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勇者パーティーから追放された荷物持ちの冒険者  作者: 紫 ヤタガラス
追放と始まり
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カムの防具探し

「それじゃせっかく商店街にいるし防具とかも見てみるか」


 俺はカムに聞くとカムは


「そんなお気遣いはいりませんよ。さっきのスライム討伐だってそこまで報酬は高い額ではないんですから」


「遠慮するなって。お兄さん意外とねぎりが上手いんだぜ。それじゃ早速」


 俺はカムの手を取って武具屋に行く。


「いらっしゃい。本日はどのようなものをご要望で」


 武具屋の店内に入ると武具屋の男店員が俺とカムに声をかける。


「今日は防具を探しにきたんだ。安くていいものはあるかな?」


「そうですね。うちでは安くてもこれですかね」


 店内に飾ってある鉄の鎧を俺とカムに見せる


「どちらの方が装備なされるのですか?」


「いや、まだ値段も聞いてないし買うとも決めてないぞ。防具はこの子にあうものを探している」


「ちなみにご予算はどれくらいで?」


 俺はスライム討伐で得たクエスト報酬、半分の銅貨3枚を見せる。銅貨を見せた後店員は


「けっ!金持ってないのかよ!あんたらに売る武器と防具はうちにはないよ!ほら!とっとと出ていきな!」


 俺とカムを店から追い出した後店の扉を閉める男店員。カムは俺に


「追い出されましたね」


「そうだなぁ」


「ザンサクのねぎりの腕、見れませんでしたね」


「言うな。なんか切なくなる。他の店を探そう」


 俺とカムは武器屋に防具屋、アワステルン商店街にほとんどの店で門前ばらいされる。


「くそ。誰かに俺がきたら何も売るなと言われてるような態度だな。最初の店以外は」


 最初の店ではどれくらいの見積もりとか聞かれたけど2店目からは名前を聞かれて名乗っただけで帰れと言われた。


「そうですよね。誰かが意図的にザンサクが来たらおいかえせといわないばかりですよね。最初の店以外は」


「そうだよなぁ」と俺がぼやきながら俺はカムと泊まる予定の宿に向かうとカムが


「あ、ザンサク!あそこに武具屋がもう一つありますよ」


 カムの指差す方向を見ると宿屋の前に確かに小さな武具店がある。


 ミギナ武具店

 ミギナ武具店と看板があった店の表面はひどくボロく。誰もきなさそうな見た目だった。


「ミギナ武具店ね。聞いたことはあるか?カム」


「いいえ。私も初めてみました。ミナギ武具店。でももうどこも私達を追い出してばかりですしダメもとではいってみますか?」


「そうだな」と言って俺はミナギ武具店にカムと共に入る。


 俺とカムが店内に入ると誰も出迎えずただ店の奥で1人の男が鉄をうっていた。


「・・・いらっしゃい」


「あの、安くていい防具ってないかな?」


 俺は男に聞くと男は


「・・・それならあんたの思う防具を作ってやるから。素材を取ってきてくれ。説明するよりその方がいい」


「な、なんでだ?ここにある武具は強くないのか?みた感じ強そうに見えるが」


 俺は店内に飾ってある剣をとる。


「・・・私は自慢のものしか展示しない。それは自慢の剣の一つだ。そういう剣とか欲しいなら素材を持ってこい。ただでつくってやる」


 俺はただという言葉に「え?まじで」と思っていた。

どうか温かい目でお願いします

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