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箸休め一品目



私は、六歳になったころから散歩を度々している。

首都ロミリアは広いので、脳内地図作成の意味もあったが単純にこの都市が好きだからだ。


古代ローマやギリシャの神殿に似た建物、中世の教会風の建物等見て楽しめる。

今は、ポンペイウスの劇場風を身に行こうと計画している。


「あら、アレシアちゃん!今日もお散歩?」

「おお、アレシアかい。お菓子をやろう」

「あら、アレシアじゃない。今日は何処へ行くの?」

ロミリアはまだ近所付き合いがあり、近所の人達には抱きしめられたり、頭を撫でられたり、お菓子を貰ったりしている。




「お嬢ちゃん、おじさんがいいとこ連れてってあげよう」


私は結構誘拐されそうになる。誘拐率が高い。まあ、全部未遂だが。

スタンガンを創造し一瞬で意識を刈り取る。

はあ、これで二十三回目か。




ボンベイウス風劇場は、小ぶりの神殿も合わさり古代の息吹を感じた。




次は、ロミリア郊外の雑木林。私の物質創造が曾祖父仕様になってから、大規模な創造はここでしている。

しかし、重大な問題がある。手が小さくて、銃が持てない。

ライフルも機関銃もマシンガンも創造出来るが、使えない。

迫撃砲やRPGなら魔法の方が速い。

戦車や装甲車、戦闘機は操縦出来ない。


「うーむ。魔法が主体の戦闘スタイルにするか…」


だけど、勿体ない。折角創造が、素晴らしい物を出すのに使えないなんて。


某機械兵が実在すればなあ。


『イエス、マスター』




………出た。あの機械兵が出た。


消す。出す。


『イエス、マスター』


本当にあるな。

どうやら私の物質創造は、曾祖父の直接見た事のある実在する・・・・・ではなく、媒体ごしの架空の物も創造可能らしい。


また、機械兵を出す。


「あの木を撃て!」


『ラジャー、ラジャー』


見事命中し、直径二十センチ程の木が倒れる。

中々の威力だ。


…ふと、思う。架空兵器がありなら、改造もありでは?


九十式戦車の無人化を試みる。命令は某測定器……ではなくモノクルに無線や戦車前方の映像が見えるようにする。


「あの木を撃て!」


爆音が鳴り響き、前方の地形が若干変化した。


………私の物質創造は条件問わず見たあらゆる物を創造出来、自分流に改造出来る。と定義出来る。


わあ、これであの反則的な我が兄、姉、妹と互角だ。


そう、これで互角である。


我が兄は、反物質を創造するし、我が姉はあらゆる武器を創造して、更に使いこなし何処かのスパイ並だし、我が妹は天体を創造してミニ太陽やらミニブラックホールやらを投げて来る。


うん、互角………かな?まだ勝てない気がする。



そのあとは、ハリアー2やMLRSを無人化に成功。

あとは何かで見た背中にクリスタル質の六枚の翼で飛行も出来た。飛行ユニットと命名。




そろそろ帰るか。

暗くなっているし、折角だから飛行ユニットで帰ってみる。

現在、モノクルには時速三百キロと表示されている。

あ、発見。

庭に着陸。


「あら、アレシア。いつの間に帰ったの?」


「今です」


「そう、日が暮れるまでに帰って来たわね。偉いわ」


まあ、最近はこんな流れですかね。

中々楽しい毎日です。



 著作権的にOUTかなと思った部分を修正しました。

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