敗北のザンサク
「ふっ。まぁいいさ。俺は俺のしたいことをするだけさ!」
オサムは自動追尾型魔法剣と斬りあう。自動追尾型魔法剣もまけじとオサムと何度もきりあいう。
すごい。こいつ根は腐ってでもやっぱり勇者なんだな。自動追尾型魔法剣とやりあえてるのはオサムがはじめてだ。
「はっは!なんだこの剣は!バステアよりも弱いではないか!そらそらそらそら!」
オサムは自動追尾型魔法剣を俺の方におしかえす。
「オサム!お前こんな無駄なことしなくても普通に強いじゃないか!なんで俺の手柄を横取りなんてくだらないことをするんだ?」
「くだらないだと?大事なことだよ。俺は楽をするためならこんなこといくらでもしてやるさ。スライムの王を倒すよりお前らを倒す方が全然楽だからな。弱っている奴を倒す時ほど快楽なもんはないよふ、ふふ、ふふふ!ははは!はっはっは!」
オサムは俺に魔法剣を押し返した後俺を斬り伏せる。
「かっは」
俺は今度は避けるのが間に合わず致命傷とも言えるようなダメージを受ける。
「ようやく当たったか。それじゃその場でゆっくりくたばりな。スライムの王の手柄をもらう分野垂れ死ぬくらいの時間はくれてやるよ」
オサムは剣をしまいこんだ後、俺に言うと大きなダメージを負った俺を必死に呼びかけるカムにオサムは言う。
「女、そいつの荷物持ちの頼みだから生かしておいてやるよ。メムス!そっちは終わったか!」
「もちろんです。たった今終わりました」
メムスと呼ばれている女は俺の倒れているすぐそばにアレク殿の体を投げつける。
アレク殿を地面に投げつけた後オサムとメムスと呼ばれた女は俺たちの前からさっていく。
「ア、アレ、ク、殿」
「す、すまないで、やす。へた、こいちゃいやした。すまねぇ、ザンサクの、旦那」
「大丈夫、だ。生きてりゃ、なんとか、なるさ」
俺は地面に倒れ身体中がボコボコにされ血まみれのアレク殿はに言う。
こ、れは、やばい。俺よりも、殴られまくった、あざが、多い、し、肌も、すごい、真っ赤に、膨れあがって、やがる。はやく、ポーションを、飲ませねぇと、やばい
意識がもうろうとするなか俺はカムに
「カム、俺よりもアレク、殿を、優先に、ポーションを、飲ませて、やって、くれ」
「何言ってるんですか!2人とも私が守りますし、治療もします!だから今は休んでください!」
「す、まない。カム、しばらく、たのむ、ぞ」
俺はそれだけカムにいい、アレク殿をみるとアレク殿は重傷なせいか先に気絶しており、俺も後をおうかのようにそのまま気絶してしまった。




