰り遙」

また混乱しない程度に、ごく優しく彼女を抱きしめた。


真琴のヒールで快復した俺たちは、間違えた出来事をやり直さないといけなかった。それにもやはり苦痛が付きまとう。だがお前と真琴にヒールで何度でもやり直そう。


今日はみんな気を利かせてくれて二人きりだ。何か要望はあるか?

「明義とイチャイチャしてもいいのかな」

問題ない。心ゆくまで愛し合おう。

「魔界樹さん、お久しぶり。またお泊りするよ」

仲良しだった魔界樹、しっかりと遙は思い出してくれた。


食事後、部屋で全裸になる遙。駆け足で露天風呂に向かって行った。

ペットまで入れたので、カトラの溶岩で温度はかなり高かった。遙が無邪気に彼らと遊ぶ、俺はそれを静かに眺めた。

いつの間にか寝てしまったが、起きるとそこには一糸まとわぬ遙が立っていた。

彼女は羞恥心をいつの間にか捨て去っていて、上から下まで隠すことなく見せてくれる。天然なだけで痴女ではない。


「座って遙、気持ちいいこと沢山してあげる」

言うことをきちんと聞いて俺の前に座ると、二つの乳房を揉んであげた。乳首は特に敏感で、大きな声を出してしまうこともしばしばあった。

「今度はこっち向いて」

キスをしながら前からも胸を揉んであげた。快感で身体捩っていたが、しっかりと支え身体中を愛撫してあげた。


遙が去ったのは精神的な病からだった。それを治せば以前からの恋人みたいにきちんと接してくれた。久々のせいか布団の中でもねだってきたが、いきなりは刺激が強いので頭を撫でて断った。真琴を手に入れ遙も戻り幸せだった。


「遙と真琴は同室になるけどいいよね。これまでの経緯の説明は真琴に任せた」

面倒ごとを真琴に押し付けた。押しかけてきたのだからこれ位するべきだ。

最も全てを受け入れる遙が相手だと面倒ごとにはならない。これまではそれが遙の心を蝕んでいた。だが真琴が居ればそれを治せる。真琴の受け入れとヒール獲得は、双方にとってウィンウィンなことだった。


しかし遙と真琴の同室は長くは続かなかった。

別にどちらかがこの家を去った訳ではなく、増築が完成したからだった。


「真琴と啓子はこっちの増築部屋の住んでもらう。同じ三階建てだが、一、三階に連絡通路があるから利用して欲しい」

新しい部屋を見て二人とも感動していたが、俺との距離が遠くなるかもしれないと慌てて確かめていた。三階に住めばそうでもないことを知り胸をなでおろしていた。


増築の完成は喜ばしいことだったが、そこに真琴と啓子を住まわすことには意味もあった。二人とも元カレがいる。二人の幸せを考えたらそっちの方がいいと、理性的に判断できるようになっていた。五人を同時に恋人にするのは現実的とはとても言えない。


「という訳で別宅は繋がっているけど違う玄関から入れる。元カノを取り返しに来るのに俺の遠慮は要らない。ただし武力では彼女等に負けるので気を付けて」

俊と誠二にやり直す機会を強引に与えた。


「明義っち、私のことは要らなかったんだ...」

早速、二人の突撃を受け、啓子と真琴は猛抗議に来た。

「春香と有希は今の関係をむしろ望んで来てくれた。だけど二人は普通に恋人が欲しい派だろ?どっちでも選択できる様にしたんだよ」


俺と遙はこれ以上の取捨選択をすべきではない。だから好きだけど二人にはじっくりと考える機会を与えた。有希は恐らく問題ない。

抗議ついでに二人はベッドを俺の部屋に運び込んで来た。別宅の意味がなくなったが、逃げられなくて安堵している自分が間違いなくいた。


「んっ、何してんの?エッチ」

寝ている啓子の胸を揉んでみたかったのだ。

「誠二が来ても戻らなかったんだからこの乳は俺のだ」

「ちょっと、こっちは無視なわけ?たっぷり揉んでいきなさいよ」

真琴の乳は探り当てるのが難しいが、なんとか見つけて摘まんだ。


「二人ともこういうの平気かなって。有希も春香も平気なんだよ」

分かっていてこの家に来たとは言え、簡単には答えは出せなかった。

「もちろん3Pとかそれ以上の変態行為はしない。エッチな行為は一対一です。ですが混浴は一緒に入ってね」

異常な環境に慣れさせるためにお願いした。


「出て行けって言われたんじゃなくてホッとしたよ。慣れるから待ってて」

啓子は前向きだった。真琴はその場で乳房を見せてくれたので素質があった。


「特に決まりはないけど慣れるのは難しいからね。という訳で俺は遙の横で寝て来る」

そう言うと二人は手を振ってくれた。


「お待たせ遙、今夜はよろしく」

うつ伏せで待っていた遙はこっちを向いてくれた。

「あー!待って降参だよ。いきなり触らないで」

一日三乳をやってみたくて触った。


「あの二人とは仲良くやってるみたいだね」

「うむ。だけど真琴まで増えて負担になってないか?お前はすぐ我慢するから」

すると照れ臭そうに遙が抱きついて来た。回答はなかったがこれでいい。


料理担当:有希、春香、真琴

食器洗い:啓子、明義

監督  :遙


「どうして遙だけ何もしないのよ、食器くらい洗いなさいよ」

真琴が当然のことを言ったので反論した、「遙にやらせたら毎日皿を割られる。だから却下します」

「遙を雇う気はないのです」

有希が料理長として遙にダメ出しした。

こういうやり取りがあっても遙は常に笑っていてくれる。居てくれるだけで100点満点なんだよ、彼女は。


別宅の入り口が騒がしかった。啓子と真琴両方が玄関を出ていて、俊と誠二も二人で来ているようだったが、部屋にも上げてもらえないようだった。

自由に取り返しに来いとは言ったが、放置はできないので俺も見に行った。


「これ見てわかるでしょ?食事当番よ。もうここで二人とも暮らすのよ」

真琴が写真を見せて二人を追い返そうとしていた。

「いきなり帰って来いとは言わないし明義を選んでもいい。だけど話し合いをしたいだけだ。チャンスをくれ」

俊は必死に説得しようとしていた。


「啓子、真琴こっちに来て」

左右に大きい子と小さい子を立たせた。

「彼女たちが嫌がってるからまた来てくれ。悪いな」

そう言って大きな胸と小さな胸を左右の手で触り、そのまま家に戻っていった。


「凄すぎだろうあいつ」

俊はククっと笑いながら誠二にまた来ようと声を掛け帰って行った。


「真琴と私とどっちの胸が好きなの?明義さん」

啓子の問いに死ぬほど悩んだが、等しく大好きという結論を出した。

「いきなり触らないでよね。そういうのは二人っきりがいいから」

ツンデレちゃんは素直だった。


俊たちがここに来れる期限をあとひと月と決めた。訪ねて来ても追い返されて会えない日もある。一カ月で俺から取り返せないならその時は諦めろと二人に伝えた。


活火山魔物温泉に一泊することにした。

我が家公式の旅なので特別な用事がない場合は強制参加だ。

旅館に付いても受験生は悲しく勉強する。だから混浴行事に参加するか迷った。魔法少女全員の裸を一度に見れる大チャンスだが、嬉しさで倒れるかもしれない。


「裸見に来ちゃいました。ごめんなさい」

欲望が勝ち混浴温泉に浸かった。

遙、有希は全く気にせず遊び回っているが、啓子と真琴には敷居が高かった。別にバスタオルを巻いていいとは最初に言ってあった。なので二人は隠すことにした、「え、なんで今更隠すの?」

春香が二人を驚いたように見て言ったが、おかしいのはお前だ。


それでもメロンとサクランボ、その両方を同時に見たかったのでじっとタオル越しに見つめた。5分ほどそのままでいたら二人とも観念してタオルを取った。恥じらい顔が本当に素晴らしいので春香と有希も呼んで二人を見た。


夜空の星が降って来そうな温泉日和だった。魔界にも温泉地はあった。では敵性魔物は温泉に入るのだろうか。恐らく入る、敵だから生活も違うとは限らない。

魔法少女たちは俺の所有物なんかじゃないが、奇跡のように一堂に俺の元に集まってしまった。だから戦いに出すのは以前よりもっと嫌だった。


轟音を挙げて活火山魔物が山頂から火を噴いた。尋常ではないのでこれは敵襲だ。ペットたちを旅館に預け、みんな変身して出撃した。

魔女がここにもモニターを設置してくれたので、戦いを眺め助言をすることが可能になっていた。久々に戦闘に参加する遙に頑張れとだけ言った。


ケルベロス、魔界書にも記載があった三つの頭を持つ犬型魔物だ。冥府ではなくこんなところにわざわざ来るのは何故なのだ。

「私の結界からみんな離れないで!」

巨大で力強い結界はさすがレッド・ペガススだ。

三つの頭から巨大な炎をまき散らし敵は先制して来た。しかし太陽核150万℃を耐える遙の結界はびくともしない。


「いくわよ、『レールガン!』」

ポルックス・イエローの一撃は炎を切り裂き一つ目の頭に到達し貫いた。

「弱いね、なんでここに来たのかな」

レッドはシールドを張ったまま敵に近づいて行った。

初弾で実力の違いを悟った敵は逃げ出そうとした。ピンク・プレアデスとブルー・オリオンは剣で残りの頭も吹き飛ばそうとしたがレッドが制止した。


「帰ろうみんな。きっともう悪さしないよ」

そう言ってケルベロスを逃がしてあげた。

レッドの中では無益な戦いはしないという感情が生まれていた。今のケルベロスがハーデスを呼んで来ても構わない。


「それでいいよ遙。逃げる敵を殺す必要はない。帰っておいで」

戦いから帰って来た彼女たちを順番に頭を撫でた。


全裸なのに気が付いて啓子と真琴は湯に深く浸かり両手で胸を隠した。

「魔物さんっていつも怒ってるよね。私たち何か悪いことしたのかな」

遙は戦いに疑問を持っていた。正義の味方ってずるい言い方だなと。

「そこまで考えると戦えなくなる気がしますが」

有希は遙の考え方の変化に戸惑っていた。


重症の精神疾患から生還した彼女は少し前と違っていた。みんなの恋を応援したいと思って奮闘してた頃、自信は病に蝕まれて行き、傷つけた人も居た。正義っぽい何かで突っ走った先は悪になった彼女だった。


「遙は馬鹿だから考え過ぎるな。それは俺が背負う」

やや深刻だった顔が崩れ、裸で抱きついて来た。


大部屋に六人一緒、これが今日の部屋だった。

戦闘と温泉イベントで疲れ切った啓子と真琴はすぐに寝てしまったが、残りの三人と俺はトランプをしていた。

「はい、スリーカードだよ」

意外なことに遙がポーカーに強かった。


「もう遅いからお開きにして寝よう」

それぞれの布団に入りみんな眠った。


「遙何処へ行くんだ」

彼女が去った記憶と感情が色付きで蘇った。

「トイレだよ。一緒に行く?」

当然付いて行った。逃げられるのはもう御免だ。


音を聞かれるのは恥ずかしいと言うので、少し離れて指を耳に差し込んだ。

「暖かいし浴衣のままで二人だけでまた温泉に行こう」

遙が浴衣を脱ぐ時に少し戸惑った。

またなのか?真琴のヒールは一時的なものだったのか。冷や汗がびっしりと全身を覆った。それだけはもう嫌だ。


「嘘。覚えてるからちゃんと明義が好きって」

浴衣をがばっと脱ぎ捨てて遙は湯に向かった。


「怖かったんだ。もう二度と遙に会えないって。冗談でもあれはダメだ」

「御免ね、でもきちんと記憶がおかしくなったことも覚えてるって伝えたかったんだ。怖い思いさせちゃったね」

湯に浸かっても震えてる俺を遙は抱きしめてくれた。


「お邪魔ですかね」

居なくなった二人に気が付いた有希が来た。

「そんなことない、一緒にゆっくり温まろう」

そう言うと珍しくバスタオルを巻いた彼女が近づいて来た。


「私が強引に押し掛けたから、啓子も真琴も続いたのでしょうか。でしたらお二人が体調を崩した責任は私にありますね」

その発想はして欲しくない。だから気に病むのは禁止と伝えた。


啓子と真琴には、それぞれ元カレの元で幸せになって欲しいと言う気持ちと、手放したくない気持ちが天秤の上で揺れていた。






























啓子と真琴の幸せを願い、別宅に住ませた二人に元カレたちが取り返しに来ることを許可した。しかしもう仲も進展していた二人を手放したくない気持ちもあり、明義の心は揺れていた。

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