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勇者パーティーから追放された荷物持ちの冒険者  作者: 紫 ヤタガラス
3章 聖女編
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ザンサクとアレクとスシルタ

「バステア、に声を、かけら、れた?な、ぜだ?自分から、聖女、と名乗った、のか?」


 俺はスシルタに聞くとスシルタは首を横に振って


「いえいえ。私はそんな自分から聖女とは名乗りませんよ。自分から名乗るなんておこがましいにも程がありますから」


 そうか。スシルタが名乗ってないなら一体誰が


「そこら辺の情報はあっしが知ってるでやすから説明するでやすよ旦那」


 俺とスシルタが喋っている時に俺の部屋のドアを開けてアレク殿が言う。


「アレク殿!」


「アレク様!」


 俺がアレク殿の名を呼ぶとスシルタはアレク様と呼ぶ。


「あれ?お前達、知り合いだった、の?」


「はい。この王国に来てからアレク様にはお世話になっています」


「あっしは何もできてはいやせんよ。ただスシルタの住居を整えたのとギルドの隣の空き家を小さな協会にしてくれとバステアに頼んだだけでやすから」


 へー。アレク殿。裏でそんなことを。仕事が早くて助かるな。さすがはできる男だぜ


「し、っかし。よく、あのバステア、が、教会をた、てるなん、ざ、許可、したな」


 俺はアレク殿にいうとアレク殿は


「まぁやっぱりスシルタは本職はシスターならやはりそういう場所があった方が良いとあっしは思いやしてな。うちの王国の教会はどっかの勇者パーティーのアホな女が荷物置き場にしたもんでまともに使えやしやせんので」


 ・・・この場合は多分だがテテスアであっているんだろうな。どうりでいつもやつだけ持っているものが少ないと思った。バステアとかでもいらないものは捨てていたのにテテスアは人からの貰い物は印象をよくするために全部受け取っていたからな。花とか人形とかな


「ええ。本当にアレク様には感謝ですわ。仮住まいでこのぎるどの2階も使わせてもらっていますから」


 スシルタはアレク殿にペコペコ頭を下げ、アレク殿は


「そうやすやすと頭を下げるもんじゃないでやすよスシルタ。ここからはあっしが旦那と話しやすのでスシルタはカムの看病に行ってもらってかまいやせんか?」


「はい。わかりました。それではアレク様、ザンサク様をお願いします。ザンサク様!ザンサク様はしばらく絶対安静ですからね!無理はしないでくださいよ!」


「はいはい」と俺は返事をした後スシルタは俺の部屋から出て行く。


「旦那。無事とはいいやせんがガルダラスの森での人員確保、お疲れ様でやす」


「ふん。俺はスシルタを助けたいから助けただけだ。それに彼女の護衛は2人死なせてしまった」


「そうでやすか・・・。すいやせん。あっしも朗報を持ってこられず悪い情報しかないでやすが今から話しても大丈夫でやすか?」


 アレク殿は俺に聞いた後俺はアレク殿に「頼む」と言った。

よろしくお願いします!

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