カムVS仮面男
俺が地面を殴って悔しがっている間、カムは仮面男との斬り合いが激しくなっていた。
「お前。弱い。早く斬られて。死ね」
「斬られろと言われて大人しく死ぬ奴なんてなかなかいないのわよ。それに早く終わらせたいならあなたが早く私に斬られればいいのよ」
「私。人間に斬られて。死ぬほど悲しい男ではない」
仮面男はカムを斬り合っている間、カムの隙ができた瞬間に仮面男はカムの腹を蹴り飛ばす。
「ごはっ」
「甘い。県だけでは。ないぞ。私は」
仮面男はかむを蹴り飛ばして距離を置いた後剣を握る逆の手に片手銃を持つ。
「片手銃と片手剣、ですか。やりにくいですね!」
カムは仮面男に接近し、仮面男は銃でカムのいる方角撃ちまくるがカムは避けながら仮面男に近づく。
「銃弾。避ける。さすが」
「これくらい私のスキル心眼を使えば造作もないことです!はぁ!」
カムは仮面男に近づき斬りかかるが仮面男はまたも剣でカムの攻撃を受け止める。
「スキル。私も使おう」
「え、スキルを使ってないの、か?」
カムが仮面男に言った瞬間仮面男の背中から黒い腕が生えカムの体をぶん殴りまたカムは飛ばされる。
「ご、ふっ。かっは!」
「私。スキル。ダークハンド。背中。黒い腕生える」
「な、るほど。第3の手ってわけね。ごふっ」
カムは先程の一撃を腹にもろにくらい、蹴りはなんとか後ろにぎりぎりで少し下がっていたからあさく入ってすんだが黒い手で殴られた腹はもろにくらいあばらがいったなとカムは思っていた。
「無理。するな。お前。もう。立てない」
「そういう決めつけはよくないわよ。私はまだ、ごっふ!」
カムはまたも血を吐く。
「おかしい。いくらなんでもこんな吐血をするはずが。それになんだか片手が震えて」
カムは剣を握っていた手のほうが痺れてきたのか剣を地面に落とし握ることができずにいた。
「私。スキル。ダークハンド。相手。じわじわ弱らせる毒。痺れさせる麻痺効果。ある」
「ただのスキルの腕というわけじゃないのね。ゆ、だんしたわ」
カムは立てずに地面にうつ伏せに倒れていると仮面男はゆっくりカムに近づき
「お前。人間。しては。よく。もったほう。だから。死ね」
カムに銃弾が放たれる前に俺は仮面男に石ころを投げまくる。
「こざかしい」
仮面男は全て剣で斬り伏せると俺はリュックから自動追尾型魔法剣ストレアを取り出し仮面男に投げる。
「武器。投げる。愚かな。人間」
仮面男はストレアを剣で止めた後振り払おうとしていたが振り払えずにストレアに押されていた。
「何!」
仮面男がストレアの対処をしている間に俺はカムに近づき毒消しの薬とポーションを飲ませる。
「ザンサク。また頼ってしまって申し訳ありません」
「いや、俺の方こそすまない。あとはゆっくり休んでくれカム」
カムは俺に「お願いします」と言った後そのまま地面で意識を失った。




