バステアの目的
「俺たちの目的はまずはそうだな。勇者をこの王国から追い出すこと。そして魔族の襲撃に対抗すること。最後にこれは1番重要なんだが七大罪の人を探すことだ」
「七大罪とはお前のような強欲の剣といったスキルをもつ人か?」
俺はバステアに聞くとバステアは
「そうだ。この前戦った九魔王将?とかいう奴らに対抗するにはおそらく七大罪の力が必要だ。お前の持つチートみたいな剣とな」
「チートみたいな剣とは自動追尾型魔法剣のことか?」
俺はバステアに聞くとバステアは頷く。
「前に俺と戦った時もその剣で俺に勝ったんだろう?でないと荷物持ちのパーティーのやつなんかに遅れをとるはずはないからな俺は」
バステアが言うと近くで話を聞いていたカムが
「ちょっと!それは私に対する失礼ですよ!確かにあのザンサクに貸してもらった剣がなければ勝てなかったかもしれませんがそれが全てじゃありません!私のスキルとあの剣は相性がいいからこそあなたに勝てたんです!」
カムはバステアに叫び、カムの話を聞いたアラマは
「は!どうせまぐれでしょ?それにバステア様はちゃんとした剣は使ってないわよ。そこら辺のやーすい剣よ!ですよね?バステア様」
「ふん。剣のせいにして剣聖の名に恥がつくがまぁそうだ。俺はまともな剣は使ってねぇよ」
「くっ!わかりましたよ!じゃ後から私と勝負しなさいよ!今度はちゃんと私の実力でボコボコにしますから!」
カムはバステアに言うと勝負を挑んだカムを俺は
「やめておけカム。あいつはムカつくやつだけど確かに剣の腕はピカイチだ。勝負するならもっと腕を磨いてからだよ」
俺がカムに言うと、カムは不満そうな顔で「わかりました」と言う。
「またまた話が脱線したが、そうだ他の奴がいるから話が脱線するんだな。後から俺と荷物持ちの2人きりで話そうじゃねぇか。とりあえずとっとと2階の部屋適当に選んで荷物置いてきな」
バステアが俺に言うがいやお前が余計なこと言うからだろと思いながらも俺、カム、アレク殿は2階に上がり、それぞれ適当な部屋を選んで部屋の中に入る。
「さてこれからどうするか、だな。確かにバステアに協力してやってもいいが今までの仕打ちをなかったことにはできないしな。だが他のことで気になることもあるし・・・。あー!考えがまとまらねぇ!とりあえず寝るか」
俺は荷物を整理、まぁ俺のスキルで整理するほどの荷物じゃないがリュックを部屋に置いた後ベッドに転がりそのまま目をつぶっているとそのまま寝てしまった。




