表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/69

威厳尊厳、それ無縁。 (奥宮香理)

やったーやっとあの佳代と別れることができたんだー。


ホッとして喜んだ瞬間だった。






「あ、あと藤原佳代の事なのだが…」






館長より佳代のことが話題に出たのだった…。


「藤原佳代はこれまでの功績と実力においてその年齢にしては大変優秀な成績を収めてきた。」



ものすごく嫌な予感でしかなかった。


「それに付け加え、受講態度や姿勢が常に真剣であること、礼儀正しさ、他者を思いやる心や他者からの信頼などを踏まえた行動も考え、」


は?佳代が真剣?真剣に他人をバカにしているんですけど?


は?佳代が礼儀正しいだ?思いっきり口悪いんですけど?


は?佳代が思いやりの心だ?佳代になんか、んなもんねーわ!


は?佳代が他人から信頼されてるだって?それは自分にとって有利になる大人の目の前だけいい子ぶりっ子してるだけだろ?



そこまで年の功で偉い言うなら、この性悪女の裏の顔見抜いてもの言えよ!



もう、心の中は佳代の悪口でいっぱいだった。


そして次の瞬間。


「今回、他の審査員との話し合い、観察した結果、藤原佳代を特別に中級クラスへと考慮しよう」



これを聞いたとたん絶望感でしかなかった。

またあのイヤなクソガキと稽古しないといけないのか?と。


やっぱりだ…。


どこへ行っても身内には甘いものなのだろうか?

この道場内では藤原兄弟の親も別の教室ではあるが、ここで講師を務めているが上にやっぱりそうなるのか…。


かといってな。


せっかくここまで上り詰めてきたというのにここでやめるのもつまらないし、他の道場に移籍するにしても、すぐ近辺の道場はあの大嫌いな宅幹一がいる教室で、放課後の学校の体育館を借りて剣道と空手を教えているところがあるぐらい。


佳代も大嫌いだが、少なくとも佳代がやってることは悪口言って邪魔してくるだけレベル。

幹一みたいに隙あれば暴力だのセクハラだのしてくるわけではない。


だから、どう考えても幹一より佳代の方がマシなことは言える。





ただ…これはひどすぎる…。


功績や実力とか言ってはいるものの、別に佳代が低学年の部で表彰されたことなどない。

ただ、佳代はこの合気道教室を小2の中では一番最初に入門しただけで、級が他の同学年の子よりも少し高いという事しか、同じ学年内でも誇れるものなどない。

それに同じ小2でも、佳代より1年遅れで入門した加藤涼の方が1年の時にメダルを一つ獲得しているだけ、明らかに実績はある思う。



なのに何で…?



「と考えていたのですが、来月を持ちまして藤原佳代は全講座に対し無期停塾とします!」




その瞬間場の空気は静まり返った。



むき?ていじゅく??




なにそれ?




聞きなれない言葉だったのであまり理解に追いつかなかった。




その意味、私が最も知りたい意味であるが、ここで皆の前で聞くと最年長としても「そんな言葉も知らんのか?」と言われそうで聞きづらい。



おい!誰か聞けよ!?



おい谷村!?



と思って谷村の顔を見るがどうやら谷村は理解できているらしい顔をして澄ましていた。



嘘――――――!!


谷村が知ってるとなると、これってまるで私がバカみたいじゃん…。




「ねーねー」



1年生の正だ。



「こらーただしぃー。人にものをたずねる時は、まずは手をあげて「質問」とか「「少しよろしいでしょうか?」とか言いなさい。」



「あ、うん。」


「「うん」じゃなくて「はい」!」



本当にここは言葉遣いまでもが厳しい。1年生だろうと容赦なく指摘される。


「あ、はい。先生!「むきてぇじゅく」なんですか?」



ただしぃー、お前いつもわんぱくすぎて全然空気読まなくて困った奴だったが、こういうところは空気読まなくても助かる場面だ。私もキャプテンとして正には手を焼いたが、こういう時だけは珍しく正がいい奴に見えてる。



てかここで正がそれ聞いてくれてマジで助かった思っている。



「まぁ一年生には難しすぎたかもしれんな。つまりはだ。佳代ちゃんは、わしら先生たちがいいというまで、道場には来れない言うことだ。」



さすがの館長も正相手なため、やっぱり年相応でもわかりやすいように説明していた。


がこれを聞いたとたん



「ん?」


と思わず声が出てしまった。イヤここで私がそんな反応したらまずいだろうと思って一瞬慌てるが、私のこの反応には誰も気づいていないようだった。


というか今何と言った?佳代が先生から許可が出ない限りここには来ないって??なんで??


そこは私も謎でしかない。



そしてこの件で一番納得いってないのはやはり…



「それはどういうことですか?」


佳代だ。



さっきまでニヤついていた佳代の顔が、正がした質問に先生が答えてから、すごく険しい顔となった。どうやらその様子だと佳代も先生が言っていた意味が分かっていなかったらしい。



先生も先生だ。

伝える本人にもわからない言葉で伝えるのは、はっきり言って無意味だぞ。




「なぜ、私がそんな扱いになるのですか!?納得いきません!!」



「…」



佳代の問いかけには先生たちもすぐにはうまく説明できないのか?しばらくは黙ったままだった。



「館長!」



佳代はしまいには館長に問いただしに来た。



「残念だが、佳代はこの道場の方針的にふさわしくないからだ。」





「意味わかりません!私のどこが悪いんですか!?」




佳代は滅茶苦茶怒っていた。




「おやめなさい!」



その時、鋭い女の声がした。



佳代の母の藤原先生だった。




「今更なんですか!?見苦しい!」



「だってお母さま…」



「お黙んなさいっ!あなたは自分がどういう立場なのか、しっかりわきまえなさいっ!」



あの穏やかな藤原先生からは考えられないほどのきつい口調が道場中に響き渡った。



「誰も気づいてないと思ったら大間違いですよ!母は恥ずかしいです。あなたがそんなにも心根が悪い子と育ってしまっては、私は世間に顔向けできません。」


「佳代。実はここにいる大人全員はすでに知っているんだよ。

剣道教室の杉浦君をバカにしていることも、

書道教室で榊原さんの邪魔していることも、

茶道教室で早川さんに文句ばかり言っていることも、

華道教室で伊藤さんに怪我させたことも、

ここでも同級生や一年生たちの足を引っ張ろうとしたことも、

ついでに学校でも弱い者いじめしていたことも…。


全部調べさせてもらった。

というかな、以前からいろいろと周りからおまえへの苦情が絶えなかったんだよ。


お前はここまでのことをしたんだ。

お前にここまでした理由があってもなくてもこの処分には応じてもらわないといけない。

お前はもうやらかしまくっているんだ。


わしらはもう、これ以上お前を庇うことは限界なんじゃ。


いくらお前に実力があっても、いくらお前がここでは身内であってもさすがにもう無理じゃ。」


思っていた以上に佳代がいろんなところで悪事を働いていたという事実を聞いて驚いた。




「ここでお主が大人しく、停塾処分を受け入れてくれていたら、ここまでさらし者にならずに済んだのに、どうしても理由を問うから結局、みんなの目の前で言うことになってしまったではないか。


佳代。お前にはがっかりしたよ。もう少し賢い子だと信じていたのにな。


正直こんなこと小さい子相手にやりたくなかったよ。まだ二桁にもなってない歳の子にこんなこと言うのは何だが、そこは自己責任として受け入れていただくよ。」




ここまで言われた佳代はさすがに体を震わせたまま、うつむいている。


そしてその矛先はどこへ向かうかといえば、



「おまえも黙ってないで、キャプテンなら庇ってくれたっていいのに!」


とよりにもよって私に来た。


そしてついに字が出た口調になっており、いつも通り私をお前呼ばわり…。


こいつは少しでもなめている相手なだ年上だろうとお前呼ばわりする。

おそらく剣道の杉浦君や華道の伊藤さんは4年生でもそんな呼び方しているのであろう。



「目上に対してお前呼ばわりする礼儀知らずな奴など、庇う価値などありません。いきなり自分の立場がなくなったとたん庇って貰おうなんて、図々しすぎやしません?私はあなたのそういうところが大嫌い!ふざけないでっ!」


「っ…。」


「だいたい、いつも何!?自分が気に入らない子に対して耳元でボソボソボソボソ他には聞こえないように悪口言っているようだけど、それ判ってるからね!」



「私そんなこと…」



「思いっきりやってるよね?大人の前だけいい子ぶらないで!あなたいったい何しに来てるの!?悪口言いに来てるの!?やってることが陰気臭くてみっともない思わんの!?それ稽古の邪魔でしかないから、クッソ迷惑っ!」


ああ私まで言葉が悪くなってしまった。ここでは言葉が悪いのは良くないのだけど、今までたまっていた思いをここで言わないと何も進めない気はしていた。


これ先生に怒られるかなーと思ったけど悔いはない。


そしたら一部だけだが、そんな私に拍手している者がいた。


正をはじめとする一年生たちだ。



「いいぞー!もっと言えー!」


「そうだ―!お前ウザいんだよー!」


「来るなー!」



そんなとき3年の長野君と原田君が



「俺も不快だから、こいつとは一緒に練習したくない思っていたんだよなー。」


「そうそう、先生の子だと聞いていたから、黙っていただけでさー。」


と3年生まで口々に言いだした。



大人だけでなく。子供までもがすでに佳代を庇う者が誰もいなかった。


本来イジメいうものは、自分目線での標的は一人に定めて行えば、多数派工作も簡単にできるものだが、佳代の場合は手を出すものが多すぎて失敗したのだろう。

うちらぐらいの歳にもなれば、いろいろ知恵が出てきてそういう事も踏まえたうえでいじめを行っていることは判る。


話を聞いている限りだと各教室で一人標的に絞っている感じがするが、それでも暇を見つけてはうちの教室でもあったように一人だけではなく他も地味にからかって攻撃していたように考えられる。


しかし、まだ年端も行かないこんな小さい子で、いったい何が不満でこうなっているのか?

この歳でそこまでの悪事ばかりをするとなると相当な闇がありそうだ。


あのコミュ力お化けの兄の妹がこれだ。顔も性格もさっぱり似てないが本当に兄妹なのだろうか?と毎度思える。



「…何よ……。これもそれも全部あんたが悪いんじゃないっ!!」



この期に及んでまだ佳代は自分が悪くないと言いたいらしい。


ああ、どうせまたその矛先は私へと向かうんだろうな。そしてここで私がこいつに抵抗しなかったら、私はまた下級生からなめられる続けられる身が確定となるな。抵抗したらしたで、また今度も昇級の話はなしということになりそうだし、もうこいつの存在が私にとって理不尽でしかない!


これって私にとってはどちらにしてもいい運命は待ってないではないか。



と思った瞬間だった。



佳代がむけた矛先は私ではなく藤原先生だった。


ん?なぜだ?



「あんたがバツイチ独身のせいで、私は…私は…。」



え?藤原先生ってバツイチだったの?それはさすがに知らなかった。



だからか…。



「そこはいつも謝ってるじゃないの…仕方なかったのよ…。」



さすがに自分に非があるとなると藤原先生も強く言えなくなるわけだ。だから、藤原先生は普段から佳代にもあまり強い子とは言えないわけだ。



「そこのところはあなたも不満があるとは思うわ。

でもね。だからと言ってよそ様の家の子に意地悪することはいけない事なのよ。」



言い分から察するに根本的には藤原先生の躾は悪くはない思う。

むしろ母子家庭にしてはしっかりしているかと思う。


佳代だってそこは判ってはいるかもしれないが、どうしても鬱憤が晴れないのだろう。



「お兄ちゃんはあんたに似てるからまだいいよ。でも私は…私は……」



うん、あんたの兄はお母さん似でかわいいけど、はっきり言ってあんたはかわいくない。

とおふざけでも女こと言って、更に佳代を追い込んでやりたい気分でもあったがそれだけはあえてやめておいた。



「ごめんなさい…。」



藤原先生はそこでなぜか謝っていた。

え?なんで?


顔なんて、生まれてきた時の運でしかないのになぜそこで謝る?

子どもの顔が自分に似てないなんてことなどよくあるのに。



「もう、私はあんたが母親で恥でしかないんだよっ!」



その時だった。




バシン!




「いいかげんにしろっ!!」




さすがの館長もしびれを切らしたのか。

佳代の頬をビンタしていた。




「うわーーーーん」




佳代はその場で大声で泣いていた。



「千鶴子。この子を連れて行きなさい。」


「了解しましたお父様。」



え?お父様って?

藤原先生今館長のことをお父様って…?まさか…



「館長、娘がご無礼いたしました。」



藤原先生は佳代を連れて、道場を後にした。



「みんなにもわしから一言謝っておく、うちの娘と孫がご無礼をした。」



え――――――っ!!?



とその場にいた仲間はみんなそう叫びたいのを我慢しているかのような感じで、誰もが驚いていた。

今まで知らなかったが、藤原先生は館長の娘で、藤原君と佳代は館長の孫で、藤原兄弟と孝昌は従兄妹だったわけだ…。

どおりでいつここにきても藤原君がここにいるわけだ。


そして孝昌がずっと言っていた「俺には人望がない」とか「俺には友達などいない」とか幼稚園の時から言っていたが、その意味がようやく解けた。それを考えると私は何なの?とは思うが、それはあくまで孝昌目線で対等にわたり歩ける友達がいないという意味なのだろう。私みたいなどんくさいのが友達?とおくとなるとやっぱりつまらないのだろうし、お荷物でしかない思う。だから私は、たとえ孝昌から友達として扱われなくても仕方がないとは思っている。


いままでホントは孝昌だけに話したいことがあってくるときもよくあったけど、それが無理な理由がよく判った。そして佳代までもここ来るたびに顔を合わすことがよくあるから、ここにきても正直心の底から気は休まらなかったんだよね。でも佳代は孝昌が近くにいるとなぜか近寄ってこないので、ここにいる時は孝昌のそばにいればいいだけのこと。


ここに通う子供たちのほとんどはそれを判っているみんなそれは判ってはいたが…


どちらにしても、ここにいるメンツは、佳代が館長にまごいう事実を知ってポカーンとしていた。

すごいことにここにいるメンツは、今まで誰も知らなかったのだ。



「本日はこれにて解散とする。次回からもしっかり励め。」



全員がポカーンとしたまま、私にとって最後の初級クラスの講座は終わった。






ホントに今日は疲れた。





やっと終わったと思った時だった。



「佳代!佳代!待ちなさい!!」



どこからともなく声が聞こえてきた。

そしてその声の原因となっている者がこちらに向かって走ってくる。



佳代だ。



そして佳代は私に誓ついてきてすれ違いざまに…



「兄貴に近寄るな!」



と一言ぼそっと言ってそのまま駆け抜けていった。

なんなの?ブラコン?



「あ、ごめんなさい。また娘が…。」



母親である藤原先生も佳代のことを追う。


「捕まえた!」



私とすれ違った10メートル先でようやく捕まえることができたらしい。


「行きますわよ。」



と藤原先生が佳代を連れてまた、二人が私の前を通ろうとした瞬間。



「いたっ…」



いきなり佳代が私のすねをけってきた。



「どうしたの?」



「ちょっとぶつかったのよ。ねー。」


と佳代は言いながら藤原先生の後ろで、ベロ出している。




「佳代。人様にぶつかったらすぐに謝る。いつも言ってるでしょ。」


藤原先生は佳代の方を向きなおした時には、佳代はすでにベロは引っ込めていた。



「ちょっとぶつかったぐらいで。この人大げさなのよ。」



「佳代。仮にそうだったとしても、人とぶつかった場合はきちんと謝るものよ!」


藤原先生が佳代から目を離した途端、佳代は私に向かって口パクで



”バーカ バーカ バーカ”


とバカを連発していた。


「ホントごめんね。大丈夫だった?」


藤原先生は本当にここまで素敵なのに佳代といえば謝りもしない。



「藤原先生。」


「どうしたの?」



「私、先生のことは大変すばらしい人だとは思っていますが、やはり佳代さんのことは許せません。失礼します。」


さすがに許せなかった。なんでああもイヤな絡み方してくるんだろう?



「ほら、佳代!あなたがいつまでも謝らないからそういう事になるのよ。」


「あーはいはい。ごめんなちゃいねぇー。」


「こらっ!かよっ!いいかげんにしなさいっ!!」



後ろからまたあの親子の会話が聞こえてきた。


佳代は何があろうと謝らない。仮に佳代が謝ったところであれだ。


「だってあいつだよ?あんなのに謝るなんてバッカみたいじゃん!」


「なんてこというの!?ちゃんと謝りなさい!」



「絶対にいや!あいつがバカなのが悪いんじゃん。あいつが6年らしくしっかりすればいいだけの事じゃん!そうすれば私だってまじめに向き合うわよ。」


もうこの親子のことは放っておいてそのまま次の集合場所まで行くことにした。

結局、佳代は孝昌の前では絶対に何もしゃべらないし、変なこともしてこないことは判っているから。


ああ確かに私はバカだよ!しっかりしようとしたってしっかりなんかできないよ!

年相応にしっかりしたくてもできない奴はできないんだよ!悪かったね!


じゃあお前こそなんなんだよ!?その性格の悪さは?はっきり言って最低じゃないか。


そういうお前のその性格の悪さだって一生治る気がしない。


私もね、どんくさいのは治りそうもないけど、少なくともお前のその性格の悪さが治らないよりかはマシだと思ってるよ。だからあんたには悪いけど、私はお前よりかはいい人生を歩ませてもらうよ。


「…」



私は無言で佳代に別れを告げた。まぁ別れと言っても私がこの道場に通う限りは顔だけは見る羽目になるのだろうけど、それでも二度と同じ部屋で稽古するわけじゃない。


何で片親の子ってああなるんだろう?

そんなにも親にかまってもらえないことが寂しいことなのだろうか?

私にはそこが判らない。

うちの親はむしろかまいすぎだから、逆に親からかまわれないことが羨ましく思えるけどな。


まぁそんなこと言ったら、多分いろいろ敵に回すから口には出しては言わないけど、内心そう思っている。



ホント最後の最後まで疲れた。


「…とか考えてくれるかな?」




「あの今日来てない残りの3人はどうするんだ?」




「そうその3人のことなんだけど…。」



みんなが集まっている部屋の前までついた。もうだいたい話はまとまっているかのように部屋から話声が聞こえてきた。

ふすまを開けて、これから私も話し合いをしないとと思った瞬間だった。



「あ、おつかれ香理ちゃん」



とという声が聞こえたとたん、私はまたそのまま倒れこんでしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ