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勇者パーティーから追放された荷物持ちの冒険者  作者: 紫 ヤタガラス
2章 魔族襲撃編
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カムとアラマ

「おい。バステア。誰だこの女は」


「こいつは私の仲間のアラマだ。ていうかなぜ俺がお前に俺の仲間を紹介せにゃならんのだ」


 バステアは俺にいい、アラマは


「そうよ。何であなたが私のこと知ろうとしてるのよ!気でもあるの?ざーんねん!私はバステア様の女よ!」


 舌を出しながら「べろべろばー!」とあほ面で俺に言うアラマ、めっちゃ腹が立ったが俺が言う前にカムが


「は?あんたみたいなブッサイクで汚らしい長い髪の女誰が好きになるのよ。え?何系目指してんの?清楚系?あーらあら!全然離れてますよ!」


「はぁ?何であんたらに良い子ちゃんつらしなきゃいけないの?バステア様が嫌いな奴らによいしょする気なんてないから!」


 カムとアラマの間ですごいバチバチと電撃がはしってるのが見えないんだがなんとなくみえるような気がする。

 カムとアラマの会話を聞いてバステアは珍しく。


「ふっ。お前はどうやらいい女に好かれてるっぽいな。まぁアラマには負けるがな!」


「いやいや。俺の仲間のカムの方が断然可愛いね。俺に尽くしてくれるからさ」


 俺とバステアでカムとアラマの自慢をしているとアレク殿が


「あのー。互いの彼女自慢はいいでやすが早く話を進めやせんか?」


「いやカムは彼女じゃないよ!」


「アラマも彼女じゃねぇな。大事な仲間だ」


 俺とバステアが俺がカム、バステアがアラマのことをいうと2人はなぜかそこだけ意気投合して俺とバステアにぷいとしていた。

 バステアは一旦「ごほんっ」と言った後


「話が脱線したな。まず衣食住だがギルドにある2階の部屋ならいくらでも使っていいぞ。最低限の飯もこちらで出そう。衣食住の衣の方だが」


「衣の方は俺は気にしんがカムとアレク殿の方は頼む」


「私も別に気にしませんよ?アレク殿は」


「あっしも別に住むとこも飯さえ出ればそれでいいでやすよ。お世話になる方でなすからね」


 俺たち3人が言うとバステアは


「うちで世話する以上汚い格好か困るからな。最低限のことはしてやるよ。よし。衣食住の話は済んだから次の話だな。まずは今の王国の状況についてだが」


 バステアが俺に言うと俺は


「大丈夫だ。道中だいたいガルから聞いた」


「そうか。ならいい。俺も荷物持ちにいちいち説明するのも面倒だからな。ではやい話荷物持ちのパーティーも俺たちに加勢してくれねぇか?今猫の手も借りたいくらいに人材不足なんだよ」


「人にものを頼む態度じゃないがそれがお前だからな。まぁいいが。で、お前らの目的はなんだんだ?」


 俺がバステアに聞くとバステアはこのギルドの目的を説明し始めた。

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