ブタにはブタの生き方がある (小津義彦)
――――その頃、教室では…
「おい、誰もいないぞー」
「OK。」
クラスのブタコンビと言われている小津義彦と嶋田教平がいた。
「でもなぁお前もここまでやるとはなぁー」
「当たり前だろ。」
これは俺が精神維持をするために生活がかかってるんだ。
嶋田は知らんが、俺にはもう後がないのだ。
もうこの際、学校で何をやってでも無事に生き残る事だけが先決だ。
少なくとも、俺は奥宮みたいにはなりたくない。
今日知ったばかりの情報では、あの近松が足を折ったことで、しばらく休むと聞いたが、それは俺にとってはむしろ不利なことだ。本来なら、めんどくさい相手がいなくなったということで喜ぶべき事柄だが、俺らはその近松のおかげで成り上がれた存在であるから、近松が不在いうのは不利になる。
だから、俺たちは地味にでも近松が気に入るような行動をとらないといけない。
そして俺たちが常にモットーとしているいることは
一つ!毎日近松に媚びることは忘れない!
二つ!毎日奥宮への罵倒は欠かさない!
三つ!奥宮の行動はどんな事細かな事でも監視する!
だ!
どう考えてもさっきの奥宮の行動は怪しかった。
したがって、俺は奥宮の持ち物をチェックする!
特に、奥宮と千賀が喋っているときに使っていたあの自由帳。
あれはマジで臭ぷんぷん臭う!
どうやら、ブタの勘が働いているらしい。
二人とも常人よりかは鼻の穴がデカいので、臭いには敏感なのだろうか?
小津義彦は不気味なブタの笑みを浮かばしていた。
あったあった。
この自由帳だな。
俺が自由帳を取り出したとたん
「バイキンのノートとか、さわってるけど大丈夫なん?」
という声が後ろから聞こえてきた。
どさささささ――――っ。
その声に驚いて俺は奥宮のノートを落としてしまうどころか。机の中にあった教科書やノートまでもほとんど床に落としてしまった。




