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箸休め三品目−リンク二品目

ジェイソン目線。


俺はジェイソン。

今日から父親になる。

妻のマリーは苦しそうだ。妊娠は酷く痛いそうだ。

俺は軍で対拷問訓練を受けている。

変われるなら、変わってやりたい。


マリーが苦闘の末、産んだ我が子はまるで天使かと思った。

そして、また莫大な魔力量も探知した。


ああ、この子アレシアはこれから苦労するだろうな。これだけの才能は、我が国は疎か魔法軍事先進国のペロポネアにすらいないだろう。




俺は、同僚がお祝いに来たがっていたのをやめさせ、マリーにも同様の措置を取らせた。マリーは怪訝な表情をしていたが、彼女もアレシアの才能と美貌がアレシア自身に脅威に成り兼ねないことを薄々察し、強く反対して来なかった。




アレシアが二歳頃から学習を始めた。たしかに早過ぎるが、アレシアは早く世間を知らなくてはならない。寧ろ、ちょうどいい。






アレシアは六歳頃から散歩をしていたらしい。そこから俺との関係に気付き、アレシアを政略に使おうと考える輩や自分の者にしたいと考える輩が現れた。

何しろ俺は、出身は第三階級とは言え軍の最精鋭の近衛軍団を三十で任されている。このまま順当に昇進すれば武官の頂点、軍務官にもなるだろうし、大統領も不可能ではない。

そんな俺の家と関係を持ちたいと思うのは当然だ。更に、アレシアは六歳というのに、あの可愛さ。

ちっ、アレシアに監視を付けておくべきだった。


将来は安泰とは言え、今は政府の階級としては中間辺り。上からお見合いでアレシアを取られるかも知れん。勿論、子供が一番だが断ればアレシアは今度は兵器や慰み物等に………!


落ち着くんだ!今のはただの想像だ!!


しかたない。敵の手が出せない所に留学の形を取り、逃がすか。


俺は裏から圧力やら何やらをかけアレシアを留学させた。


これで、少し息を付けると思いきや何といきなり四年生に編入。


だが、あと三年ある。対策を講じないと。


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