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勇者パーティーから追放された荷物持ちの冒険者  作者: 紫 ヤタガラス
2章 魔族襲撃編
70/199

バステアの狙い

 コンコンコン

 ・・・うるせぇな。誰だよこんな時間にまだ朝じゃねぇだろ

 俺は部屋のドアをノックされた音で起きるが窓を見るとまだ暗かったので寝ていたいから二度寝しようとする。すると

 コンコンコンコンコンコンッ!


「あー!わかったわかったうるせぇよ!起きるからノックやめろ!」


 俺がドアを開けると部屋の前にバステアがいてドアを開けた瞬間に顔をぶん殴られる。


「ぐふっ」


「荷物持ちがのうのうとねやがって。あ?寝るのは構わねぇが俺はてめぇと違って暇じゃねぇんだよ。一回ノックしたらドア開けろやこのあほ」


 バステアに罵倒される。くそ。やっぱこいつの世話になろうと思ったこと自体間違いだったかな。まぁ世話になっているつもりはないが


「何度も言うが暇じゃねぇから手短に話すぞ。まずてめぇの指名手配は解除されねぇ」


「はぁ?なんでだよお前がどうにかするって。それにこうしてアワステルン王国に入れてるじゃねぇか」


 俺がバステアに言うとバステアは


「入れはするさ。やつの狙いはアワステルン王国に入ったお前を王国民の晒者にした後に捕まえるつもりだっただろうからな。だが俺がてめぇをギルドに受け入れた。この意味はわかるか?」


「は?わかんねぇけど?何、まさかおってでも放ってくるのかよ」


 俺がバステアに言うとバステアはにやけながら


「わかってるじゃねぇか。それでもしおってがギルドにくれ場合は全て対処は貴様に任せる。荷物持ち」


「ふざけんじゃねぇよ!俺に死ねって言うのかよ!」


「いやいや死ぬわけねぇだろ。荷物持ちには強力な武器があるじゃねえか。あれで追い払えばいいだろ?」


「あれはそう簡単に見せていいもんじゃねぇんだよ。基本使っちゃいるが見たやつは基本殺さないといけねぇ。だが俺は無益な殺生は好まん。だから自動追尾型魔法剣は使わないようにしたい」


 俺はバステアに反抗するとバステアは俺を部屋の壁にまで押し込んで壁ドンをしてくる。


「俺は荷物持ち。お前が嫌いだが見捨てたらギルドマスターから受けた義理に反するからな。忠告はしてやるよ。お前の自動追尾型魔法剣とか言う武器を使わないで勝ちたいとかお前は馬鹿なのか?いまだに状況がよめないのか?お前はもうそんなことも言ってられない状況なんだぞ?わかってんのか?あ?」


「・・・そんなことお前たち勇者パーティーから追放された時からわかってるさ。あの時ともはや次元も違うこともな。だがこんな時だからこそ自動追尾型魔法剣はあまり使いたくないのだ。もし俺が襲われ死んだ場合この剣はどうする?相手に奪われてしまうぞ!」


「ふん」とバステアは言った後俺の前に手を出し


「ならばその剣、俺に渡せ」

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