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意味不明???大混乱???

「キャーーーーーっ!!」



「どうしたの!?何があったの!?」



さっきまでは聞こえなかった女子の悲鳴とともにおばさんのセリフも聞こえて、俺の目の前にはなぜか近松はおらず、俺はなぜかさっきとは全然違う場所にいて、たくさんの女子たちに囲まれて走っていた。


え?なんでだ??というかここはどこなんだ??倒れている近松に駆け寄ろうとした瞬間の出来事だった。


気が付けば、俺たちより5メートルぐらい前を奥宮が走っていた。


「奥宮――――――――っ!!」


俺はその時とっさに叫んだら、奥宮はピタッと止まって後ろを振り返った。


俺の声で、一緒に走っていた女子たちもピタッと止まった。


そして、



「あんたたちうるさいけど、いったい何があったの!?」



その辺の近所に住んでいるらしきおばさんが姿を現した。



なぜか、近所のおばさんらしき声だけは同時にハモっていたかのように自然だった。

が俺は明らかに俺の道場近くの道から、ここまでワープしてきている。漫画の世界でとかならあり得るが現実でそれはあり得るのか?


そしてまた、おそらくではあるが5メートル先を走っていた奥宮も同時にワープしているのも確かだ。奥宮の様子を遠目から見ても奥宮はきょろきょろしていて「ここはどこ」みたいなしぐさをしているのが暗がりでも判る。そして奥宮の方も俺の姿を見るなり驚いていた。おそらく奥宮もワープしてきたんだろう。


俺は改めて一旦周りの景色を見て、ここはどこなのか?確認することにした。ふと後ろを見るとこの町で一番大きいと言われている「子乃神社」があった。ここって確か、うちのクラスの神子三果の家ではないか?俺の家とは全く違う方向だ。とても信じられない話だが、どうやら俺と奥宮は同時にここへワープしてきたとしか言えなくなってきた。


そして俺をまるで大日如来の曼陀羅のように囲んで周りを走っていた女子たちは、樹映理奈、水野由利、築里奈といった俺のクラスの女子のメンツばかりだった。



そして、一番の問題は目の前にいるおばさんだ。

このおばさんすごく迷惑そうに俺たちをにらんでいる。

この状況でこの騒ぎをどうやって言い訳しようか?



俺の周りにいたのが、たまたまクラスの顔見知りの女子たちだったとはいえ、この状況を普通に解決する方法は今の俺には見つからない。

女子たちは「なんでお前がここにいる?」と言いたげな顔で俺を見ている。これ、まるで俺がこっそり女子更衣室に忍び込んだ変態な状態だとも思えてきた。下手すれば、俺のでかい図体からすると、女子小学生を追っかけてきた不審者に見えてしまうかもしれない。


これ……さっきの状況より、じいちゃんに怒られそうだ。


ああ、じいちゃんにとって女子に嫌がらせをすることは、何よりもタブー視してるんだよなー。今日の俺、マジでついてない。こんなことなら、素直にあの場にいて破門された方がマシだったか?とさえ思えてきていた。


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