ザンサクVS仮面男 クロ
「仮面野郎。スシルタに何のようだ」
ストレアの対処をする仮面男に俺は聞く。
「私。仮面族。呼ばれる。魔族。一族。皆仮面。している。皆。仮面の種類。名前。決まる。私。クロ」
「お前は黒い仮面だからクロというのか?」
仮面男は俺の聞いたことに首を縦に振る。
「それで。名前ではなく、なぜスシルタを狙っているかを聞いているんだが?」
「私。仮面族。大魔王様。命。教会。従う。テテスア。人間。命」
「仮面族は大魔王様とやらに従っているがその大魔王の命令で今は教会にいるテテスアという人間に従っていると言いたいのか?」
またも仮面男、クロはこくりと首を縦に振る。なぜ俺はこいつにこんな言っていることの確認をしなければならないのか。だが死んだ2人の護衛のためにもこいつらの目的を聞いておかねば。
「私。人間。従う。嫌。でも。大魔王様。命。従う」
「人間に従うのは嫌だが大魔王様の命だから従うと。それでなんでスシルタを殺すのかとかテテスアから聞いていないのか?」
「興味。ない。早く。命令。こなす。だけ」
クロはストレアをはじき飛ばした後俺に接近するがストレアは自動追尾型魔法剣。そしてストレアの魔法効果は敵の気配を自動で察知する魔法。なので飛ばされた後も勢いよくクロに向かってさしかかる。
「この剣。まさか」
「これは自動追尾型魔法剣だよ。お前ら、九魔王将とかいう奴らも持っているだろ?」
俺はクロに言うとクロは驚きながら
「人間。なぜ。自動追尾型魔法剣。持ってる!」
「これは俺の大事で唯一まともに戦える武器だからな。装備はできないがな!」
俺はストレアに応戦しているクロに対し、石ころで追加攻撃をしまくる。
ストレアの対処におわれクロは俺の投げた石ころを普通にくらいつづける。
「こざかしい。こ、ざ、か、し、い!」
ストレアを飛ばし何度も俺を狙おうとするクロだがストレアは突き飛ばされるたびにクロに向けてすごい勢いで突き刺しにかかりクロは俺に近づくことさえできず俺の石ころをくらい続け、石ころを当てられまくることにかなりの苛立ちを感じているようだった。
「人間。風情。鬱陶しい。こざかしい。むかつく!」
「そうかいそうかい。悪いね。こちとら剣士みたく俊敏に動いて斬りまくったりとか魔法使いですごい魔法でお前を殺すとかそんな芸当はできずむしろ武器も装備できないんだからこれくらいは許せよ。それに石ころを当てられるくらいストレアに斬り殺されたり、刺し殺されたりするよりはマシだろ?」
俺がクロに言うとクロは
「人間。お前。今までの人間。1番。ムカつく!」
なるほど。俺が人間で戦ってきた中で1番イラつくとそれはそれはまぁ光栄だな。本来ならこんな戦い方はしたくはないがこんなことしかできないからな俺は




