表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者パーティーから追放された荷物持ちの冒険者  作者: 紫 ヤタガラス
2章 魔族襲撃編
46/199

VSスライムの魔王? 2

 「は!下等な人間2人で我になにができる!我はザンサクの相手さえできればよい。その他2人は死にたくなければ下がっていろ」


 スライムの魔王はゆっくりカムとアレク殿の後ろにいる俺に向かって歩いてくる。


「歩きながらとかあっしら相当なめられてるでやすよカム」


「そうですね。なら私達が強いってことをスライムの魔王に証明すればいいだけのことです!」


 カムはスライムの魔王に接近し、斬りかかる。


「そりゃあ!」


「貴様!無礼だぞ!」


 カムの攻撃に驚いたのかスライムの魔王はカムの攻撃を避けた後に後方に下がる。


「貴様。なぜ我の体を自在に動く我の核の場所が的確にわかった?」


「教えると思いますか?」


 カムはスライムの魔王に斬りかかりスライムの魔王は防戦一方になる。


「く!核を何度ずらしても的確に狙いおって!我を誰と心得る!貴様のような人間種などに敗北するわけにはいかんのだよ!」


「私だって負けるわけにはいかないんだよ!」


 スライムの魔王はスキルを使った体の液体を飛ばすがカムはそれを避けながらもスライムの魔王に必死にくらいつく。


「こうなれば面倒だ!貴様の体ごと我が包んで全身溶かして骨にしてくれるわ!」


 スライムの魔王は人間体から巨大なスライムに形を変え、カムに襲いかかる。


「死ねぃ!」


「死ぬのはあんたでやすよ」


 スライムの魔王の背後にスキル、忍び足を使ったアレク殿が背後からスライムの魔王の体を斬る。


「なんの!我は核さえ狙われなければこの体、いくらでも傷つけられても平気よ!」


 スライムの魔王は背後を気にせずにカムの体をのみこもうとする。


「カム!下がれ!あれをくらえば死ぬぞ!」


「はい!なんとか逃げきります!」


 カムは俺にいうとスライムの魔王は


「くっくっく。逃げられるはずがないだろう。この巨大なスライムの我が肉体は敵を逃さないくらいの大きさであるからな!なんなら貴様ら3人まとめて殺してやるよ!」


 くそ!いくら溶けるのに対抗できる防具を装備していても全身のみこまれちゃ意味がねぇ。こうなれば一か八か。


「くらえ!拘束の鎖!」


 俺はカムが逃げる時間を稼ぐため、そしてアレク殿のいる背後を意識させないために鎖を投げつける。


「そんな鎖!聞かぬわ!我が溶かせぬものなどただ一つの武器のみ!自動追尾型と呼ばれる武器のみよ!」


「自動追尾型の武器は貴様でも溶かせないのか?」


「そうだ。あれは古よりある武器であるからな。我のスキルでも溶かせない。まぁ貴様らが持っているとはおもえんがな!死ねぃ!」


 俺は背中のリュックからあるものを取り出しスライムの魔王に投げた。尚、拘束の鎖はスライムの魔王にとりこまれて溶かされた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ