鳥人
スシルタが俺とカムに自己紹介を終えると
「あの。おふたりの腕を見込んでたのみがあるのですかよろしいでしょうか?」
「俺は構わないがカムは?」
俺はカムに聞くとカムも「大丈夫ですよ」といい、スシルタは頭を下げて
「私を私のことを逃してくれた護衛のもとに戻りたいのですがまたウルフに襲われたら、今のように逃げ続けねばならないのでおふたりに護衛のもとまで護衛をしてほしいのですが。少しいいかたがややこしくて申し訳ありません」
「気にするな。それじゃスシルタが護衛と別れたという場所に行こうか」
俺がスシルタ、カムに言うとスシルタは申し訳なさそうに
「あのー。実は私、逃げるのに必死でどこで別れてしまったのか忘れてしまいました。申し訳ないです」
「そ、そうなのか?まぁ大丈夫。俺たちの目的は森を探索してスシルタみたいなアルグレイアから逃げてきた人を探すのが目的だからさ」
「そうなのですか?それはまことに感謝です!きっと神もあなた方に祝福を与えるでしょう」
スシルタは俺を崇める。やめてくれ恥ずかしい。俺は崇められるような人じゃないよ。
「すいません。それではザンサク様、カム様。まいりましょう」
「ああ。そうだな。とりあえずうる覚えでもいいから来た道を案内してくれ。そこに向かうから」
俺がスシルタに言うとスシルタは「分かりました。ありがとうございます」と言い俺とカムはスシルタを後につけて道案内だけさせる。
スシルタの案内で歩くこと数十分、誰かが戦闘しているとこに俺たち3人はでくわす。
「あ!あれです!あの2人が私の護衛です!」
「あれは・・・魔族ですか?ザンサク」
スシルタは2人を見て俺とカムに言った後、カムが護衛の戦う相手を見て言う。
「あれはなんだ?鳥人間か?」
背中に羽が生えて二足歩行の鳥のような顔をした魔族が飛びながらスシルタの護衛を攻撃していた。
「あれは鳥人です。鳥の魔物なんですが姿は人間のような形をしています。」
スシルタは俺に言う。ほう。鳥人、初めて見たな。
「あれは鳥の魔族です。人間の体に対する憧れが強かったのかあのような魔物がたくさん現れました」
スシルタは鳥人について説明する。やけに詳しいな。
「ザンサク様。私がなぜやつに詳しいのかとかそう思っているのではないですか?」
「あ、ああ。そりゃ思うだろうよ。スシルタはシスターだろ?なぜそんなに鳥人について詳しいんだ?」
「そうですね。ここはシスターの秘密と言っておきたいですがザンサク様には恩義がありますゆえ正直に話します。鳥人は軍事帝国アルグレイアで今も飛び回り罪なき人々を捕まえてはおもちゃのように人間を扱って殺します。私が教会にいる時鳥人のせいで多くの人々が殺されてしまいました」
スシルタは涙を流しながら鳥人について俺に説明していた。
よろしくです!




