バステアの仲間
「それで俺たちはとりあえず王国の入り口にまで向かいますがアレク殿はどうしますか?」
俺は隠れ場所で荷物の整理をしながらアレク殿に聞くとアレク殿は
「ふっふっふ。あっしもおふたりについていくでやすよ。今は王国調査部も少し危ないと眠りながら心の中で会話しているとき部下が言っていたでやすから。しばらくはザンサクの旦那達について行くでやす。よろしくでやすよ」
「とんでもない。こちらこそよろしくだよ」
俺はアレク殿に頭を下げ、アレク殿も俺に頭を下げる。
「それじゃ3人で王国の入り口にまで戻ろうか」
「おー」と俺たち3人はいい、隠れ場所から荷物をまとめ、まとめた後隠れていた場所に一礼し、アワステルン王国の入り口にまで向かった。
歩いて数分、アワステルン王国入り口にまで向かうと知らない人が王国の前に立っていた。
俺は指名手配されているからとりあえずガルダラスの森の木に隠れ、カムが先行し王国入り口の前にいた人に話しかける。
話しかけた後しばらく話、カムは俺のもとにまで来る。
「安心してくださいザンサク。あの人はバステアの仲間らしいです。私達の案内のために来たとか」
ほー。あのバステアに仲間、ね。ま、とりあえずいってみるか。
俺は隠れていた木から移動し、王国入り口前にいた人に話しかける。
「よう。お疲れ様。俺がザンサクだがお前は誰だ?」
俺が話しかけると王国入り口前にいた人は
「どうも!私バステア様の仲間、七大罪の1人、嫉妬のガルです」
ガルと名乗る目つき悪い男は俺とカムを見て歯で指の爪をかみながら
「ちっ。彼女いんのかよ。妬ましい」
「安心しろ。彼女とかじゃないから。それでガルよ。俺はどうすればいい?」
「とりあえず私についてきてください。話しながら行きましょう。私のスキルについても話しますから」
俺はガルに連れられ、カムとアレク殿も後に続く。
「何から話しましょうか。まぁ今はとりあえず私らの拠点はギルドですね」
「ギルドが拠点?何故だ?あそこは冒険者がクエストを受けたり、冒険者が酒飲んだりとかそういう溜まり場だったろ?」
俺はガルに聞くとガルは
「前まではそうでしたね。ですが勇者のやつがスライムの魔王を倒したという報告をした後、何故か王はこう言ったんです。王国民はすべて勇者の言葉に従えと」
は?なぜオサムにそんなことができる?一度逃げたくせに王もなぜそんな勇者のかたを持つんだ?わからん。理解が全くできないな。
「それでまぁ無茶な命令ばかりするんですよね。まずはあなた、ザンサクは見つけ次第捕らえること。もしもザンサクを匿った場合は匿った者も同罪で牢に入れられるということ。これは知っていますよね?」
これについてはギルドマスターから聞いていたから俺とカムは知っていたがアレク殿は「は?」と驚いていた
よろしくお願いします!




