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【38】ゴーレム対ファントム

迫るファントムの脅威。ゴーレムの力を借り撃破を目指す魔法少女たち。そして明義は実妹の春香を愛しながら罪悪感に襲われていた。

基地に戻った遙たちと作戦会議を行った。会議は冷静に物事を見ることができる俊に任せた。遙はまだ信じられないという表情をしていた。

「遙、いい加減ショックから立ち直ってくれ。強い敵の出現は想定していたはずだ。今はこの状況を打破するためにお前の力が必要なんだ」

満足な慰めの言葉が出てこなかった、エースとして戦ってきた彼女に対して。


「敵のファントムはこちらの最大火力でも足止めが精いっぱいだ。だが効かなかった訳ではないし、作戦次第では倒せる相手だと思う」

俊にも作戦は無いのかありきたりのコメントしていた。

「逃げてもいいんじゃないかな。勝てない相手に歯向かって傷ついてしまうのは愚かだ。最大火力の遙でダメだった以上撤退を進言する」

俺は目一杯弱腰な発言をした。だが内容は本心だ。


「ここで泊まるのは初めてだな。だけど内装がラブホなだけに快適だ」

「そんなことどうでもいいから戦おうよお兄ちゃん。弱気過ぎたよ」

一緒に寝ていた春香にダメ出しされた。

だがどう言われようと、家族の危機に立ち向かおうなんて思えない。守るためなら逃げることだって卑怯だとは思わない。

「一つだけあるとしたら、太陽核への攻撃時に使った遙の強大なシールドだ。地球に張れるほど膨大な力を全て防御に回す。あとはお前と真琴の火力で貫く作戦だがどうにかなると思うか?」

「やる、やって見せる!私はもう以前ほど弱くない」

妹が強気だったが、火力では常に遙より下だった。真琴の攻撃が効かなかった以上期待しろと言う方が無理な話だった。


一番有効な作戦はゴーレムとの共同戦線だった。まだ彼の力ははっきりしていないが、瞬時に魔界コウモリを葬った力は本物だ。だが彼には犠牲になってもらい、その隙に魔法少女たちがファントムを撃ち抜く作戦だが。


朝起きると春香がベッドの横で着替えていたので、それをしばらく眺めていた。

「縞パンって子供っぽくないか?」

不思議そうな顔で妹がこっちを見た。無理もない、以前なら一番好きな下着だったからだ。でも大人になると変わるんだ。

「着替えてくるから待っててね」

脱衣場もガラス張りで丸見えだったので、ベッドの下で春香は着替えをした。薄紫の定番で、これは見てて落ち着いた。


「お兄ちゃんなにか変わった?前なら興奮しまくってたでしょう」

今でもそれは変わらない、むしろ性欲を押さえつける苦労が大きい。

「魅力的だよ、いつでも春香は。だけど我慢しないとやりたくなるから」

そう言うとベッドの中にまた潜り込んで来たので、背を向けて耐えた。

「朝勃ちしてるから襲うぞ。だから早く服を着なさい」

不本意な顔で彼女はベッドを出て服を着た。


今や我が家には四人の少女がいる。毎日発情してたらたまったものではないので、少しづつ耐えることを覚えなくてはいけなかった。勿論要望があれば春香も抱く。


「昨晩は真琴と俊は一緒に寝たんだろ?とうとうやっちゃった?」

「馬っ鹿じゃないのあんた。そんな不潔なことはしないわよ」

分かっていたけどお約束の反応が見たくて聞いてみた。


ファントムのことなんて忘れて家に帰りたかった。家でペットと戯れる有希や遙が見たかった。魔物退治なんて誰かが代わりにやればいいと本気で思っていた。

「トマトとカトラを連れてきました。家では危ないと思いまして」

有希が二匹を連れてきた。真琴を含めた五人が彼らに群がった。


俊の計画ではコウモリを出す前にファントムを倒すというものだった。あれはあれで雑魚だが面倒で体力を削られるからだ。

「それと有希と啓子はヒールを出来るように今日中になんとかしてくれ。また誰か降ってくるかもしれないからな」

真琴が危険な目に遭ったのにどうして俊は戦いたがるのか、俺はペットと戯れる五人を戦闘に駆り出したくはなかった。


また空が暗くなっていった。大量のコウモリが空を覆っていた。遙たちが出撃しようとすると眩い光が差し込みコウモリは消えて行った。

「ゴーレムさんだね。あの人強いからファントム退治任せちゃおうか」

啓子の発言に気付かされた。ファントムがゴーレムより上だとは決めつけられないと。弱い我々に代わって戦ってもらうのも手だった。


「春香行こうか?ゴーレムのところに。ファントム戦で助っ人を頼みたい」

「いいけど啓子のが魔界語できるよ?私でいいのかな」

有希と啓子はヒール魔法の特訓だと言うと彼女は納得した。

春香の上の乗っかるというと卑猥で危険な感じがした。既に乗ったことはあるのだが、どうしても実妹というと気になってしまう。


パープル・スターの背に乗りゴーレムの居る首都の郊外にある山岳地方に向かった。

「抱きついていいかな。その方が安心できるんだ」

あからさまな嘘だった。普段から乗り慣れている。

「いいけど、ちょっ、そこはダメ!」

朝から下着姿を見せられ我慢できずに胸を鷲掴みにした。そして案の定茂みに落下した。しかし彼女にはシールドがあるから痛くはないのだ。


墜ちた場所は深い茂みで周りが見えなかった。

「青姦したい。絶対にしたくて我慢できない」

「こんなところでは嫌!また別の機会でね」

唇を噛みしめながら俺は諦めた。


寄り道したがまた春香にしがみ付きゴーレムを目指した。今度は慣れたようで、手を動かさなければ真っ直ぐに飛べた。

「着くよお兄ちゃん、って、指を動かしちゃダメ!」

墜ちるとちょうどゴーレムの居る山だった。


「ゴーレムさんの助けが欲しいんです。勿論援護はします」

妹もゴーレムに任せた方がファントム撃破の可能性が高いと考えていた。

正義のゴーレムは快く引き受け、ついでに小さな子供ゴーレムを我々に渡した。もしものことがあったら育てて欲しいと懇願され、兄妹は快く受けた。


「ゴーレムが受けてくれた以上、彼を中心に戦う。ファントムは火力が高すぎるので魔法少女総員は遙のシールドの中からの攻撃のみとする」

勝手に俺が作戦を決めた。不満そうな遙のことは無視した。


「二人のヒールはどうなった?無理なら作戦から外れてもらう」

俊の問いかけに対して二人は習得したことを報告した。

遙たちも将来もっと強くなるだろう。けれど今回の敵はまだ無理だ。もっと大きくなってから彼女たちにはやってもらおう。きっとゴーレムもそう思ってる。


神殿に侵入するレッド・ペガスス他四名、同時に壁を破壊してゴーレムも合流することになっている。魔女はヒールと攻撃両方に参加する。陣容を見ても、総力戦だった。そして守りでもレッドがやはり要だ。

「パープル・スター、ポルックス・イエロー、最大火力でファントムを足止めして。ゴーレムさんの突入はそのあとだよ」

イエローたちの攻撃は長くは続かない。建物をパンチで破ったゴーレムがファントムに光の攻撃をした。コウモリ軍団を一瞬で全滅させた技だが、ファントムはこれに耐えた。

「行くよ、シールド全開!」

レッド・ペガススは接近戦を挑んだ。パープルとイエローは最大火力で同時攻撃をし、ファントムがよろけたように見えた、「シールド張りながら攻撃できるんだ私は、『レッド・ウィング!!』」とてつもない赤い光線がファントムの身体を削っていった。


「シールドが張れなくなる。引けレッド」

一度消えかけたシールドはもう一度張り直された。

「亡霊になんて屈しません。行きますよ啓子」

「あいよ、『大剣!』」「決めます『スペース・ソード!』」

ブルーとピンクの大技でほぼトドメを刺したかに見えたが、まだ亡霊は生きていた。そして二人は囚われてしまった。レッドが飛び出そうとしたその瞬間、ゴーレムのとんでもない破壊力のパンチがファントムに炸裂し、二人を救出した。


「逃げてゴーレムさん、これ以上は好きにさせない」

レッドの言葉でゴーレムは引いた。

「うあああああ!『ホーリーレッドエクスプロージョン!』」

見たこともない近距離からの爆発技で、ファントムに大打撃を与えた。ただし本人にもダメージが入り、落下していったのでブルーとピンクはレッドにヒールを掛けた。


「まだなの?ファントムは生きているの?いくよイエロー」

レールガンとリアルラヴでダメ押しし、亡霊はやっと消えた。



「よくやったみんな無事だ。大戦果だ」

大本営発表ではなくほんとの大勝利だった。

ゴーレムはこれからの戦いを見据え子供を我々に預けて行った。これはもっと強敵が居ることを暗に示唆していた。でも今日はこれで良かったんだ。


「春香、おめでとう。だからしよう」

基地に戻るや否や鬼畜発言をした。

「ここならいいけど、我慢してたの?」

大きく頷いて春香を抱えて風呂場に走った。


「身体は自分で洗えるってば」

今日は春香を犯したかった。手で胸を丁寧に洗ってあげると、小さな声を春香が上げたので乳房をもっと揉み上げた。身体は適当に拭きベッドに入って春香と一つになった。

「お兄ちゃん、春香のこと好き?」

「当たり前だ。いつでもハイパーシスコンだ」

そう言って久しぶりの情事をした。実の妹に性欲を爆発させた罪悪感は大きかった。だが魔界に引っ越した大きな要因が春香だった。


春香が先に寝てしまったので、基地まで降りた。

少女たちはいつまで戦わなければならないのだろう。妹を抱いたばかりの指を見ながら考えた。そう遠くない日にラスボスは現れる。サポートできることはしたかった。

「珈琲をどうぞ、明義さん」

有希がまだ起きていたようなのでありがたくいただいた。

そして有希を最近全然抱いていないことを思い出した。この可愛い生き物も抱きたい。この日は暴走モードが続いていた。


「今夜はそういう気分ではないのですいません」

一刀両断されてしまったので性欲が消えた。

ゴーレムの赤ちゃんを抱く有希には、幼いのに母性を感じた。そして有希との馴れ初めを思い出し、彼女の意志の強さを思い出していた。

「有希は幸せか?啓子まで家に入れてしまったが」

「それについてはある程度織り込み済みでした。大きいモノもいいはずです」


そう言ってもらえるなら安心だった。

「有希は今日の戦いはどう思った?捕らえられた時は心臓が潰れそうだった」

「まだ切り札のゴーレムと遙が居ましたからどうってことなかったです。自力で抜け出すこともできましたが、ゴーレムが助けてくれました」

この子の言うことは本気にしてはいけない。敵と刺し違えることを厭わないからだ。

「まあいいや、でも死ぬのは絶対に無しだぞ。ペットが増えたんだ。子育ては有希に任せているし、将来は俺の子供も育てて欲しい」


そういうと部屋に連れて行かれかけたが、最初の一言で性欲が萎えていたので断った。有希としたい気持ちは当然あったが、この日は春香で満足していた。


有希が部屋に戻ると俊が来た。

「明義、我慢が出来ないんだ。あのロリ娘としたい気持ちが止まらない」

「うちの四人なら大丈夫だが、真琴はダメだろう。まだピュアな乙女の心を持つ彼女に手を出したらどうなるかわからない」

冷静に分析はしたが、俺だったら間違いなく手を出してる。

珍しい悩みを打ち明け、俊も部屋に帰った。


「お兄ちゃん?ベッド抜け出してここで何してるの。隣に居なかったからちょっと泣いちゃったんだからね」

確かに春香を今夜一人にするのは可哀想だった。

飲み物を彼女に与えるためにキッチンへ行き、グレープジュースを持って来た。俺はまた珈琲を飲んだので、朝まで眠れないかもしれない。

「春香、これでもう実家に返しづらくなったが後悔はないか?まともな人生を歩みたかったらすぐに出て行くしかない」

「婚姻届けを出して、抱いてもいるのに最低だよ、その発言」


失言に深々と頭を下げ、恋人らしい長いキスをした。右腕を胸に回し手で弄ると妹は気持ち良さそうだった。自分で決めたことに後悔してる自分が情けなかった。

「戻ろう、部屋に。一緒に寝て欲しい」

そう言って手を繋いでいかがわしい部屋に帰った。


戦いの疲れからか魔法少女たちはずっと寝ていた。午後一時は過ぎていた。

春休みが半分終わって、みんなもうすぐ進級する。特に啓子は高等部に進学することになる。高校三年生と高校一年生、普通の恋人の年齢だ。

「慣れて来たか?ここの生活」

一人起きてペットと戯れている啓子に声を掛けた。


「簡単じゃないよ、正直。だけど今度は覚悟決めてきたからね。あと誠二さんにはきちんと謝りたいよ」

「誠二には会って欲しくないんだが謝罪は必要かも。俺はしないが」

彼に会うのは俊にセッティングしてもらおう。

「それより珍しい人間がやってるレストランがあるんだ。そこに二人で行かないか?あの人どうも遙の父親っぽいんだけど」


啓子の背に乗って見せに向かった。前は抱きついて胸を触る悪戯をしたが、今はそういう時期じゃないと思い自重した。

「久しぶりだな、今度はまた大きな女の子を連れて来たな」

店主が啓子の胸をガン見したので、彼女を後ろ向きに座らせた。

「なんだ心が狭いな。ところで今日は魔界イタリアンでいいか?」

啓子がワクワクしていたのでそれに決めた。

「このお肉は人間界の牛だね。旨い!」

彼女は満足してくれた。啓子を落とすなら今日がいいと俺は思った。


「マスターって遙の父親ですよね?」

これは早目に知って置きたかったので単刀直入に聞いた。

「まあそうだ。聞かれなかったから言わなかった」

もう既に魔界で婚姻してることは言えなかった。巨乳美少女を連れた状況では言える訳がなかったので、お世話になっているとだけ伝えた。


「最近の明義さん、勉強してないって聞いたけど大丈夫?T大目指してるんだよね?。負担になるなら私は...」

「はっきり言ってまずい。この間の模試で初めてB判定に落ちた。ただ魔界に就職しようと考えているので、人間界の学歴はいいかなって思ってる。だけどそれで啓子が遠慮することは何一つなくて、早く生活に馴染んで欲しいと思ってる」

申し訳なさそうに啓子が考えていたので続けた。

「あの家で一生過ごすって決めたんだ。悩んでいたら稲妻のような速さで人生は過ぎ去ってゆく。だから後悔しないよう人生を決めてるよ」

「そこに私は居てもいいのかな」

「啓子が居ないと困る。また人生設計変えなきゃならない。だからもう決めてるんだよ。もうお前を誰にも渡さないって」

啓子の顔が少し安堵で緩んだ様に見えた。何度も振ってごめん。


今夜啓子に来るように自分から初めて誘った。

別に襲おうと決めた訳じゃない。少しでも我が家に慣れてもらうよう色々と話をしたかった。啓子も大事な家族だと伝えたかった。


「有希、明義さんはここでは優しいの?暴君なの?」

啓子にはハーレムを作っている明義に対する懐疑があった。

「普通ですよ。毎日そういうことをしてる訳じゃないですし、むしろ私とか異常に少ない。これは改善点として議題に上げます」

風呂場で大きな胸を洗いながら啓子は嬉しい気持ちになった。


強敵と戦う彼女たちが安らげる空間をを与えたい。自分の人生を真っ直ぐに見据えて、どこに進路の舵を切るのかは自由だ。だから啓子に来て欲しいという言う気持ちは願望だ。ただそれを願っている自分が確かにここにいた。


「やっほ、明義さん。今夜呼ばれた理由って何?」

いざ啓子を目の前にすると言葉が出なかった。ここに居て欲しいと。

「一生一緒に食器洗いをして欲しい」

馬鹿みたいな言葉だが、彼女には響いたようだ。

「それは良いね。それと遙に対して苦手な気持ちも消えてきたんだ。彼女は一生懸命この家のバランスを保とうとしてる。自分のことばかり考えてるの自分が情けなくなって」

「自虐は要らないよ、啓子。自分のことばかり考えるのが人間だ。遙が望んだから大家族になった。その責任を彼女は取ろうとしてるんだ。俺だってT大受かって人生楽勝って考えていたし、有希は強引にここに来た。みんな同じなんだよ」


言いたいことはこんなことでは無かった。啓子への愛を伝えなければならなかったが、今まで言い寄られるだけで告白というのを分からなかった。

「高校進学の前に前に書いてもらった婚姻届けを出しに行こう。俺が普通ならもっとまともな愛の告白が出来たんだろうが、こんなことしか言えない」

「考えすぎないでいいよ。有希から聞いてなんでこんなハーレム生活になったかも知ってる。わりと被害者でもあるんだから堂々としてなよ」


ベッドに座っていた啓子は長い大人のキスをしてくれた。しかし大人の関係は求めてこなかったので二人で並んで座った。つい欲情して大きな胸に触れようとしたが、それが全てを台無しにしてしまわないように心で押さえつけた。













ファントムを倒した魔法少女たちは疲れ切って遅くまで寝ていた。一人起きてペットと戯れていた啓子に対し、どう言ったら彼女を攻略できるか考えていた。そして彼女を自室に呼び出し、精一杯の愛情を示した。

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