アルムスの機械の手
地面に叩きつけられ、「ごふっ」と血を吐きながらもなんとか立ち上がるギルドマスター。
大丈夫なのか?本当に?俺も加勢した方が
「ザンサク、手は出すな。安心、しろ。私はまだ、負けてはいない」
ギルドマスターは立ち上がった後、アルムスに頭を下げる。
「何おっさん頭を下げてるの?もしかして降伏?それともうちの部下にでもして欲しいのかしら?きゃはは!まじウケる!」
「お前の部下ね。そんなもんにはなりたくはないな。ギャルみたいな口調のやつはタイプじゃないしお前みたいな女もタイプじゃない。まぁようはお前を全否定だな」
「へぇ。おっさん。よほど死にたいらしいね。いいわ。そんなに死にたいなら殺してあげるわ。うちめっちゃくちゃ優しいから。一撃で終わらせてあげる」
アルムスの燃えている腕の先端に炎が集中していき、片腕の方に炎のでかい球がつくられる。人を1人丸ごと燃やせるくらいの大きさの玉だ。あんなものくらえばギルドマスターでもおそらくひとたまりもない!
「くらいなよ!ファイア・ビックバンボール!」
ギルドマスターに向けてでかい炎の球が放たれる。
「危ない!避けろ!ギルドマスター!」
俺はギルドマスターに言うとギルドマスターは「安心しろ」といい。
「今から私のスキルを見せてやろう。スキル発動!」
ギルドマスターがスキルを使うと先程アルムスによって砕けたはずのナイフがもとどおりになりさらにもと通りにしたナイフでアルムスのはなった魔法、炎のでかい球を縦に両断する。
「ば、ばかな!さっきのと威力はかなり違うはず!あんなナイフでうちの魔法が!」
「私のスキル、強化生成は破壊された武器を作りなおし、さらに強度や魔法耐性を上げることができる。持っている武器を破壊されないと使えないのが難点だけどね」
ギルドマスターは自分のスキルについて説明する。
「そんなザコスキル如きにうちの魔法が負けるわけないじゃん!今のは弱い魔法をすこーし。ほんのすこーしだけ威力を強めた魔法なだけだから!次はまじで殺しに行くしー!」
「のうがきはいいからはよやれやギャル女」
ぶちっ!とわかりやすいくらいにアルムスの怒り具合が顔に出ていた。
「まじでデリカシーのないおっさんね。まじで燃やしてあげる」
片腕を炎で燃やし尽くし、アルムスはギルドマスターに突っ込む。
「ファイア・パンチ!」
アルムスの攻撃をまたギルドマスターはナイフで受け止める。
「ギャル女。お前仮にも魔法使いだろ?そんなバカなことばかり」
「バカはあんたよ!」
アルムスはギルドマスターに言うともう片方の手でギルドマスターに触れた後
「くらいなさい!アイス・ハンド!」
アルムスがふれたギルドマスターの片腕はこおりはじめていった。




