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箸休め四品目




オレは第31魔法中隊隊長エリソン‐G‐マクギルだ。


最近ペロポネア側のスパイが学園を嗅ぎ回っているという情報から関係者を洗っているところだ。


学園の全生徒、教師、出入り業者等全て合わせると約二万六千。


この中から怪しい人物を優先して調査している。


この作戦はロミリア共和国第7軍団第31魔法中隊が仕切っている。


ロミリア軍の軍団はローテーションで、国境警備、国内の治安維持、戦争、休暇をしている。

国境警備は、不法侵入や小さな敵の部隊の潜入を取り締まる。

国内の治安維持は、各都市で犯罪者を逮捕したり街道のパトロールだ。

戦争と休暇は説明しなくていいだろう。


その中でも治安維持に従事しているのが第7軍団と第8軍団で、第7軍団第31魔法中隊はとくに対スパイに特化している。


そのお膝元でスパイをしやがって。


現在、部下達を諜報活動にばらまいている。

後一歩で見つかりそうなんだが………


今わかっているのは、敵の構成員が七人。そのうち何人かもしくは全員が魔法師である。


それだけだ。


ドアのノックの音。

入って来たのはオレの副官のスティーブだ。


「中隊長!大変です!ヤックスリーが敵のアジトを見つけたんですが取り逃がしました!」


「馬鹿野郎!何故オレに報告しなかった!!」


「ヤックスリーが功を焦って突入したそうで私も今知ったんです!」


くそっ、だからあのボンボンは!!


「状況は!?」


「ヤックスリー他三人は返り討ちに会い重体、ただ命に別状はないそうです。

その後ヤックスリーは、パトロール中の騎兵部隊に拘束を頼みそれが現在街道方面で交戦中。詳細は不明」

「わかった、出撃準備は?」


「第73101魔法小隊のA分隊が準備完了。その他、基地にいる兵をかき集めて二個分隊を編成中。さらにシシリー中の部隊に基地集結を伝達中」


「オレが出る。お前は残存部隊を率いてこい」


「分かりました、お気をつけて」


「わかってるよ」




「おい、これからペロポネアのスパイ共をぶちのめすぞ!付いてこい!!」


イエッサー!!!


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