表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者パーティーから追放された荷物持ちの冒険者  作者: 紫 ヤタガラス
3章 聖女編
75/199

鳥人

 スシルタが俺とカムに自己紹介を終えると


「あの。おふたりの腕を見込んでたのみがあるのですかよろしいでしょうか?」


「俺は構わないがカムは?」


 俺はカムに聞くとカムも「大丈夫ですよ」といい、スシルタは頭を下げて


「私を私のことを逃してくれた護衛のもとに戻りたいのですがまたウルフに襲われたら、今のように逃げ続けねばならないのでおふたりに護衛のもとまで護衛をしてほしいのですが。少しいいかたがややこしくて申し訳ありません」


「気にするな。それじゃスシルタが護衛と別れたという場所に行こうか」


 俺がスシルタ、カムに言うとスシルタは申し訳なさそうに


「あのー。実は私、逃げるのに必死でどこで別れてしまったのか忘れてしまいました。申し訳ないです」


「そ、そうなのか?まぁ大丈夫。俺たちの目的は森を探索してスシルタみたいなアルグレイアから逃げてきた人を探すのが目的だからさ」


「そうなのですか?それはまことに感謝です!きっと神もあなた方に祝福を与えるでしょう」


 スシルタは俺を崇める。やめてくれ恥ずかしい。俺は崇められるような人じゃないよ。


「すいません。それではザンサク様、カム様。まいりましょう」


「ああ。そうだな。とりあえずうる覚えでもいいから来た道を案内してくれ。そこに向かうから」


 俺がスシルタに言うとスシルタは「分かりました。ありがとうございます」と言い俺とカムはスシルタを後につけて道案内だけさせる。

 スシルタの案内で歩くこと数十分、誰かが戦闘しているとこに俺たち3人はでくわす。


「あ!あれです!あの2人が私の護衛です!」


「あれは・・・魔族ですか?ザンサク」


 スシルタは2人を見て俺とカムに言った後、カムが護衛の戦う相手を見て言う。


「あれはなんだ?鳥人間か?」


 背中に羽が生えて二足歩行の鳥のような顔をした魔族が飛びながらスシルタの護衛を攻撃していた。


「あれは鳥人です。鳥の魔物なんですが姿は人間のような形をしています。」


 スシルタは俺に言う。ほう。鳥人、初めて見たな。


「あれは鳥の魔族です。人間の体に対する憧れが強かったのかあのような魔物がたくさん現れました」


 スシルタは鳥人について説明する。やけに詳しいな。


「ザンサク様。私がなぜやつに詳しいのかとかそう思っているのではないですか?」


「あ、ああ。そりゃ思うだろうよ。スシルタはシスターだろ?なぜそんなに鳥人について詳しいんだ?」


「そうですね。ここはシスターの秘密と言っておきたいですがザンサク様には恩義がありますゆえ正直に話します。鳥人は軍事帝国アルグレイアで今も飛び回り罪なき人々を捕まえてはおもちゃのように人間を扱って殺します。私が教会にいる時鳥人のせいで多くの人々が殺されてしまいました」


 スシルタは涙を流しながら鳥人について俺に説明していた。

よろしくです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ