カムVSカゼバネ
「おやおや。馬鹿で不意打ちが大好きな汚いカムさん。どうしたんですかな?」
カムは風をみにまとうカゼバネに対し斬りつけまくる中、余裕そうにカゼバネはカムに言う。
「うるさいわよ!私達は汚くなんてありません!ザンサクだって綺麗です!見た目も心もね。あなた達とは違い心が歪んでいる勇者に仕えている人達とは違います!」
心が歪んでいるという言葉に対しカゼバネは
「あ?おいカム。お前マジでいい加減にしなよ。人が名乗った時に斬りかかったり勇者様に仕えているやつは心が歪んでいるとか言ったりさぁ?何様なんだよ!」
「私は本当のことを言っているだけです!だいたいなんであなた達は勇者に仕えているんですか!それとも仲間で対等なんですか?」
「対等とはおそれの多いことを。私は勇者様に仕えるものだよ。あの方なら魔王様を倒せると私は信じているからこそ仕えているんだよ。勇者様に仕えている私達はな!」
ウインドアーマでカムのことを後ろに押し返していくカゼバネ。俺はカゼバネに石ころを投げ続けるがさっきカゼバネが俺にウインドアーマの説明をした通り石ころはウインドアーマにあたった瞬間そこでちりになってしまう。
くそ!いったいどうすればやつに攻撃を。自動追尾型魔法剣ストレアを使えば奴を倒すのは簡単だろうがそう何度もつかいまくっていざというとき、ストレアがなくなった場合の時のことも考えて戦わないと。拘束の鎖を出したらいいがこれも当たらずちりになってしまえば勿体無いし避けられて地面に落ちたのを拾われて俺たちに投げられたら厄介だからな。やつのウインドアーマさえどうにかできれば
俺は考えながらカゼバネを見ているとカムはだんだん追い込まれていきやがてガルダラスの森にある木にぶつかり追い込まれる。
「さてこのウインドアーマ、3メートル以内にいる敵に近づくと敵もバラバラにしてくれるんだよ。私はね、敵をバラバラにした後の汚いやつの無様な表情を見るのが大の好物なんだよ。さぁカム。汚らしい肉片になって私に歪んでいく顔を見せてくれ」
カムはダメだと思ったのかその場で目をつぶると俺は少し大きめの石ころをカゼバネに投げ、カゼバネの対象を俺に向ける。
「汚らしいくそどもが!私の快楽の時間を邪魔するんじゃねぇよ!先にテメェから刻んでやろうか?あぁ!」
カムから距離をおいて俺に向かて走ってくるカゼバネ。
俺はカムがやられると思ってもはやなりふり構ってはいられないと考えリュックにしまってあったストレアを取り出し逃げながらカゼバネに向けて自動追尾型魔法剣ストレアを投げた。




